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老犬の見守りカメラの使い方|留守中の様子を把握する工夫と限界

9 時間前
読了時間: 11分

仕事に出るとき、玄関で振り返る回数が増えた気がする。


そんな声を、シニア犬と暮らすご家庭からよくうかがいます。若い頃は平気だった留守番が、年を重ねるにつれて心配の種に変わっていく。見守りカメラは、その不安を少しだけ軽くしてくれる道具です。


ただ、カメラにできることと、できないことがあります。この記事では、老犬ならではの使い方の工夫と、カメラでは届かない部分をどう補うかを整理しました。


この記事でわかること

  • 老犬の留守番で、実際に起きやすい変化とその見つけ方

  • 見守りカメラで「見えること」と「見えないこと」の線引き

  • 老犬の状態別(徘徊・ふらつき・排泄など)に変わるカメラの置き場所

  • 撮った映像を、かかりつけの獣医師との会話に活かす方法

  • カメラだけでは補いきれない部分を、どう埋めていくか


老犬の留守番で、心配になることは何か

シニア期に入った犬の留守番で、飼い主さんが気にされることには、いくつかの共通点があります。


  • 立ち上がれずに同じ場所で長時間過ごしていないか

  • 家具の隙間や壁際に入り込んで、抜け出せなくなっていないか

  • 水を飲めているか、水入れをひっくり返していないか

  • 吐いていないか、排泄で体が汚れていないか

  • エアコンが効いている場所に、自分で移動できているか


若い頃であれば「帰ったら何とかなっている」で済んだことが、足腰が弱ってくると自力で解決できなくなります。カメラを付ける目的は「かわいい姿を見ること」ではなく、「動けなくなっている時間に気づくこと」だと考えると、置き方も選び方も変わってきます。


北九州市は坂の途中に建つお宅や、階段のある戸建てが多い地域です。仕事帰りにすぐ引き返せる距離ではない、という方も少なくありません。だからこそ、留守中の状況を把握できる手段があるかどうかは、判断のスピードに関わってきます。


見守りカメラで見えること・見えないこと

まず、この線引きをはっきりさせておくと、過剰に安心もせず、過剰に不安にもならずに済みます。


見えやすいこと

見えにくい・わからないこと

寝ている場所と姿勢、体位を変えた回数

呼吸の浅さ、荒さの程度

歩いた/歩かなかったという事実

痛みがあって歩かないのか、眠いだけなのか

水入れに近づいたかどうか

実際に飲めた量

排泄の姿勢をとったかどうか

尿や便の色・量・においの変化

鳴いた回数、時間帯(音声対応の機種)

鳴いている理由

部屋全体の明るさ

犬が寝ている床の高さの温度


カメラは「事実」は記録できますが、「原因」は教えてくれません。 ここを混同すると、映像を見て一人で悩み続けることになります。


見えない部分は、帰宅後の体のチェックや、獣医師への相談で補うもの、と割り切っておくほうが気持ちが楽になります。


老犬の家で役に立つ機能、そうでもない機能

家電量販店の売り場では、防犯向けの機能が前面に出ていることが多いものです。老犬の見守りという視点では、優先順位が少し変わります。


機能

老犬の見守りでの優先度

理由

暗視(赤外線)撮影

高い

遮光した部屋で寝ていることが多いため

広角レンズ

高い

移動範囲が狭くても、画角から外れると意味がない

録画・さかのぼり再生

高い

「いつから動いていないか」を確認できる

温度表示

中〜高

床付近と表示場所の温度差に注意

動作検知の通知

寝たきりに近づくと通知が鳴らなくなる

双方向音声(呼びかけ)

状況による

後述します

自動追尾・首振り

低〜中

動く音が刺激になる子もいます


呼びかけ機能は、慎重に使いたい

スピーカーから飼い主さんの声が流れる機能は、便利な反面、目や耳が衰えてきた犬にとっては「声はするのに姿がない」という混乱のもとになることがあります


不安が強くなり、かえって鳴き続けてしまう場合もあります。使ってみて落ち着かない様子が見られたら、無理に続けずに音は切っておく、という選択もあります。


動作検知の通知には、落とし穴がある

動きを検知したら知らせてくれる設定は、若い犬には有効です。ただし、寝て過ごす時間が長くなった老犬では、「通知が来ない=平和」ではなく「動けていない」の可能性も出てきます


