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介護しやすい部屋づくり|動線と物の置き場所

11 時間前
読了時間: 11分

夜中に何度も起き上がる。家具のすき間に入って出られなくなる。フローリングで足が滑って、立ち上がるのに時間がかかる。


そんな毎日のなかで「部屋をどうにかしたい」と考えて、この記事にたどり着いた方が多いのではないでしょうか。


ここでは、工事も買い替えもせずに、今日から物の置き場所だけで変えられることからお伝えします。


この記事でわかること

  • 介護しやすい部屋は「片づける」より「動線をそろえる」と楽になる理由

  • 寝床・水・トイレ・出入口、4つの場所の置き方の考え方

  • 滑る・つまずく・はさまるを減らす、床と家具の見直しかた

  • 飼い主さん自身が動きやすくなる、介護用品の置き場所の工夫

  • 賃貸・マンション・坂の多い土地など、住まいの条件別の考え方


部屋づくりは「片づける」より「動線をそろえる」

老犬の部屋づくりと聞くと、まず「危ないものをどける」「広くする」と考えがちです。ただ、広くしすぎると足腰が弱ってきた犬は壁や家具を支えにできず、かえって不安定になることがあります。


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寝床から水・トイレ・出入口までを短い直線でそろえた配置の例。

寝床から水・トイレ・出入口までを短い直線でそろえた配置の例。


大切なのは広さよりも、犬が一日のうちに通る道筋(動線)が短くまとまっているかという視点です。


具体的には、次の4つの距離を短くそろえていきます。


  • 寝床から水飲み場まで

  • 寝床からトイレまで

  • 寝床から家族がいる場所まで

  • 寝床から玄関(通院のときの出口)まで


この4つが部屋のあちこちに散らばっていると、犬は何度も長い距離を歩くことになります。逆に一か所にまとめすぎると、寝床が汚れやすくなります。


「歩いて数歩、でも寝床には触れない」くらいの距離感を目安に、家具の位置を少しずつ動かしてみてください。


まず見直したい4つの場所

場所

見直しのポイント

寝床

家族の気配が感じられる場所に。壁を背にして片側は開けておくと、立ち上がりやすいことがあります

水飲み場

寝たまま顔を向けられる高さと位置。器が動くとあきらめてしまうことがあるため、滑り止めの上に置く

トイレ

寝床からまっすぐ数歩の位置。曲がり角や段差をはさまない

出入口までの道

キャリーやカートを置ける幅を空けておく。抱き上げて出る動きも想定する


寝床は「部屋の真ん中」でなくてよい

音や人の出入りが多い場所は落ち着きませんが、家族から見えない個室だと、異変に気づくのが遅れます。リビングの壁際など、生活音は届くけれど通り道ではない場所を探すのが現実的です。


三方を囲うと安心する犬もいますが、囲いが高すぎると自力で出られず、もがいて体力を使ってしまうこともあります。囲いは低く、一方向は必ず開けておく——ではなく、開けておくという考え方で見直すと扱いやすくなります。


トイレまでの道に「曲がり」を作らない

足腰が弱ってくると、方向転換は前進よりずっと負担になります。寝床からトイレまでが直線かどうか、床に座って犬の高さから眺めてみてください。


床と段差で起きていることを、ケース別に見る

滑りによるもの

フローリングで後ろ足が開いてしまう、立ち上がりに何度も失敗する——という変化が見られることがあります。カーペットやマットを敷くのが基本ですが、ここで見落とされやすい点があります。


犬は「床材の境目」で足を止めたり、つまずいたりすることがあります。 マットを何枚も並べると、その継ぎ目のわずかな段差が引っかかりになります。


  • マットは大きめの一枚、または隙間なく敷き詰める

  • 端が浮きやすいものは、めくれ防止テープで留める

  • 洗い替えを用意して、同じ厚みのものにそろえる


段差によるもの

数センチの段差でも、後ろ足が上がりにくくなった犬にはつまずきの原因になります。スロープを置くのが一般的ですが、角度がきついスロープは、かえって怖がって使わないことがあります。


長さが取れない場所では、スロープより「段差の前で抱き上げる」と決めてしまうほうが、お互いに楽な場合もあります。


はさまり・入り込みによるもの

ソファの下、家具のすき間、冷蔵庫の横。狭い場所に入り込んで出られなくなるのは、認知症にともなって見られることがある変化のひとつです。


  • 家具の下は、クッションや収納ケースでふさぐ

  • 家具の「脚」は角より危険。脚の周りにクッション材を巻く

  • 入ってほしくない場所は、押しても倒れない物でふさぐ


こうした行動が急に増えた、ぐるぐる歩き続ける、鳴き続けるといった変化があるときは、痛みや体調が背景にあることもあります。判断に迷うときは、かかりつけの獣医師にご相談ください。


物の置き場所は「飼い主さんの動線」から決める

ここが、意外とどこにも書かれていない部分です。部屋づくりの記事は犬の動線の話が中心ですが、介護が長くなるほど飼い主さん自身が動く回数のほうが圧倒的に多くなります。


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座る位置から片手一回で届く範囲に、よく使う物をまとめた置き方。

