老犬が同じ場所をぐるぐる歩く|認知症のサインと向き合い方
- 1 日前
- 読了時間: 8分
夜中に愛犬が部屋の隅で同じ場所をぐるぐる回っている、壁に頭を押し当てたまま動かない、家具の隙間に入り込んで出られなくなる――そんな様子に気づいて、検索でこのページにたどり着いた方も多いのではないでしょうか。「うちの子は認知症なのか」「これからどうなっていくのか」という不安と、「もっと早く気づいてあげられたら」という罪悪感を同時に抱えている飼い主さんは少なくありません。
この記事では、老犬に見られる「ぐるぐる歩く」「徘徊」といった行動が何を示している可能性があるのか、家庭でできる工夫、そして自宅にいながら受けられるケアの選択肢について、静かに整理してお伝えします。
同じ場所を歩き続ける行動は、犬の認知機能が年齢とともにゆるやかに低下していく状態(犬の認知機能低下症候群(CCD)、いわゆる犬の認知症)のサインのひとつとして知られています。ただし、視力や聴力の衰え、関節の痛み、環境の変化への戸惑いなど、他の理由から似たような行動が出ることもあります。原因をご家庭だけで見極めるのは難しいため、気になる様子があれば、まずはかかりつけの獣医師にご相談いただくことをおすすめします。
こんな様子が見られたら
犬の認知機能の変化は、徘徊以外にもさまざまな形で現れることがあります。以下は一般的に知られている行動の変化の例です。当てはまるからといって必ず認知症とは限りませんが、記録しておくと診察の際に役立ちます。
見られることがある変化 | 具体的な様子の例 |
同じ場所を歩き続ける | 部屋の隅や家具の周りをぐるぐる回る |
目的なくウロウロする | 特に意味なく家の中を歩き回る |
昼夜が逆転する | 夜中に起きて鳴く、日中は寝てばかりいる |
家族への反応が変わる | 名前を呼んでも反応が薄くなる、逆に不安そうに後追いする |
覚えていたはずの場所で迷う | トイレの場所や自分の寝床がわからなくなる |
隅や隙間から出られなくなる | 家具の間に入り込み、後ずさりできない |
これらの変化は少しずつ進むことが多く、「昨日まで大丈夫だったのに急に」と感じても、実際にはゆるやかな経過をたどっていることが多いようです。
徘徊が見られる時期の目安
行動の現れ方には個体差があり、進み方も一頭ごとに異なります。あくまで一般的に語られる目安として、参考程度にご覧ください。
段階の目安 | 見られやすい様子 |
初期 | 呼びかけへの反応がやや鈍くなる、寝ている時間が増える |
中期 | 同じ場所を歩く、夜間に鳴く、トイレの失敗が増える |
後期 | 家族の認識が曖昧になる、食欲や飲水量に変化が出ることがある |
進行の速さやどの段階にいるかの判断は、ご家庭だけで行うのではなく、かかりつけの獣医師と相談しながら見極めていくことが望ましいと考えられます。
ご家庭でできる工夫
徘徊そのものをなくすことは難しくても、犬が安心して過ごせるように環境を整えることはできます。
家具の角にクッション材をつける:ぶつかってケガをするのを防ぐ
隙間をふさぐ:入り込んで出られなくなる場所をあらかじめなくしておく
生活リズムを一定に保つ:食事や散歩の時間をできるだけ揃える
昼間に軽い活動を取り入れる:日中に体を動かすことで、夜間の睡眠につながりやすくなると言われています
声をかけながら誘導する:無理に抱き上げるのではなく、優しく声をかけて方向を変える
これらはあくまで「一般的に取り入れられている工夫」であり、犬の体調や住環境によって合う・合わないがあります。無理のない範囲で、少しずつ試していただければと思います。
夜間の対応が家族の負担になっていませんか
徘徊や夜鳴きは、飼い主さんの睡眠や生活リズムにも大きく影響します。「毎晩起きて様子を見に行く」「日中も気が休まらない」という状態が続くと、飼い主さん自身の心身の負担も重なっていきます。これは決して珍しいことではなく、ケアに真剣に向き合っているからこそ生じる疲れです。
ご自宅で受けられるケアという選択肢
老犬の介護というと「施設に預ける」という方法を思い浮かべる方もいらっしゃいますが、住み慣れた環境から離れることが、かえって犬の不安や混乱を強めてしまう場合もあります。特に認知機能が低下している犬にとって、慣れた匂いや音、家具の配置がある空間は、大きな安心材料になっていることが少なくありません。
もうひとつの方法として、ご自宅にケアの担い手にうかがってもらうという選択肢があります。合同会社しっぽでは、老犬・シニア犬・療養中のペットに特化した訪問型のケアを、北九州市内全域(門司区・小倉北区・小倉南区・若松区・八幡東区・八幡西区・戸畑区)でご提供しています。移動による犬への負担を減らしながら、住み慣れたご自宅でケアを受けられる点が大きな特徴です。
夜間の見守りや生活環境の整え方について不安がある場合も、抱え込まずに相談できる先があることは、飼い主さんの気持ちの支えにもなり得ます。予約制で24時間対応、受付は8:00〜21:00で承っています。詳しい内容やご利用の流れについては、お問い合わせください。
