ペットロスで仕事に行けないとき|気持ちの整え方と周囲への伝え方
愛犬を見送ったあと、朝、体が動かなくなることがあります。
着替えることも、玄関を出ることもできない。そんな自分を責めてしまう方は少なくありません。
この記事では、「仕事に行けない」と感じているときに、まず何をすればいいのかを整理してお伝えします。
この記事でわかること
ペットロスで仕事に行けなくなるとき、心と体に何が起きているのか
お別れの経緯(突然だった/長い介護のあとだった)による悲しみの現れ方の違い
今日から試せる、気持ちの整え方と生活の組み立て直し方
職場にどこまで、どう伝えればいいのか(伝え方の文例つき)
お別れのあとに待っている「手続き」という、意外と知られていない負担のこと
仕事に行けなくなるのは、あなたが弱いからではありません
家族を失ったあとに日常の動作ができなくなるのは、心が壊れたからではなく、心と体が強い衝撃から自分を守ろうとしている状態だと考えられています。
犬との暮らしは、朝起きる時間も、帰宅する時間も、休日の過ごし方も決めていました。その中心が急になくなると、生活のリズムそのものが立たなくなります。
「たかがペットで」と自分を責める言葉が浮かぶ方もいます。けれど、何年も毎日そばにいた相手を失ったのですから、日常が揺らぐのは自然なことです。
体に出やすい変化
朝、起き上がれない/寝ても疲れが取れない
食欲がない、または食べ過ぎてしまう
頭痛、めまい、胃の重さ
涙が突然出てくる
頭の働きに出やすい変化
集中が続かず、同じ書類を何度も読み返す
人の話が頭に入ってこない
簡単な判断ができない、決められない
これらは一時的に強く出て、時間とともに形を変えていくことが多いとされています。ただし、日常生活に支障が続く場合は、我慢せず医療機関にご相談ください。心療内科や精神科は、こうした状態の相談も受けています。
お別れの経緯によって、つらさの形は変わります
同じ「ペットロス」でも、何がつらいのかは人によって違います。ご自身がどこにいるのかを知るだけでも、少し息がしやすくなることがあります。
突然のお別れだった場合
心の準備ができないまま別れが来ると、現実感が持てないまま日々だけが進むという感覚になることがあります。
「まだどこかにいるような気がする」「玄関で足音を待ってしまう」という状態は、おかしなことではありません。時間の感覚が戻るまで、少し時間がかかる方もいます。
長い介護のあとだった場合
介護の期間が長かった方は、悲しみと同時に「終わった」という感覚が訪れ、その自分に罪悪感を持つことがあります。
また、夜中の見守りや数時間おきの介助で睡眠が削られていた場合、お別れのあとにまとめて疲れが出ることも少なくありません。これは気力の問題ではなく、蓄積した疲労が表に出てきた状態です。
自分の判断を悔やんでいる場合
「あのとき病院に連れて行っていれば」「別の選択をしていれば」という考えが頭から離れないことがあります。
これは後悔というより、どうにもならなかった出来事に理由をつけようとする心の働きでもあります。答えの出ない問いを一人で回し続けると消耗が進むため、誰かに声に出して話す場を持つことが助けになる場合があります。
今日から試せる、気持ちの整え方
大きな回復を目指さなくて構いません。今日一日をやり過ごすための小さな手立てを挙げます。
悲しみの「波」を記録する
悲しみは一日中同じ強さで続くわけではなく、波のように強くなったり弱くなったりします。
ノートでもスマートフォンのメモでも構いませんので、「いつ、どんなきっかけで、どのくらいつらかったか」を一行だけ残してみてください。数日分たまると、朝が特に重い、夕方の散歩の時間帯がつらい、といった傾向が見えてきます。
傾向が分かると、「この時間を越えれば少し楽になる」と予測できるようになり、身構えやすくなります。
朝の負担を、前の夜に減らしておく
朝に判断することが多いほど、家を出るハードルは上がります。
着ていく服を前夜に出しておく
朝食は決めない(食べられるものを一つだけ置いておく)
通勤ルートを一時的に変える
