寝たきりになった老犬の介護|床ずれ・体位変換・排泄のケア
愛犬が自分で立ち上がれなくなったとき、多くの飼い主さんが戸惑いと同時に「これからどうケアすればいいのか」という不安を抱えます。寝たきりの介護は、体位変換・床ずれの予防・排泄のケアなど、これまでとは違う手間と気遣いが必要になります。この記事では、寝たきりになった老犬のご自宅でのケアの基本と、専門家に相談すべきタイミングについてお伝えします。
寝たきりになると、どんな変化が起こるか

老犬が自力で歩けなくなると、体にはさまざまな変化が現れます。まずは代表的な変化と、日常でできる対応の目安を整理します。
変化 | 日常での対応の目安 |
自力で寝返りが打てなくなる | 数時間おきの体位変換 |
皮膚に赤みや擦れが出やすくなる | クッション性のある寝床、こまめな観察 |
排泄を知らせられなくなる | 排泄パッドの活用、こまめな交換 |
食欲や飲水量が変わる | 少量ずつ様子を見ながら与える |
呼吸や体温に変化が出る | かかりつけの獣医師にご相談ください |
こうした変化は一度にすべて現れるわけではなく、少しずつ進むことも、比較的急に見られることもあります。「昨日までできていたことができなくなった」と感じても、それは老犬の体に自然に起こりうる変化のひとつです。ご自身を責める必要はありません。
体位変換の基本
寝たきりの状態が続くと、同じ部位に体重がかかり続けることで血流が悪くなり、皮膚や組織にダメージが生じやすくなります。これを防ぐために行うのが体位変換(寝返りの介助)です。
数時間おきを目安に、左右・仰向けなど姿勢を変える
骨が出っ張っている部分(肩・腰・肘など)に負担が集中していないか確認する
体位を変えるときは、犬の体を急に引っ張らず、支えながらゆっくり動かす
変換のたびに皮膚の状態を軽く目で見て、触って確認する習慣をつける
体格や体調によって適切な間隔や姿勢は異なります。持病がある場合や痛みを伴う様子が見られる場合は、かかりつけの獣医師に相談しながら進める方法があります。
床ずれ(褥瘡)のケア
床ずれは、同じ姿勢が続くことで皮膚や皮下組織に負担がかかり、赤みや傷になった状態を指します。一度できてしまうと治りにくいこともあるため、予防が中心になります。
予防のためにできること
体圧を分散できる低反発クッションやジェルマットを使う
体位変換をこまめに行う
皮膚が湿った状態が続かないよう、こまめに拭く・乾かす
骨が出っ張った部分にタオルやクッションを当てて保護する
赤みや傷ができてしまったら
皮膚に赤みや傷が見られた場合、自己判断で薬を塗ったり処置をしたりせず、かかりつけの獣医師にご相談ください。悪化を防ぐためには早めの確認が助けになります。
排泄のケア
寝たきりになると、排泄を自分で知らせることが難しくなったり、粗相が増えたりします。これは老犬にとっても飼い主さんにとっても負担の大きい部分です。
吸水性の高いパッドやおむつを活用し、こまめに交換する
お尻や陰部まわりを清潔に保ち、蒸れやただれを防ぐ
排泄の記録(回数・時間帯・様子)をつけておくと、獣医師への相談時に役立つ
皮膚に赤みやただれが見られたら、かかりつけの獣医師にご相談ください
排泄のケアは回数が多く、飼い主さんの生活リズムにも影響します。ひとりで抱え込まず、外部の手を借りる選択肢があることも知っておいていただきたい点です。
ご自宅でのケアと、外部の手を借りる方法
寝たきりの介護は、体位変換・床ずれ予防・排泄ケアが日常的に積み重なるため、飼い主さんの体力的・精神的な負担も小さくありません。介護の方法には大きく分けて二つの選択肢があります。
方法 | 特徴 |
施設にお預けする方法 | 移動や環境の変化が伴う。専門的なケアを受けやすい |
ご自宅に来てもらう方法 | 住み慣れた環境のまま、移動の負担をかけずにケアを受けられる |
老犬にとって、環境の変化そのものが負担になることがあります。特に寝たきりの状態では、移動や慣れない場所での滞在がストレスにつながる場合も考えられます。合同会社しっぽでは、北九州市内(門司区・小倉北区・小倉南区・若松区・八幡東区・八幡西区・戸畑区)のご自宅にうかがい、体位変換や床ずれの予防、排泄のケアといった日々のお世話をサポートしています。ご自宅で過ごしながらケアを受けられることは、老犬にとっても、そばで見守るご家族にとっても、ひとつの安心につながる方法だと考えています。
介護をするご家族自身のケアについて
寝たきりの介護は、数日で終わるものではなく、日々続いていくものです。飼い主さんが睡眠不足になったり、外出しづらくなったりすることも少なくありません。
体位変換や排泄ケアの時間を家族内で分担する
一時的に外部のケアを利用し、休息の時間を確保する
「頑張りすぎている」と感じたら、誰かに相談する
介護は飼い主さんひとりで完結させる必要はありません。訪問型のケアを取り入れることで、日々のケアの一部を任せながら、ご自身の負担を減らすという方法もあります。
よくあるご質問
体位変換はどのくらいの頻度で行えばよいですか
一般的には数時間おきが目安とされていますが、体格や皮膚の状態、持病の有無によって適切な間隔は異なります。皮膚に赤みが出やすい場合は間隔を短くするなど、様子を見ながら調整する方法があります。心配な点があれば、かかりつけの獣医師にご相談ください。
床ずれができてしまった場合、自宅でできることはありますか
清潔を保つことや、その部位への圧力を避けることは自宅でも行えますが、傷の処置については自己判断を避け、かかりつけの獣医師にご相談ください。訪問型のケアでは、日々の観察や体位変換のサポートを通じて、床ずれの予防に努めることができます。
ご自宅での訪問ケアは、どのようなことをお願いできますか
体位変換や排泄のケア、皮膚の状態の確認など、日々のお世話の一部をサポートすることができます。対応できる内容やご利用の流れについては、詳しくはお問い合わせください。北九州市内全域で、24時間対応(受付は8:00〜21:00)にてご相談を承っています。
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ひとりで抱えなくて大丈夫です
「まだ相談するほどのことじゃないかもしれない」
「こんなことで連絡していいのかな」
そう思って、連絡をためらう方は少なくありません。
でも、こんな段階でのご相談も承っています。
夜中に何度も起きてしまい、自分の睡眠が足りていない
通院の付き添いが、体力的につらくなってきた
このまま自宅で看てあげられるのか、自信がない
何を相談すればいいのかも、まだ分からない
合同会社しっぽは、北九州市内でシニア犬・老犬・療養中のわんちゃんの訪問ケアを行っています。
ご自宅にうかがうかたちなので、住み慣れた場所のまま、移動の負担をかけずにお世話ができます。
いきなりご契約ではありません
ご依頼の前に、まず無料のカウンセリングを行います。
いまの様子とご家族のご希望をうかがったうえで、その子に合ったケアをご提案します。
「話を聞いてみるだけ」で構いません。
ご相談いただけること | 内容 |
訪問介護・介助 | 食事・排泄・歩行などの介助を、ご自宅で |
訪問ホスピス・ターミナルケア | 療養中・看取り期の穏やかな時間を支えます |
レスパイトケア | 介護するご家族が休むための時間をつくります |
病院帯同 | 通院に付き添い、普段の様子を獣医師にお伝えします |
エンゼルケア/グリーフケア | お別れのあとのお世話と、ご家族のお気持ちのご相談 |
ご相談・ご予約
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