柴犬の老後|シニア期に増える困りごとと、寄り添い方
年をとった柴犬は、若い頃とは違う顔を見せることがあります。
呼んでも来ない、抱っこを嫌がる、夜中に鳴く。
そのたびに「うちの子だけだろうか」と不安になる飼い主さんは少なくありません。
ここでは、柴犬のシニア期に増えやすい困りごとと、今日から家の中でできる工夫を、北九州でシニア犬のご自宅ケアに携わる立場からお伝えします。
この記事でわかること
柴犬のシニア期に増えやすい困りごとと、その背景にあるかもしれないこと
柴犬の体つき・被毛に合わせた、家の中の具体的な工夫
「頑固になった」と感じるときに、確かめてみたいこと
坂道の多い北九州の住宅事情のなかで、老犬と暮らすための備え
介護する飼い主さん自身が倒れないための考え方
柴犬のシニア期に増えやすい困りごと
同じ「困りごと」でも、背景はひとつではありません。原因によって、できる工夫も変わってきます。
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同じ困りごとでも背景は4つに分かれ、工夫の仕方も変わります。
体の痛みや違和感によるもの
柴犬は、体のつらさを表情や声に出しにくいと感じる飼い主さんが多い犬種です。 そのため、痛みが「鳴く」ではなく「触られるのを嫌がる」「撫でると離れていく」という形で表れることがあります。
抱き上げようとすると体をこわばらせる
段差の前で立ち止まる、ソファに乗らなくなった
特定の場所(腰・後ろ足など)を触ると顔を向ける
寝る姿勢がいつもと違う、寝返りが減った
こうした変化は、加齢そのものではなく体の状態が関係していることもあります。気づいたことがあれば、自己判断せずかかりつけの動物病院にご相談ください。
認知機能の変化によるもの
年齢を重ねた犬に、次のような様子が見られることがあります。
夜中に鳴く、昼夜が逆転する
同じ方向にぐるぐる歩く
部屋の隅や家具の間に入り込んで出られなくなる
呼びかけへの反応が薄くなる
叱っても改善しにくく、飼い主さんが眠れなくなることも少なくありません。「しつけの問題ではないかもしれない」という視点を持つだけで、気持ちが少し楽になることがあります。
感覚の衰えによるもの
目や耳の働きが変わると、犬は自分の周りが読み取りにくくなります。急に触られて驚く、名前を呼んでも来ない、といった行動につながることがあります。
近づくときは、視界に入る位置から声をかける
家具の配置をむやみに変えない
足音や振動で、近づいていることを伝える
不安によるもの
若い頃はひとりで留守番できていた子が、シニア期になって後追いをしたり、飼い主さんの姿が見えないと鳴いたりすることがあります。これは甘えではなく、体や感覚の変化による不安の表れと考えられることもあります。
柴犬の体つき・被毛から考える暮らしの工夫
柴犬には、シニア期のケアで知っておくと役立つ体の特徴があります。
体の特徴 | シニア期に起こりやすいこと | 暮らしの工夫 |
がっしりした体格・重心が低い | 後ろ足が滑ると踏ん張りが効きにくい | 床に滑り止めマット、爪と足裏の毛を短めに |
ダブルコート(下毛の多い二重の毛) | 皮膚の状態が毛に隠れて見えにくい | 週に一度、毛をかき分けて地肌を見る習慣を |
巻き尾・お尻まわりの毛が厚い | 排泄物が毛に絡みやすくなる | お尻まわりだけ短く整えておく |
体重10kg前後の子が多い | 抱き上げる介助の負担が大きい | スロープやステップで「持ち上げない」動線に |
特に見落とされやすいのが、被毛に隠れた体の変化です。 柴犬は下毛がしっかりしているため、痩せてきていても見た目では気づきにくいことがあります。撫でるときに背骨や腰骨の出方を手で確かめておくと、変化に早く気づきやすくなります。
寝たきりに近い状態になると、体重のかかる部分の皮膚が赤くなることもあります。毛量が多いぶん発見が遅れやすいので、体の向きを変えるときにさっと目視する習慣が助けになります。
家の中の整えかた
大がかりな改装をしなくても、できることはあります。
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滑り・段差・高さ・距離を整えると、家の中の負担が減ります。
場所 | 起こりやすいこと | 試せる工夫 |
廊下・リビング | 足が滑って踏ん張れない | カーペットタイル、滑り止めマットを敷く |
