老犬が震えているとき|考えられる理由と見ておきたいこと
夜中にふと目を覚ますと、愛犬が小さく震えていた。
そんな場面に出会うと、胸がざわつきます。
寒いのか、どこか痛いのか、それとも何か大きな病気なのか。年齢を重ねた犬の震えは、理由がひとつとは限りません。
ここでは、ご家庭で見ておきたいことと、今日からできる手立てを、順番に整理してお伝えします。
この記事でわかること
老犬が震えるときに考えられる、代表的な理由の分け方
「寒さの震え」と「痛みの震え」を見分けるための観察ポイント
家庭で残しておくと診察室で役に立つ、記録と動画の撮り方
住まいのなかで今日から整えられること
早めにかかりつけの獣医師へ相談したい震えの様子
老犬の震えは、ひとつの原因とは限りません
若い頃は震えなかった犬が、年齢とともに小刻みに震えるようになることがあります。理由は体の内側にあることもあれば、気持ちや環境が関係していることもあります。
大切なのは、「震えている」という事実だけでなく、その前後に何があったかを見ることです。散歩の後なのか、眠りに入る前なのか、抱き上げたときなのか。
原因の見当をつけるのは獣医師の役割ですが、その材料を持っているのは、いちばん近くにいるご家族です。
原因別に見る、老犬の震えの理由
ここでは代表的なものを整理します。あくまで一般的な傾向で、当てはめて自己判断するためのものではありません。気になる様子があれば、かかりつけの獣医師にご相談ください。
寒さ・体温の低下によるもの
年齢を重ねると筋肉量が減り、体温を保つ力が落ちてくることがあります。若い頃は平気だった室温でも、冷えを感じるようになる子がいます。
北九州は真冬でも雪が積もる日は多くありませんが、朝晩の冷え込みや、海風の当たる地域の冬の底冷えは、老犬の体にはこたえます。フローリングの床は特に体温を奪いやすい場所です。
体を丸めて小さくなっている
暖かい場所へ移動すると落ち着く
耳の先や足先が冷たい
痛みによるもの
関節や背中に痛みがあるとき、じっと耐えるように震えることがあります。老犬の場合、悲鳴を上げるより「静かに震える」という形で出ることも少なくありません。
抱き上げたとき、特定の体勢のときに震える
立ち上がりや段差でためらう
触られるのを嫌がる場所がある
筋力の低下・姿勢の保持によるもの
後ろ足の筋肉が落ちてくると、立っているだけで足がぷるぷると震えることがあります。歩き始めや、排泄で踏ん張るときに目立つのが特徴です。
坂道の多い地域では、これまで通りの散歩コースが少しずつ負担になっていることもあります。
不安・緊張によるもの
目や耳が遠くなると、周囲の情報が急に減ります。近づく気配がわからず、驚いて震えることがあります。
雷や花火、工事の音、来客なども引き金になります。震えが「人が離れたとき」に強くなる場合は、体よりも気持ちの側にヒントがあることがあります。
認知機能の変化によるもの
夜間に落ち着かなくなる、同じ場所をぐるぐる歩く、といった変化とあわせて震えが見られることがあります。夕方から夜にかけて強くなる傾向を感じるご家庭もあります。
病気や体調の変化によるもの
内臓の不調、貧血、血糖の変化、神経の異常など、体の内側の問題が震えとして表れることもあります。中毒や薬の影響が関係する場合もあります。
この領域は家庭で判断できるものではありません。普段と明らかに違う震え方をしているときは、時間を置かずにかかりつけの獣医師へご相談ください。
震えを見分けるための、家庭での観察ポイント
同じ「震え」でも、出るタイミングや部位で見えてくるものが変わります。次の表を目安に、当てはまるところをメモしてみてください。
見るところ | 具体的に確認したいこと |
いつ | 起床時/散歩後/食後/夜間/来客時 |
どこが | 全身/後ろ足だけ/口元・あご/背中 |
どんなとき | 立っているとき/寝ているとき/触ったとき |
おさまり方 | 暖めると止む/抱くと止む/止まらない |
他の変化 | 食欲・排泄・呼吸・歩き方・ふらつき |
「暖めると落ち着く」「抱いていると止まる」といった"何をしたら変わったか"は、原因を絞り込むうえで手がかりになります。
だれも教えてくれない、診察室で効く「記録」のつくり方
動物病院に着くと、緊張で震えが止まってしまう。あるいは逆に、緊張で震えていて普段の様子が伝わらない。診察室ではよくあることです。
そこで役に立つのが、家で撮った10〜20秒の動画です。言葉で説明するより、はるかに多くの情報が伝わります。
動画を撮るときの小さなコツ
全身が入るように、少し離れて撮る(アップだけにしない)
床の素材がわかるように撮る(滑る床かどうかは重要な情報です)
撮る前に「◯月◯日 朝7時 起きてすぐ」と声を入れておく
止まったところまで撮る(何をしたら止まったかが伝わります)
歩く様子も別に撮っておく
紙のメモは「時刻と回数」だけで十分
細かく書こうとすると続きません。カレンダーの余白に、震えた時刻と長さを書き込むだけでも、1週間分たまれば傾向が見えてきます。
日付 | 時刻 | 長さ | そのとき何をしていたか |
例:4/2 | 6:30 | 2分 | 起きて立ち上がった直後 |
例:4/2 | 21:00 | 5分 | 消灯後、ひとりになったとき |
この記録は、飼い主さん自身の不安を整理するのにも役立ちます。 「ずっと震えている気がする」と感じていたものが、実は特定の時間帯に集中していた、と気づくことがあります。
今日から整えられる、住まいと過ごし方