一人で抱え込まないために
愛犬の変化を目の当たりにすると、「もっと早く気づいていれば」「自分のケアが足りないのではないか」と自分を責めてしまう飼い主さんは少なくありません。ですが、認知機能の低下はゆるやかに進むものであり、誰かの落ち度で起きるものではありません。
大切なのは、変化に気づいた「今」から、犬にとって少しでも安心できる環境を整えていくことです。ご家庭での工夫と、必要に応じて専門的なケアを組み合わせることで、飼い主さんの負担を減らしながら、犬との時間を穏やかに過ごしていく方法を一緒に探っていくことができます。
よくあるご質問
質問:徘徊が始まったら、もう治らないのでしょうか
犬の認知機能の低下は、加齢に伴うゆるやかな変化として知られており、完全に元の状態に戻すことを目指すというよりは、症状の進み方や犬の負担をやわらげる工夫を重ねていく、という向き合い方が一般的です。行動の変化や体調については、かかりつけの獣医師に相談しながら対応を考えていくことをおすすめします。
質問:施設に預けるべきか、自宅でみるべきか迷っています
どちらが良いかは、犬の性格や体調、ご家族の生活状況によって異なります。施設にお預けする方法は、専門的な見守り体制がある一方で、環境の変化が犬にとって負担になる場合もあります。ご自宅にケアの担い手が訪問する方法は、住み慣れた環境を保ちながらケアを受けられる点が特徴です。合同会社しっぽでは訪問型のケアをご提供していますので、ご自宅での対応にご不安がある場合はお気軽にご相談ください。
質問:夜間の徘徊や鳴き声にどう対応すればいいですか
夜間の対応は飼い主さんの睡眠や体力に大きく影響します。安全のための環境調整(家具の角の保護や隙間をふさぐことなど)に加えて、昼間の活動量を増やして生活リズムを整える工夫が一般的に取り入れられています。負担が大きいと感じる場合は、一人で抱え込まず、訪問型のケアなど外部の手立てを取り入れることも検討していただければと思います。
ご利用された方のお声
夜鳴きに悩んだ日々に光が差しました
17歳の愛犬が認知症を発症しました。夜鳴きや徘徊で家族全員が疲れきってました。 老犬施設やデイケアなど話を聞きましたが、あまりしっくりこず、しっぽさんに連絡しました。 24時間対応なので23:00から5:00まで、どうしても家族が寝たい時にゆっくり寝る事ができました。
※しっぽ公式サイトに掲載しているお客様のお声から、一部を抜粋してご紹介しています。
<!-- shippo-related -->
あわせて読みたい
老犬の留守番はどこまで大丈夫?負担を減らす備え
レスパイトケアとは|介護するご家族が休むための時間をつくる
ひとりで抱えなくて大丈夫です
「まだ相談するほどのことじゃないかもしれない」
「こんなことで連絡していいのかな」
そう思って、連絡をためらう方は少なくありません。
でも、こんな段階でのご相談も承っています。
夜中に何度も起きてしまい、自分の睡眠が足りていない
通院の付き添いが、体力的につらくなってきた
このまま自宅で看てあげられるのか、自信がない
何を相談すればいいのかも、まだ分からない
合同会社しっぽは、北九州市内でシニア犬・老犬・療養中のわんちゃんの訪問ケアを行っています。
ご自宅にうかがうかたちなので、住み慣れた場所のまま、移動の負担をかけずにお世話ができます。
いきなりご契約ではありません
ご依頼の前に、まず無料のカウンセリングを行います。
いまの様子とご家族のご希望をうかがったうえで、その子に合ったケアをご提案します。
「話を聞いてみるだけ」で構いません。
ご相談いただけること | 内容 |
訪問介護・介助 | 食事・排泄・歩行などの介助を、ご自宅で |
訪問ホスピス・ターミナルケア | 療養中・看取り期の穏やかな時間を支えます |
レスパイトケア | 介護するご家族が休むための時間をつくります |
病院帯同 | 通院に付き添い、普段の様子を獣医師にお伝えします |
エンゼルケア/グリーフケア | お別れのあとのお世話と、ご家族のお気持ちのご相談 |
ご相談・ご予約
📞 093-982-0919(ご予約受付 8:00〜21:00)
💬 [LINEで相談する](https://line.me/R/ti/p/%40055sflba)
※「夜鳴きがひどくて…」の一言からで大丈夫です
✉️ [お問い合わせフォームはこちら](https://www.shippo21.com/)
※外出が多いため、メールでのお問い合わせをおすすめしております
対応エリア:北九州市内全域(門司区・小倉北区・小倉南区・若松区・八幡東区・八幡西区・戸畑区)
24時間対応・要予約 ※原則として当日のお申し込みは承っておりませんが、緊急性が高いと判断した場合は可能な限り対応しております
動物取扱業登録済(第16014号)/愛玩動物救命士・愛玩動物看護師・愛玩動物介護士が対応します
ひとりじゃないよ。頑張らなくていいよ。
まずは、しっぽに声を届けてください。





コメント