通知だけに頼らず、決まった時間に自分から映像を開いて確認する習慣のほうが、老犬には合っていることが多いです。


状態別・カメラの置き場所の工夫

同じ「老犬」でも、心配な点によって見るべき場所は違います。


徘徊や旋回が見られる子の場合

一定方向にぐるぐる歩く、壁づたいに進んで隅で止まってしまう、といった様子が見られることがあります。


  • 部屋のをすべて画角に入れられる位置に置く

  • サークルやベッドを俯瞰できる高さ(棚の上など)に設置する

  • 家具の隙間や扉の裏など、入り込むと出られない場所を事前に塞いでおく


はまり込んだまま長時間過ごすと、体力の消耗や体温の変化につながることがあります。原因の判断が必要な場面では、かかりつけの獣医師にご相談ください。


立ち上がりや歩行がふらつく子の場合

見たいのは「歩けたかどうか」より、立ち上がろうとした回数と、そのときの様子です。


  • 犬の体の側面が映る角度に置く(真上からだと踏ん張りが見えない)

  • 滑りやすいフローリングが映る範囲に入れておく

  • 水入れ・トイレへの動線を画角に含める


滑って立てないだけなのに、動けなくなったと見えることもあります。マットを敷いた前後で映像を比べると、床の影響がわかりやすくなります。


目や耳が弱くなってきた子の場合

視力や聴力が落ちると、留守中の行動範囲が狭くなる傾向があります。


  • 移動範囲を無理に広げず、ベッド・水・トイレを近くにまとめた一角をつくり、そこを重点的に映す

  • 首振り機能の作動音が気になる様子があれば、固定にする

  • 夜間に留守にする場合は、常夜灯の位置と映り方を確認しておく


排泄の失敗が増えてきた子の場合

トイレの位置を忘れる、間に合わない、といった変化が起きることがあります。


  • トイレとその周辺を、時刻表示が残る形で録画しておく

  • 何時ごろに排泄しているかを数日分メモする

  • 体が汚れたまま長時間過ごしていないかを確認する


排泄の回数や間隔の変化は、体調を知る手がかりになります。気になる変化が続く場合は、獣医師への相談材料として持っていくと話が早くなります。


だれも教えてくれない、映像の使い方

カメラを「異常を見つける道具」としてだけ使うと、何も起きない日は開いても意味がないように感じます。もう一つの使い方があります。


それは、「普段」を残しておくことです。


老犬の変化は、じわじわ進みます。毎日そばにいる家族ほど、その変化に気づきにくいものです。だからこそ、比較できる材料を残しておくと役に立ちます。


週に一度、同じ時間・同じ画角で30秒だけ保存する

やり方はとてもシンプルです。


  1. 曜日と時刻を決める(例:毎週日曜の14時)