三つ目は特に見落とされがちです。北九州市内は坂の多い地域もあり、毎日の散歩コースが通勤路と重なっている方もいます。しばらくの間だけ道を変えるのは、逃げではなく対処です。
泣く時間を先に決めてしまう
「泣かないようにする」より、「ここで泣く」と決めるほうが楽な場合があります。
帰宅後の15分、入浴中など、時間と場所を決めておくと、日中に涙がこみ上げたときに「あとで泣こう」と先送りしやすくなります。
状況 | 試せること |
朝、起き上がれない | 起きる目標を下げる(座るだけ、カーテンを開けるだけ) |
食事が喉を通らない | 固形より飲み物から。数口でも構わないと考える |
夜眠れない | 眠ることを目標にせず、横になって休むことを目標にする |
犬の物を片付けられない | 無理に片付けない。急ぐ必要はありません |
職場への伝え方 ― だれも教えてくれない実務のこと
多くの方が悩むのが「休む理由をどう言うか」です。ここは知っておくと、気持ちがかなり軽くなります。
理由は、全部を話さなくて構いません
有給休暇を取る際、取得理由を詳しく説明する義務はありません。「私用のため」で通ることがほとんどです。
「ペットが亡くなったので」と伝えたときの相手の反応が怖い、という方もいます。無理に話す必要はなく、話したい相手にだけ話すという選び方があります。
伝え方のパターン
どう伝えるか | 向いている場面 | 文例 |
理由を言わない | 職場の理解が読めないとき | 「私用のため、〇日お休みをいただきたいです」 |
体調不良として伝える | 実際に眠れていない・食べられないとき | 「体調が優れず、〇日休ませてください」 |
事実を伝える | 話せる上司・同僚がいるとき | 「家族同然に暮らしていた犬を亡くしました。少し時間をいただきたいです」 |
就業規則を一度だけ確認してみる
勤務先によっては、ペットとのお別れに使える休暇制度が設けられている場合があります。名称は勤務先ごとに異なります。
制度がなくても、有給休暇や時間単位の休暇、在宅勤務への一時的な切り替えが使えることがあります。自分で調べる気力がないときは、人事や総務に一言尋ねるだけでも構いません。
復帰した日の自分を助ける準備
休んだあとに一番きついのは、戻った初日です。
休む前に、引き継ぎメモを一枚だけ残しておく
復帰初日は、重い判断が必要な予定を入れない
一人になれる場所(階段の踊り場、車の中など)を先に決めておく
「途中で抜けられる逃げ道がある」と分かっているだけで、出社のハードルは下がることがあります。
お別れのあとに待つ「手続き」という負担
これはあまり語られませんが、見送った直後こそ、事務的な用事が重なります。
火葬や埋葬の手配
犬の登録(鑑札)に関する届出
ペット保険の解約手続き
動物病院への連絡
犬を飼っていた方には、飼い主として行う届出が定められています。手続きの窓口や必要なものは自治体ごとに異なりますので、お住まいの区の担当窓口にご確認ください。北九州市内であれば、各区の担当課で案内を受けられます。
一番つらい時期に、一番事務的なことをしなければならない。これがきっかけで気力を使い果たしてしまう方もいます。期限に余裕があるものは後回しにし、ご家族や周囲の方に代わってもらえるものは頼んでよいとお考えください。
ひとりで抱えないための選択肢
悲しみは時間が解決するとよく言われますが、その時間をひとりで過ごすのはとても消耗します。
話す相手は、身近な人でなくても構いません。むしろ、日常でつながっていない相手のほうが、遠慮なく話せるという方もいます。
わたしたち合同会社しっぽは、北九州市内全域(門司区・小倉北区・小倉南区・若松区・八幡東区・八幡西区・戸畑区)で、高齢犬・療養犬のご自宅での介護と、お別れのあとのご家族のサポートを行っています。
グリーフケア(ペットロスサポート)では、ご家族のお気持ちのご相談をお受けしています。ご自宅にうかがう形のほか、オンラインでのご相談も可能です。外に出る気力がわかない日でも、家にいたまま話せます。
サービス | 内容 | 料金 |