原因が何であれ、体に負担の少ない環境を整えることは、家庭でできる手立てです。
寝床を床から少し上げる、または厚手のマットを敷く
湯たんぽやペット用ヒーターを使うときは、低温やけどを避けるため布で包み、犬が自分で離れられる配置にする
滑る床にマットやカーペットを敷き、踏ん張れる足場をつくる
段差の上り下りを減らす(スロープや、抱き上げての移動)
家族の気配が感じられる場所に寝床を置く
坂道や階段の多い地域では、散歩の距離より「平らな道を選ぶ」ことのほうが体への負担を減らせることがあります。玄関の段差が上れなくなってきた、という段階でも、抱き方や補助の工夫でしばらく歩ける子もいます。
早めに相談したい震えの様子
判断に迷ったときの目安として、次のような様子が見られる場合は、時間を置かずにかかりつけの獣医師へご相談ください。
様子 | 目安 |
震えが止まらず、意識がぼんやりしている | 急いで相談 |
けいれんのように体が突っ張る | 急いで相談 |
呼吸が速い・苦しそう | 急いで相談 |
嘔吐や下痢をともなう | 早めに相談 |
拾い食いや誤食の心当たりがある | 急いで相談 |
数日続いているが食欲はある | 記録を持って受診 |
夜間や休診日にあたる場合もあります。かかりつけの動物病院の診療時間と、夜間対応してくれる病院の連絡先を、あらかじめ冷蔵庫などに貼っておくと、いざというときに慌てずにすみます。
見守る時間が長くなってきたら
震えが続くと、飼い主さんは夜も気が休まりません。抱いていれば落ち着く子の場合、腕の中で朝を迎える日が続くこともあります。
そうした日々が重なると、心配する気持ちよりも先に、体のほうが限界を迎えてしまうことがあります。愛犬を支えるためには、支える人が休める時間も要ります。
合同会社しっぽは、北九州市内全域(門司区・小倉北区・小倉南区・若松区・八幡東区・八幡西区・戸畑区)を対象に、ご自宅にうかがう訪問型のケアを行っています。施設にお預けする方法と、ご自宅に来てもらう方法のどちらにも良さがありますが、住み慣れた家から動かずに済むことは、移動が負担になってきた老犬にとってひとつの選択肢になります。
通院の付き添いや、震えの記録を獣医師に伝えるお手伝い、飼い主さんが眠るための時間をつくるレスパイトケアなど、ご家庭の状況に合わせたオーダーメイドのケアをご相談いただけます。
サービス | 料金の目安 |
高齢犬・シニア犬 訪問介護・介助 | 1時間 5,500円〜12,000円 |
療養犬・ターミナルケア 訪問介護 | 1時間 6,500円〜15,000円 |
レスパイトケア | 1時間 6,000円〜15,000円 |
病院帯同サービス | 1回 10,000円〜15,000円 |
エンゼルケア(お花代含む) | 25,000円〜50,000円 |
グリーフケア(オンライン可) | 1時間 3,500円〜 |
料金は犬のサイズやケアの内容によって幅があります。すべてのサービスで、事前に無料カウンセリングを行っています。詳しくはお問い合わせください。
よくあるご質問
震えているとき、抱っこして温めてもよいですか
体が冷えている場合は、暖かい場所へ移動したり、包んであげたりすることで落ち着くことがあります。ただし痛みが原因のときは、抱き方によって負担がかかることもあるため、嫌がる様子があれば無理に抱えず、様子を記録してかかりつけの獣医師にご相談ください。
夜だけ震えるのですが、受診したほうがよいでしょうか
夜間に強くなる震えは、冷えや不安、認知機能の変化などが関係していることがあります。時刻と長さを数日分メモして、動画があれば持参したうえで、一度診てもらうと相談がしやすくなります。
訪問のケアは、その日のうちにお願いできますか
24時間対応で、ご予約制です。原則として当日のお申し込みはお受けしていませんが、緊急性が高いと判断した場合は、可能な範囲で対応いたします。まずはご状況をお聞かせください。
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ひとりで抱えなくて大丈夫です
「まだ相談するほどのことじゃないかもしれない」
「こんなことで連絡していいのかな」
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でも、こんな段階でのご相談も承っています。
夜中に何度も起きてしまい、自分の睡眠が足りていない
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何を相談すればいいのかも、まだ分からない
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ご自宅にうかがうかたちなので、住み慣れた場所のまま、移動の負担をかけずにお世話ができます。
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「話を聞いてみるだけ」で構いません。
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ご相談・ご予約
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💬 [LINEで相談する](https://line.me/R/ti/p/%40055sflba)
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