  2. その時間帯の映像を30秒だけ保存する

  3. 保存名に日付を入れて、月ごとにまとめておく


3か月分並べると、寝返りの回数、立ち上がるまでの時間、歩幅の変化などが見えてきます。「なんとなく弱ってきた気がする」が、「先月は自分で立てていた」に変わります。


診察のときに、映像を持っていく

診察室では緊張して、いつもと違う様子を見せる犬は少なくありません。自宅でのふらつきや、立ち上がりの様子を映した短い動画は、獣医師にとって貴重な情報になり得ます。


長い映像より、10〜30秒程度に絞ったものを数本のほうが伝わりやすいです。撮影日時がわかる状態にしておくと、経過の説明もしやすくなります。


温度計を、画角の中に置いておく

エアコンの設定温度と、犬が寝ている床の温度は同じではありません。冷気は下にたまり、夏の日中は窓際の床が想像以上に熱を持ちます。


小さな温度計をベッドのそばに置き、カメラに映るようにしておくと、「その子が実際にいる場所の温度」を外から確認できます。


北九州市は海に近く、風の通りや日当たりが家によって大きく違う地域です。坂の上のお宅と、谷側のお宅では、同じ設定温度でも室内の体感が変わることがあります。


カメラでは補えない部分をどうするか

見守りカメラの最大の限界は、はっきりしています。映っていても、手を出せないことです。


  • 倒れているのを見つけても、帰宅までは動かせない

  • 水をこぼしていても、入れ直せない

  • 体が汚れていても、拭いてあげられない

  • 停電やWi-Fiの不調で、映像そのものが途切れることがある


台風や大雨で停電が起きたとき、カメラは真っ先に使えなくなります。これは装置の性能ではなく、仕組み上どうしようもない部分です。


さらに言えば、カメラを見続けること自体が、飼い主さんの負担になっていくことがあります。仕事中も画面が気になる、休憩のたびに確認してしまう。心配だからこそ、休めなくなる。


そういうとき、留守中の時間に「人の手」を一度入れるという方法があります。


ご自宅にうかがうという選択肢

このエリアでは、犬を施設にお預けする方法が一般的です。ただ、シニア期に入った犬にとって、移動と環境の変化は体力を使います。住み慣れた家のまま、ケアを受けられる訪問型という選択肢もあります。


合同会社しっぽは、北九州市内全域(門司区・小倉北区・小倉南区・若松区・八幡東区・八幡西区・戸畑区)を対象に、ご自宅にうかがう形でケアを行っています。留守番中の時間に立ち寄り、水の入れ替え、排泄の介助、体位の変換、室温の確認といったことをお手伝いできます。


カメラで様子を確認しつつ、その日の中で一度だけ人の手が入る。この組み合わせは、長い留守番の負担を分散させる方法のひとつです。


サービス

内容

料金(1時間あたり)

高齢犬・シニア犬 訪問介護・介助

食事・排泄・歩行などの介助をご自宅で

5,500円〜12,000円

療養犬・ターミナルケア 訪問介護

病気やケガ、手術後などの療養生活を支える

6,500円〜15,000円

レスパイトケア

介護するご家族が休むための時間をつくる

6,000円〜15,000円

病院帯同サービス

通院に付き添い、普段の様子や記録を獣医師に伝える

1回 10,000円〜15,000円

グリーフケア(オンライン可)

ご家族の気持ちのご相談

3,500円〜


料金は犬のサイズやケアの内容によって幅があります。すべてのサービスで、まず無料カウンセリングを行っています。24時間対応・要予約で、原則として当日のお申し込みはお受けできませんが、緊急性が高いと判断した場合は可能な範囲で対応しています。詳しくはお問い合わせください。


「ひとりじゃないよ。頑張らなくていいよ。」 カメラの画面を見つめながら一人で不安を抱える時間が、少しでも短くなればと思っています。


よくあるご質問

カメラは何台くらい必要ですか

過ごす部屋が一室にまとまっているなら、広角のものが1台あれば把握しやすくなります。ベッドとトイレが離れている場合や、部屋を移動する場合は、動線をカバーできるよう2台に分ける方法もあります。まずは1台で数日試して、映らない場所を確認してから増やすと無駄が少ないです。


撮った映像は、どのくらい残しておけばいいですか

日常の記録としては、週1回・30秒程度を数か月分残しておくと、変化の比較に役立ちます。気になる様子が映った日の分は、別に保存しておくと診察のときに使いやすくなります。すべてを保存しようとすると管理が続かないので、量は絞るほうが現実的です。


訪問中の様子を、カメラで見ていても大丈夫ですか

問題ありません。カメラが設置されているお部屋でも、そのままケアにうかがえます。事前のカウンセリングで、カメラの位置や見守りたい点をお伝えいただければ、その内容を踏まえて対応いたします。


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ご自宅にうかがうかたちなので、住み慣れた場所のまま、移動の負担をかけずにお世話ができます。


いきなりご契約ではありません

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ご相談いただけること

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通院に付き添い、普段の様子を獣医師にお伝えします

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ご相談・ご予約

📞 093-982-0919(ご予約受付 8:00〜21:00)


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  • 24時間対応・要予約 ※原則として当日のお申し込みは承っておりませんが、緊急性が高いと判断した場合は可能な限り対応しております

  • 動物取扱業登録済(第16014号)/愛玩動物救命士・愛玩動物看護師・愛玩動物介護士が対応します


ひとりじゃないよ。頑張らなくていいよ。


まずは、しっぽに声を届けてください。

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