グリーフケア(ペットロスサポート) | ご家族の気持ちのご相談。オンライン可 | 1時間 3,500円〜 |
エンゼルケア(お花代含む) | お別れのあとのお世話 | 25,000円〜50,000円 |
すべてのサービスで、ご依頼の前に無料カウンセリングを行っています。まずは話を聞いてほしい、という段階でも構いません。理念は「ひとりじゃないよ。頑張らなくていいよ。しっぽに声を届けて。」です。
よくあるご質問
仕事を休むほどではない気がして、相談していいのか迷います
つらさの大きさで線を引く必要はありません。「休むほどではない」と感じている段階でも、お話を聞かせていただけます。どうぞ気になった時点でお声がけください。
家族に話すと心配をかけそうで、誰にも言えていません
ご家族に気を遣って、ひとりで抱える方は少なくありません。家の外の相手だから話せることもありますので、そうした場としてご利用いただく方法もあります。オンラインでのご相談も承っています。
犬を見送ってから時間が経っていますが、今さら相談してもいいですか
時間の経過にかかわらずご相談いただけます。何年か経ってから、ふとした瞬間につらさが戻ってくることもあります。期間で区切らずにお話しください。
<!-- shippo-related -->
あわせて読みたい
ペットロスの受け止め方が家族で違うとき|すれ違いをほぐす考え方
愛犬を見送ったあと、次の子を迎えるか迷うとき
愛犬を自宅で看取るために|準備しておきたいこと
北九州市でレスパイトケアを受ける|介護するご家族が休むために
小倉北区で老犬の夜鳴きに困ったら|夜間の訪問ケアという選択肢
ペットシッターとアニマルケアは何が違う?お願いする前に知っておきたいこと
ひとりで抱えなくて大丈夫です
「まだ相談するほどのことじゃないかもしれない」
「こんなことで連絡していいのかな」
そう思って、連絡をためらう方は少なくありません。
でも、こんな段階でのご相談も承っています。
夜中に何度も起きてしまい、自分の睡眠が足りていない
通院の付き添いが、体力的につらくなってきた
このまま自宅で看てあげられるのか、自信がない
何を相談すればいいのかも、まだ分からない
合同会社しっぽは、北九州市内でシニア犬・老犬・療養中のわんちゃんの訪問ケアを行っています。
ご自宅にうかがうかたちなので、住み慣れた場所のまま、移動の負担をかけずにお世話ができます。
いきなりご契約ではありません
ご依頼の前に、まず無料のカウンセリングを行います。
いまの様子とご家族のご希望をうかがったうえで、その子に合ったケアをご提案します。
「話を聞いてみるだけ」で構いません。
ご相談いただけること | 内容 |
訪問介護・介助 | 食事・排泄・歩行などの介助を、ご自宅で |
訪問ホスピス・ターミナルケア | 療養中・看取り期の穏やかな時間を支えます |
レスパイトケア | 介護するご家族が休むための時間をつくります |
病院帯同 | 通院に付き添い、普段の様子を獣医師にお伝えします |
エンゼルケア/グリーフケア | お別れのあとのお世話と、ご家族のお気持ちのご相談 |
ご相談・ご予約
📞 093-982-0919(ご予約受付 8:00〜21:00)
💬 [LINEで相談する](https://line.me/R/ti/p/%40055sflba)
※「夜鳴きがひどくて…」の一言からで大丈夫です
✉️ [お問い合わせフォームはこちら](https://www.shippo21.com/)
※外出が多いため、メールでのお問い合わせをおすすめしております
対応エリア:北九州市内全域(門司区・小倉北区・小倉南区・若松区・八幡東区・八幡西区・戸畑区)
24時間対応・要予約 ※原則として当日のお申し込みは承っておりませんが、緊急性が高いと判断した場合は可能な限り対応しております
動物取扱業登録済(第16014号)/愛玩動物救命士・愛玩動物看護師・愛玩動物介護士が対応します
ひとりじゃないよ。頑張らなくていいよ。
まずは、しっぽに声を届けてください。




コメント