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若松区で、自宅での看取りを考えている方へ|静かに整えておけること

19 時間前
読了時間: 9分

この記事でわかること

  • 在宅での看取りを考えるとき、前もって静かに整えておけること

  • 寝床・室温・排泄まわりなど、住まいの中で先に用意できるもの

  • 家族のあいだで決めておくと迷いが減る連絡の段取り

  • かかりつけ・夜間救急・火葬先など、調べておくと慌てずにすむ連絡先

  • 判断に迷ったときに、どこへ相談すればよいか

犬が年をとり、療養の時間が長くなってくると、「最期は家で」と考えるご家族は少なくありません。若松区は、戸建てとマンションが混在し、坂や階段のあるお宅も多い地域です。住まいのかたちによって、整えておけることは少しずつ変わります。


この記事では、在宅での看取りを考えるときに「前もって静かにしておけること」だけを淡々と書きます。医療的な判断や、安楽死の是非については触れません。体の変化や処置について迷われたときは、かかりつけの動物病院にご相談ください。

「決める」の前に、「整える」ができる

看取りの話になると、どうしても「決断」のことばかりが頭に浮かびます。けれど実際にご家族が消耗するのは、決断そのものよりも、その前後にある細かな段取りのほうです。


  • 夜中に様子が変わったとき、だれに連絡するのか

  • 寝床の下が濡れたとき、すぐ替えられるものが手元にあるか

  • 仕事中に家族から連絡が来たとき、だれが帰れるのか

  • その日が来たあと、どこに連絡すればよいのか


これらは、落ち着いている今のうちに、ひとつずつ静かに整えておけることです。整えてあるぶんだけ、そばにいる時間に集中できます。

住まいの中で、先に用意できること

寝床の場所

寝床は、「静かさ」と「見える」のバランスで考えます。完全に別室にすると様子がわからず、何度も見に行くことになります。かといって人の動線の真ん中では休めません。


リビングの隅、壁際、家具で片側を囲えるような場所。床から立ち上がる冷気が気になる場合は、一段上げておく。そうした調整は、体調が落ち着いているうちのほうがやりやすいものです。


また、若松区の住宅は二階建ても多く、寝室が二階というお宅があります。この場合、介助が必要になってから階段の上り下りを毎回行うのは、人にも犬にも負担になります。早めに「生活の中心を一階に寄せる」ことを考えておくと、あとが楽になります。


場所

向いている点

気をつけたい点

リビングの隅・壁際

家族の気配があり、様子が見える

人の動線にかからない位置を選ぶ

寝室(同じ部屋)

夜間に気づきやすい

日中ひとりになりやすい

玄関・廊下

人の出入りがわかる

温度差が出やすく、落ち着きにくい

二階

静かで落ち着く

階段の移動が負担になりやすい


床面と、寝たきりへの備え

体位を自分で変えにくくなると、同じ場所に体重がかかり続けます。床が硬すぎても、柔らかすぎて沈み込んでも負担になります。厚みのあるマットの上に、洗い替えのきくタオルやシーツを重ねておくと、汚れたとき上の層だけ替えられます。


洗い替えは「足りるかな」と思う量より少し多めに。夜中に替えたあと、乾くのを待つ余裕はありません。


室温と湿度

若松区は響灘に面していて、冬場は風が強く体感温度が下がります。夏は逆に、閉め切った室内に熱がこもります。寝たきりに近い状態だと、犬は自分で涼しい場所・暖かい場所へ移動できません。


寝床の高さに温湿度計を置いておくと、「人が立っているときの感覚」と「床に近い場所の実際」のずれがわかります。暖房器具を使う場合は、動けない体が直接触れない距離を保ってください。ヒーターやカイロの直接接触は控えてください。


排泄とにおいの後始末

ここが、在宅の看取りでいちばん体力を使う部分です。けれど、道具を先に揃えておくだけで負担はかなり変わります。


用意しておくもの

役割

防水シート・ペットシーツ(多め)