玄関・段差 | つまずく、降りられない | スロープ、クッション材で段差をなくす |
寝床 | 同じ姿勢が続く、体が冷える | 適度な硬さの寝床、体位を変えやすい配置 |
食事場所 | 首を下げる姿勢がつらい | 食器台で高さを出し、前足が滑らない足元に |
トイレ | 間に合わない、またげない | 寝床の近くに移す、縁の低いものに替える |
排泄の失敗が増えると、飼い主さんが落ち込んでしまうことがあります。けれど多くの場合、犬にとっても「間に合わなかった」というだけで、わざとではありません。責めずに、トイレまでの距離を縮めることから試してみてください。
「頑固になった」と感じるときに、確かめたいこと
柴犬と暮らす方から「昔からマイペースだったけれど、年をとってさらに言うことを聞かなくなった」という言葉を聞くことがあります。ただ、その行動の裏に別の理由が隠れていることもあります。
散歩で動かない → 足腰のつらさ、路面の熱さや冷たさ、視界の変化
呼んでも来ない → 聞こえにくさ、床が滑って動きたくない
ブラッシングを嫌がる → 皮膚が敏感になっている、姿勢の維持がつらい
食べない → 食器の高さ、歯や口の状態、においの感じ方の変化
性格として片づける前に、環境や体の側から一度見直してみると、対応の糸口が見つかることがあります。判断に迷う変化があるときは、かかりつけの獣医師にご相談ください。
あまり語られない、記録のこと
診察室では、犬はいつもと違う様子を見せることがあります。家での様子を短い動画で撮っておくと、獣医師に伝わる情報が大きく変わります。
歩き方(後ろから撮ると足の運びが分かりやすい)
立ち上がるまでの動き
夜鳴きの様子と時間帯
食事のときの口の動き
あわせて、水を飲んだ量・排泄の回数・眠った時間を簡単にメモしておくと、変化の流れが見えやすくなります。これは、どこにも書かれていないけれど、通院の場で確かに役立つ準備です。
北九州で、年老いた柴犬と暮らすということ
北九州市は坂道や階段の多い土地です。門司区や八幡東区、戸畑区などでは、玄関までに石段があるお宅も珍しくありません。
若い頃は平気だった坂道が、シニア期には大きな負担になります。10kg前後の柴犬を抱えて坂や階段を上り下りするのは、飼い主さんの腰にも相当な負担がかかります。
散歩コースを、平坦な道・短い距離に組み替える
夏は日が落ちてから、冬は日中の暖かい時間に
帰りの体力を残す前提で、往復の距離を決める
通院の移動手段を、元気なうちに考えておく
また、集合住宅では夜鳴きが気になる方もいらっしゃいます。窓際から寝床を離す、厚手のカーテンを使うなど、音が伝わりにくい配置を試してみる方法があります。
移動そのものが負担になってきたとき、「住み慣れた家から出さずにケアを受ける」という選択肢があることを、頭の片隅に置いておいてください。 柴犬は自分のテリトリーへの意識が強いと感じる飼い主さんも多く、環境が変わることが刺激になる場合もあります。
介護する飼い主さんが、倒れないために
夜中に何度も起きる日が続くと、体も気持ちもすり減っていきます。それでも「自分がやらなければ」と思い詰めてしまう方は少なくありません。
眠れない日が続いている
涙が出やすくなった、食欲が落ちた
犬にいらだってしまい、あとで自分を責める
外出や用事をすべて我慢している
こうしたサインが出ているときは、介護する側のケアも同じくらい大切な段階に来ています。数時間でも安心して眠れる時間をつくることは、愛犬のためでもあります。
私たち合同会社しっぽの理念は「ひとりじゃないよ。頑張らなくていいよ。しっぽに声を届けて。」です。頑張っている方に、これ以上頑張ってくださいとは言いません。
ご自宅で受けられるケアという選択肢
合同会社しっぽは、北九州市内全域(門司区・小倉北区・小倉南区・若松区・八幡東区・八幡西区・戸畑区)にうかがう訪問型のシニア犬・療養犬ケア事業者です。施設にお預かりするのではなく、住み慣れたご自宅で、移動の負担をかけずにケアを受けていただけます。
どのサービスも、まず無料カウンセリングでお話をうかがい、その子とご家族に合わせたオーダーメイドのケアを組み立てます。
サービス | 内容 | 料金(1時間あたり) |
高齢犬・シニア犬 訪問介護・介助 | 食事・排泄・歩行などの介助 | 5,500円〜12,000円 |
療養犬・ターミナルケア 訪問介護 | 病気・ケガ・術後の療養生活を支える | 6,500円〜15,000円 |