座る位置から片手一回で届く範囲に、よく使う物をまとめた置き方。


まず決めていただきたいのは、「自分がいつも座る位置」です。そこから手を伸ばして届く範囲に、よく使う物を集めます。


よく使う物

置き方の工夫

ペットシーツ・おむつ

袋のまま床に置くより、フタなしのカゴに立てて入れる

ウェットティッシュ・タオル

片手で1枚取れる状態にしておく

掃除用具・消臭剤

犬のそばに一式。取りに行く距離をゼロにする

投薬・記録メモ

同じ場所に固定し、時間を書き込めるようにする

ゴミ袋

フタを開ける動作をなくす。取り替えやすい位置に


コツは、どの動作も「フタを開ける」「立ち上がる」を挟まず、片手一回で終わるようにすることです。一日十数回の動作から一手間ずつ減ると、体の負担がかなり変わってきます。


洗濯物の「乾かす場所」も動線に入れる

介護が始まると、タオルや敷物の洗濯量が一気に増えます。ところが干す場所を決めていないと、部屋が洗濯物で埋まり、犬の通り道が狭くなっていきます。


  • 敷物は洗い替えを複数枚そろえ、乾く前に次を敷ける状態にする

  • 干す場所は、犬の動線と交わらない一角に固定する

  • 冬場や梅雨時は、乾きにくさも見込んで枚数を増やす


住まいの条件で、できることは変わります

北九州市は坂道の多い土地で、門司区や小倉北区のように、玄関までに階段がある住まいや、生活空間が2階にあるお宅も少なくありません。抱き上げて外に出るまでの「家の中の最後の数メートル」が、通院のたびに一番大変な部分になることがあります。


そこで、玄関までの道を「荷物置き場」にしないことが、地味ですが効きます。ベビーカーやカート、季節物の箱を通路に置いていると、犬を抱えたときに横向きに通れなくなります。


住まいのタイプ

考え方の例

戸建て(2階に生活空間)

日中の居場所を1階にまとめ、上下移動の回数を減らす

集合住宅

廊下や玄関前の共用部に物を出さず、室内で完結する置き方にする

賃貸

貼る・留める方法を中心に。原状回復や設備変更の扱いは契約内容によって異なるため、管理会社にご確認ください


工事や住み替えを考える前に、まずは物の位置と敷物で試してみてください。それだけで通り道が変わることは、少なくありません。


音・においと、ご近所のこと

夜鳴きやにおいが気になって、部屋づくり以上に神経を使っている方もいらっしゃいます。


  • 寝床を窓や玄関ドアから少し離すと、音の抜け方が変わることがあります

  • 吸音のために、カーテンを厚手にする、壁際に本棚や布製品を置く

  • においは「片づける前に空気を動かす」。換気の経路を一本決めておく

  • 排泄物はためずに密閉して捨てられる小さなゴミ箱を近くに置く


ご近所に事情をひと言お伝えしておくと、気持ちの上で楽になる方もいます。伝える・伝えないはご家庭の判断で構いません。ご自身を責める必要はまったくありません。


整えきれないとき、ご自宅でできるお手伝い

部屋を整えるところまでは分かっていても、抱えて動かす体力が残っていない、仕事の合間では手が回らない——という状況も起こります。ここまでお読みになって、「頭では分かるのに動けない」と感じた方もいらっしゃると思います。


合同会社しっぽは、北九州市内で高齢犬・シニア犬・療養犬のケアにご自宅までうかがう訪問型のペットシッターです。施設にお預かりする形ではないため、住み慣れた部屋のまま、移動の負担をかけずにケアを受けていただけます。


ご家庭の間取りは一軒ずつ違います。だからこそ、すべてのサービスで無料カウンセリングを行い、お住まいの様子と愛犬の状態を見ながら、オーダーメイドでケアの形を決めています。


サービス

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料金

高齢犬・シニア犬 訪問介護・介助

食事・排泄・歩行などの介助をご自宅で

1時間 5,500円〜12,000円

療養犬・ターミナルケア 訪問介護

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1時間 6,500円〜15,000円

レスパイトケア

介護するご家族が休むための時間をつくる

1時間 6,000円〜15,000円

病院帯同サービス

通院に付き添い、普段の様子や記録を獣医師に伝える

1回 10,000円〜15,000円

エンゼルケア(お花代含む)

お別れのあとのお世話

25,000円〜50,000円

グリーフケア

ご家族の気持ちのご相談(オンライン可)

1時間 3,500円〜


対応エリアは北九州市内全域(門司区・小倉北区・小倉南区・若松区・八幡東区・八幡西区・戸畑区)です。24時間対応・要予約で、原則として当日のお申し込みは承っておりませんが、緊急性が高いと判断した場合は可能なかぎり対応いたします。詳しくはお問い合わせください。


よくあるご質問

家が狭く、大きな介護スペースを作れません。それでも大丈夫でしょうか。

広さよりも、寝床・水・トイレ・出入口の位置関係が整っているかどうかのほうが影響が大きいと考えています。畳一枚ほどのスペースでも、通り道をまっすぐにするだけで動きやすくなることがあります。


賃貸なので床の工事ができません。滑り対策はどうすればよいですか。

敷くタイプのマットやカーペット、めくれ防止テープなど、貼らずに置ける方法から試す形が現実的です。設備の変更や原状回復の扱いは契約内容によって異なりますので、管理会社や大家さんにご確認ください。


家の中を人に見られるのが不安で、訪問をお願いするか迷っています。

その気持ちを話される方は少なくありません。私たちは部屋の状態を評価するためにうかがうのではなく、愛犬とご家族の毎日を支えるためにうかがいます。まずは無料カウンセリングで、気になることをそのままお話しください。


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介護、頑張りすぎていませんか? 1分でできるチェック


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ひとりじゃないよ。頑張らなくていいよ。


まずは、しっぽに声を届けてください。

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