寝床の下層に敷いておく

洗い替えのタオル・古布

上層だけ交換できるようにする

使い捨て手袋

夜中の処理を手早く

ふた付きのゴミ箱・防臭袋

においを室内にためない

ウェットタオル・ぬるま湯用の洗面器

体を拭く

替えの容器、ストロー・スポイト類

水分のとりかた補助


においは、ご家族の消耗に直結します。防臭袋とふた付きゴミ箱を寝床の近くに置き、「立ち上がらずに処理が完結する」配置にしておくと、夜が少し楽になります。


夜の明かり

真っ暗だと様子が見えず、明るすぎると休めません。寝床の手元を弱く照らす小さな明かりをひとつ置いておくと、夜中に確認するたび照明を点けなくてすみます。これはご家族の睡眠を守るための工夫でもあります。

だれも教えてくれない、「家族の連絡体制」をいちばん先に決めておく

寝床や道具の話はよく語られます。けれど、実際にご家族が後悔しやすいのは、連絡の段取りを決めていなかったことです。


変化が起きるのは、たいてい都合の悪い時間帯です。仕事中、通勤中、夜中、だれかが外出している最中。そのとき、連絡が一人に集中し、その一人が判断も運転も処理もすべて抱えることになります。


だから、落ち着いている今のうちに、紙に一枚書いておきます。


決めておくこと

書いておく内容の例

第一連絡者

変化があったとき、まずだれに伝えるか

連絡の順番

一斉に送るのか、一人ずつ回すのか

「すぐ帰る」の基準

どういう状態なら職場を出るのか

車を出せる人

運転できる人と、その日の所在

留守番の役割

残る人が何をするか(連絡/付き添い/他のペットの世話)

遠方の家族

いつ、どの段階で知らせるか


とくに大切なのが、「すぐ帰る」の基準をあらかじめ言葉にしておくことです。これがないと、連絡を受けた人は毎回「帰るべきか」で揺れ、連絡した人は「大げさだったかも」と気を遣います。事前に「こうなったら連絡して、こうなったら帰る」と決めてあるだけで、その迷いが消えます。


そしてもうひとつ。この紙を、冷蔵庫など家族全員が見える場所に貼っておくこと。スマホのメモに入れておくと、肝心なときに本人がいなかったり、充電が切れていたりします。紙のほうが強いです。


一緒に、次の連絡先も同じ紙に書き添えておきます。


  • かかりつけの動物病院の電話番号と、診療時間

  • 夜間・休日に対応している病院の電話番号と、受付方法

  • 自宅からそこまでの経路(夜でも迷わないか)


若松区から病院へ向かう場合、時間帯によってはトンネルや橋の混み具合が変わります。実際に一度、そのルートを通っておくと、当日の不安がひとつ減ります。

病院との関係を、看取りの前に整えておく

在宅で看取りたいという気持ちがあっても、体の状態について判断できるのは獣医師です。


  • 今の状態で、家で過ごすことについてどう考えるか

  • 夜間に変化があった場合、どこに連絡するのがよいか

  • 通院の負担と、家で過ごす負担のバランスをどう見るか


こうしたことは、落ち着いているときに一度、かかりつけの先生に相談しておくと安心です。そのときに「家で看たいと思っている」という意向を伝えておくと、その前提で話を進めてもらいやすくなります。


状態が変わったとき、迷ったときは、そのつどかかりつけの動物病院にご相談ください。自己判断で様子を見続けるより、電話一本の確認のほうが、結果としてご家族の気持ちも軽くなります。

