花火や雷を怖がるようになったら|音に敏感になった老犬
夏の夜、遠くで花火の音がした瞬間に、愛犬が立ち上がって震えはじめた。若い頃は平気だったのに、今年は隠れて出てこない。そんな変化に戸惑っている方は少なくありません。
年をとってから音を怖がるようになるのには、いくつか理由があります。ここでは、その理由と、今夜から家でできる支度をお伝えします。
この記事でわかること
老犬が急に花火や雷を怖がるようになる、いくつかの理由
怖がり方の段階と、動物病院へご連絡いただきたいサイン
音が鳴る前・鳴っている最中にご自宅でできる工夫
聞こえにくくなったはずの子が、かえって怖がることがある理由
北九州の住環境で気をつけておきたいことと、飼い主さんの休み方
老犬が急に音を怖がるようになる理由
「性格が変わってしまった」と感じる飼い主さんもいらっしゃいますが、背景には体の変化があることが多いと言われています。
聞こえ方の変化によるもの
加齢による聴力の変化は、一般に高い音から先に感じにくくなると言われています。すると、低く響く雷のゴロゴロ音や、花火の破裂音の「ドン」という低い成分だけが残って届くことがあります。
これはあまり語られないことですが、「耳が遠くなったのに、なぜか雷だけは怖がる」という状態は珍しいものではありません。呼びかけが届かない一方で、体に響く音や振動は感じ取っているためです。
認知機能の変化によるもの
年齢を重ねると、音の正体を結びつけて理解することが難しくなる場合があります。「花火の音だ」と処理できないまま、正体不明の大きな音として届いてしまう状態です。
夜間に落ち着かない、ぐるぐる歩く
方向感覚があいまいで、隅に入り込んで出られない
慣れた家の中でも不安そうに鳴く
こうした様子が音とは関係ない日にも見られるようなら、一度かかりつけの獣医師にご相談ください。
痛みや体の不調によるもの
関節や背中に痛みがあると、驚いて跳ね起きた瞬間に痛みが走り、「大きな音=痛い」という結びつきができてしまうことがあります。足腰が弱っている子ほど、逃げられない不安も重なります。
不安・分離不安によるもの
視力や聴力が落ちてくると、飼い主さんの気配が唯一の手がかりになります。音が怖いのではなく、「怖いときに近くにいてもらえないこと」が不安の中心になっている場合もあります。
怖がり方には段階があります
同じ「怖がる」でも、様子によって対応が変わります。目安として整理します。
様子 | 状態の目安 | 考えられる対応 |
耳を伏せる、飼い主のそばに来る | 軽い不安 | 静かに同じ空間で過ごす |
震える、隠れる、よだれが出る | 強い不安 | 隠れ場所を安全に整える |
走り回る、扉や窓に体をぶつける | パニック | けが防止を優先。落ち着いたら受診相談 |
呼吸が速く戻らない、ふらつく、意識がぼんやりする、けいれん | 急を要する状態 | すぐに動物病院へご連絡ください |
老犬の場合、パニック自体が体に大きな負担となることがあります。呼吸の乱れが続く、倒れる、いつもと様子が明らかに違う——そうしたときは、家で様子を見るより先に、かかりつけ、あるいは対応可能な動物病院へご連絡ください。
音が鳴る前にできる支度
花火は日程がわかることが多く、雷も天気の傾向で見当がつきます。怖がってからではなく、鳴る前に環境を整えておくほうが、老犬の負担は軽くなりやすいです。
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音が鳴る前に整えておく、隠れ場所とけが防止の支度の例です。
準備すること | 具体的に |
隠れ場所 | いつも使う場所に毛布やベッドを。狭くて暗いほうが落ち着く子もいます |
けが防止 | 隠れ先に段差や角がないか確認。滑る床にはマットを |
音のやわらげ | カーテンを閉める、雨戸・窓を閉める、低めの音量で普段の生活音を流す |
トイレ | 音が始まる前に済ませておく。粗相を責めない準備も |
脱走防止 | 玄関・ベランダの戸締まり。首輪と迷子札の確認 |
音をやわらげるときは、高い音の音楽よりも、扇風機や空気清浄機のような低く続く音のほうが、低音をまぎらわせやすいとされています。テレビの音量を上げるだけでは、かえって刺激が増える子もいますので、その子の反応を見ながら調整してください。
雷の場合、予報より先に犬が気づくことがあります。落ち着きがなくなる、水を飲む回数が増える、飼い主の足元から離れない——そうしたそぶりが、その子なりの「予報」になることもあります。
音が鳴っている最中にできること
してあげられることは、思っているより静かなことばかりです。
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抱き上げるより、体の横に手を添えて静かに寄り添う関わり方です。
隠れたがるなら、隠れさせる。引きずり出さない
そばに座り、いつもと同じ声のトーンで短く話しかける
抱き上げるより、体の横に手を添える程度から
足腰が弱い子は、立ち上がろうとしたときに転ばないよう支える
慰めることで「怖がりが強くなる」と心配しなくて大丈夫です。寄り添うことは悪いことではありません
反対に、控えたほうがよいこともあります。
大きな声で叱る、無理に音のする方へ連れて行って慣れさせようとする
音のする時間帯に、外へ散歩に出る
落ち着かないからと、車に乗せて移動する(老犬には移動そのものが負担になることがあります)
不安が毎回強く出る子については、体質や持病に合わせた対処を獣医師と相談しておく方法もあります。市販のものを自己判断で与えるのは避け、かかりつけにご確認ください。
北九州で暮らす老犬のために