レスパイトケア | 介護するご家族が休むための時間をつくる | 6,000円〜15,000円 |
病院帯同サービス | 通院に付き添い、普段の様子や記録を獣医師に伝える | 1回 10,000円〜15,000円 |
エンゼルケア(お花代含む) | お別れのあとのお世話 | 25,000円〜50,000円 |
グリーフケア | ご家族の気持ちのご相談(オンライン可) | 3,500円〜 |
料金は犬のサイズやケア内容によって幅があります。レスパイトケアは、北九州市では扱う事業者が少なく、しっぽが特に力を入れているサービスです。「共倒れを防ぐ」ための時間だと考えていただければと思います。
24時間対応・要予約です。原則として当日のお申し込みはお受けしていませんが、緊急性が高いと判断した場合は可能な限り対応いたします。動物取扱業登録済(第16014号・保管)で、担当は愛玩動物救命士・愛玩動物看護師・愛玩動物介護士のいずれかがうかがいます。詳しくはお問い合わせください。
よくあるご質問
柴犬は人見知りをしますが、知らない人が家に来て大丈夫でしょうか
はじめての方に警戒する子もいますので、無料カウンセリングの時間を使って、その子のペースに合わせてご様子を確認します。無理に触れることはせず、距離の取り方をご家族と一緒に決めていきます。気になる点は事前にお伝えください。
介護はまだ必要ないのですが、相談だけでも良いですか
はい。今すぐのご利用でなくても、これからのことを考える段階でのご相談を承っています。全サービスで無料カウンセリングを実施していますので、不安に思っていることをお聞かせください。
通院の付き添いだけをお願いすることはできますか
病院帯同サービスとして承っています。通院に付き添い、ご自宅での普段の様子や記録を獣医師にお伝えする形です。診断や治療は動物病院が行い、私たちが医療行為を行うことはありません。
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ひとりで抱えなくて大丈夫です
「まだ相談するほどのことじゃないかもしれない」
「こんなことで連絡していいのかな」
そう思って、連絡をためらう方は少なくありません。
でも、こんな段階でのご相談も承っています。
夜中に何度も起きてしまい、自分の睡眠が足りていない
通院の付き添いが、体力的につらくなってきた
このまま自宅で看てあげられるのか、自信がない
何を相談すればいいのかも、まだ分からない
合同会社しっぽは、北九州市内でシニア犬・老犬・療養中のわんちゃんの訪問ケアを行っています。
ご自宅にうかがうかたちなので、住み慣れた場所のまま、移動の負担をかけずにお世話ができます。
いきなりご契約ではありません
ご依頼の前に、まず無料のカウンセリングを行います。
いまの様子とご家族のご希望をうかがったうえで、その子に合ったケアをご提案します。
「話を聞いてみるだけ」で構いません。
ご相談いただけること | 内容 |
訪問介護・介助 | 食事・排泄・歩行などの介助を、ご自宅で |
訪問ホスピス・ターミナルケア | 療養中・看取り期の穏やかな時間を支えます |
レスパイトケア | 介護するご家族が休むための時間をつくります |
病院帯同 | 通院に付き添い、普段の様子を獣医師にお伝えします |
エンゼルケア/グリーフケア | お別れのあとのお世話と、ご家族のお気持ちのご相談 |
ご相談・ご予約
📞 093-982-0919(ご予約受付 8:00〜21:00)
💬 [LINEで相談する](https://line.me/R/ti/p/%40055sflba)
※「夜鳴きがひどくて…」の一言からで大丈夫です
✉️ [お問い合わせフォームはこちら](https://www.shippo21.com/)
※外出が多いため、メールでのお問い合わせをおすすめしております
対応エリア:北九州市内全域(門司区・小倉北区・小倉南区・若松区・八幡東区・八幡西区・戸畑区)
24時間対応・要予約 ※原則として当日のお申し込みは承っておりませんが、緊急性が高いと判断した場合は可能な限り対応しております
動物取扱業登録済(第16014号)/愛玩動物救命士・愛玩動物看護師・愛玩動物介護士が対応します
ひとりじゃないよ。頑張らなくていいよ。
まずは、しっぽに声を届けてください。




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