火葬先の目星を、先につけておく

これは、多くの方が「縁起でもない」と後回しにされる項目です。けれど、実際にその日が来てから探しはじめると、気持ちが落ち着かないまま電話をかけることになります。


先に調べておくだけで、何も申し込まなくて構いません。確認しておくとよいのは、次のような点です。


確認しておく項目

見ておきたいこと

形式

個別/合同など、どんな形があるか

立ち会い

家族が立ち会えるか、何人まで可能か

場所

施設に行くのか、自宅まで来てもらう形か

受付時間

夜間や早朝の連絡に応じてもらえるか

お骨の扱い

返してもらうか、どのような形になるか

費用の考え方

体格や形式で変わるか


電話番号を、さきほどの家族連絡の紙に一行足しておく。それだけで十分です。

当日までに、自宅でしておけるもう少し細かいこと

  • 水の置き場所を、寝たまま届く位置に。 顔を上げるのがつらくなってきたら、浅い器に替える、口元まで運ぶなど、形を変えていきます。

  • 爪と足裏の毛。 床で滑ると、立とうとするたびに体力を使います。滑りにくいマットを動線に敷いておくのも有効です。

  • 体を拭く道具をひとまとめに。 かごひとつにまとめておくと、必要なときに探さずにすみます。

  • 写真と動画。 弱ってからではなく、今のうちに。鼻先、肉球、寝息。あとで見返すのは、そういうものです。

  • 他のペット・小さなお子さんの過ごし方。 寝床に近づきすぎないよう、ゆるく区切る方法を考えておきます。

  • ご家族自身の食事と睡眠。 付き添いが続くと、まず削られるのがここです。交代で休む時間を、あらかじめ組んでおいてください。

付き添うご家族が、ひとりで抱えないために

在宅での看取りは、やさしい選択であると同時に、体力のいる選択です。夜中に何度も起き、仕事に行き、また夜を越える。そうした日が続くと、気づかないうちにご家族のほうが限界に近づきます。


「自分が休んだら、そのあいだに何かあるかもしれない」——その気持ちはよくわかります。けれど、休まずに付き添い続けた結果、いちばん大事な時間に体力が残っていないことがあります。


短い時間でも、だれかに代わってもらう。買い物に出る。ひと眠りする。それは放棄ではなく、最後まで付き添うための準備です。

ご家庭で受けられるケアという選択肢

合同会社しっぽは、北九州市小倉北区を拠点に、老犬・シニア犬・療養中のペットのための訪問型アニマルケアを行っています。対応エリアは北九州市内全域で、若松区も含まれます。


施設は持たず、ご自宅にうかがう形です。お預かりやペットホテルは行っておらず(免許は返上済みです)、医療行為も行いません。できるのは、住み慣れた家で過ごす時間を、そばで支えることです。


お手伝いできること


内容

概要

訪問介護・介助

ご自宅での日常のケア補助

訪問ホスピス・ターミナルケア

療養中・看取りの時期の付き添いとケア補助

レスパイトケア

ご家族が休息をとるあいだの付き添い

病院帯同

通院に同行します

エンゼルケア

お別れのあとのお体のお世話

グリーフケア

ペットロスのご相談(オンラインでも承ります)


担当するのは、愛玩動物救命士・愛玩動物看護師・愛玩動物介護士のいずれかの資格を持つ者です。動物取扱業の登録(保管・第16014号)を受けています。


ご連絡は24時間お受けしています(要予約)。原則として当日のお申し込みはお受けしていませんが、緊急性が高いと判断した場合は、可能なかぎり対応します。


ご相談・カウンセリングは無料です。 「何を準備すればいいかわからない」「家で看たいけれど自信がない」という段階でも構いません。話すだけで整理がつくこともあります。


サービスをご利用いただく場合の代金は先払い(入金確認後にサービスの準備に入ります)となります。内容やご費用の詳細は、ご家庭の状況によって変わりますので、詳しくはお問い合わせください。

介護、頑張りすぎていませんか? 1分でできるチェック

今日、何かを決める必要はありません。寝床の場所を見直す。紙を一枚、冷蔵庫に貼る。番号をひとつ控えておく。


そのくらいのことから、静かに始めていただければと思います。そして体の変化で迷われたときは、どうかかかりつけの動物病院にご相談ください。

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