北九州市は海沿いで花火が上がる季節があり、音が水面や山にあたって響きやすい地形です。門司や小倉、八幡には坂の多い住宅地があり、集合住宅も少なくありません。
海沿い・川沿いのお宅は、破裂音が届きやすいことがあります
集合住宅では、鳴き声や壁を掻く音が響くことを気にして、飼い主さんが二重に疲れてしまいがちです
坂道の多い地域では、パニックのあとに散歩へ出るのも負担になります。その日は無理をしない選択もあります
防災という点では、雷雨や台風で避難が必要になる場面も考えられます。ペットの受け入れ可否や条件は場所ごとに異なりますので、お住まいの区の案内を平時にご確認ください。あわせて、かかりつけの動物病院が夜間・休日にどう対応しているかも、あらかじめ聞いておくと安心です。
飼い主さんが一人で抱えないために
音を怖がる夜が続くと、眠れない日が重なります。付き添う側の疲れは、なかなか人に言いづらいものです。
私たち合同会社しっぽは、北九州市内全域でご自宅にうかがう訪問型のケアを行っています。施設にお預けする方法と違い、住み慣れた部屋のまま、移動の負担をかけずに過ごせるのが訪問の形です。花火や雷の夜にひとりにしたくない、でも外せない用事がある——そうした時間を埋める使い方もできます。
サービス | 内容 | 料金 |
高齢犬・シニア犬 訪問介護・介助 | 食事・排泄・歩行などの介助をご自宅で | 1時間 5,500円〜12,000円 |
レスパイトケア | 介護する飼い主さんが休むための時間をつくる | 1時間 6,000円〜15,000円 |
病院帯同サービス | 通院に付き添い、普段の様子や記録を獣医師に伝える | 1回 10,000円〜15,000円 |
グリーフケア | ご家族の気持ちのご相談(オンライン可) | 1時間 3,500円〜 |
料金は犬のサイズやご状況によって幅があります。すべてのサービスで、事前に無料カウンセリングをお受けいただいています。24時間対応・要予約で、原則として当日のお申し込みは承っていませんが、緊急性が高いと判断した場合は可能な限り対応しています。詳しくはお問い合わせください。
よくあるご質問
若い頃は平気だったのに、急に怖がるようになりました。認知症でしょうか。
聞こえ方の変化、痛み、不安など、理由はいくつか考えられ、認知機能の変化もその一つです。音のない日の様子(夜間の落ち着きのなさ、同じ場所を回るなど)もあわせて、かかりつけの獣医師にご相談いただくと判断の材料になります。
怖がっているとき、抱っこして慰めてもよいのでしょうか。
そばにいることで不安が強まると心配される方もいらっしゃいますが、寄り添うこと自体を控える必要はありません。ただし足腰が弱い子は抱き上げ方で痛みが出ることもありますので、まずは体の横に手を添える形から試してみてください。
花火の夜だけ、家を空けなければなりません。留守番させて大丈夫でしょうか。
パニックによるけがや脱走が心配な場面では、ご自宅で見守る人がいる状態が安心につながることがあります。しっぽの訪問介護やレスパイトケアで、その時間だけ付き添うという方法もありますので、日程が決まっている場合は早めにご相談ください。
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ひとりで抱えなくて大丈夫です
「まだ相談するほどのことじゃないかもしれない」
「こんなことで連絡していいのかな」
そう思って、連絡をためらう方は少なくありません。
でも、こんな段階でのご相談も承っています。
夜中に何度も起きてしまい、自分の睡眠が足りていない
通院の付き添いが、体力的につらくなってきた
このまま自宅で看てあげられるのか、自信がない
何を相談すればいいのかも、まだ分からない
合同会社しっぽは、北九州市内でシニア犬・老犬・療養中のわんちゃんの訪問ケアを行っています。
ご自宅にうかがうかたちなので、住み慣れた場所のまま、移動の負担をかけずにお世話ができます。
いきなりご契約ではありません
ご依頼の前に、まず無料のカウンセリングを行います。
いまの様子とご家族のご希望をうかがったうえで、その子に合ったケアをご提案します。
「話を聞いてみるだけ」で構いません。
ご相談いただけること | 内容 |
訪問介護・介助 | 食事・排泄・歩行などの介助を、ご自宅で |
訪問ホスピス・ターミナルケア | 療養中・看取り期の穏やかな時間を支えます |
レスパイトケア | 介護するご家族が休むための時間をつくります |
病院帯同 | 通院に付き添い、普段の様子を獣医師にお伝えします |
エンゼルケア/グリーフケア | お別れのあとのお世話と、ご家族のお気持ちのご相談 |
ご相談・ご予約
📞 093-982-0919(ご予約受付 8:00〜21:00)
💬 [LINEで相談する](https://line.me/R/ti/p/%40055sflba)
※「夜鳴きがひどくて…」の一言からで大丈夫です
✉️ [お問い合わせフォームはこちら](https://www.shippo21.com/)
※外出が多いため、メールでのお問い合わせをおすすめしております
対応エリア:北九州市内全域(門司区・小倉北区・小倉南区・若松区・八幡東区・八幡西区・戸畑区)
24時間対応・要予約 ※原則として当日のお申し込みは承っておりませんが、緊急性が高いと判断した場合は可能な限り対応しております
動物取扱業登録済(第16014号)/愛玩動物救命士・愛玩動物看護師・愛玩動物介護士が対応します
ひとりじゃないよ。頑張らなくていいよ。
まずは、しっぽに声を届けてください。





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