top of page

合同会社しっぽ

IMG_1793.png

Blog

ブログ

獣医師と訪問ケアの連携|ご家族の間で情報をつなぐ役割

9月14日
読了時間: 10分

更新日:5 日前

診察室で先生に聞かれて、うまく答えられなかった。


家に帰ってから「あれも言えばよかった」と思い出す。


そんな経験のある飼い主さんは、少なくないと思います。


シニア期の犬のケアは、病院での治療と、家での毎日の暮らしが噛み合ってはじめて形になります。そのあいだをつなぐのが「情報」です。この記事では、獣医師に伝わりやすい記録の残し方と、ご家族の間で情報がバラバラにならないための工夫をお伝えします。


この記事でわかること

  • 診察室では伝わりきらない情報が生まれてしまう理由

  • 獣医師に伝わりやすい「家での記録」の作り方と、記録する項目

  • 症状のタイプ別に、どこを見て伝えればいいか

  • ご家族の間で情報がすれ違いやすい場面と、そろえ方

  • 通院そのものが負担になってきたときに考えられる選択肢


診察室では伝わりきらないことがある

獣医師が診察室で見られるのは、その日その時間の愛犬の姿です。ところがシニア犬の不調は、時間帯によって出たり消えたりするものが少なくありません。


夜中だけ鳴く。朝の一歩目だけふらつく。食欲が落ちるのは夕方だけ。こうした変化は、診察台の上では再現されないことがあります。


さらに、病院という場所は犬にとって非日常です。緊張で足取りがしっかりして見えたり、逆にふだんより固まってしまったりすることもあります。


つまり家での様子を知っているのは、飼い主さんだけという状況が起きます。だからこそ、持ち込む情報の質が診療の助けになります。


獣医師に伝わりやすい記録の作り方

「なんとなく元気がない」よりも、「一昨日から、朝ごはんを半分残す日が続いている」のほうが、判断の材料になります。ポイントは、主観の言葉ではなく、数えられるものに置き換えることです。


<!-- shippo-figure:2 -->


家での記録は1行のメモ・短い動画・体重の3つを残すと伝わりやすい。

家での記録は1行のメモ・短い動画・体重の3つを残すと伝わりやすい。


とはいえ、毎日きっちり記録するのは負担です。まずは気になる項目だけを選んで、1行でかまいません。


項目

書き方の例

見ているポイント

食事

「朝 完食/夜 半分残す」

量の変化、時間帯の偏り

「お皿を1日2回足した」

飲水量の増減

排泄

「おしっこ4回/うんち なし」

回数・間隔・失敗の有無

歩き方

「起き上がりに30秒」「後ろ足がすべる」

左右差、時間帯

睡眠

「2時と4時に鳴いた」

夜間の様子

体重

「◯.◯kg(家で計測)」

緩やかな増減


スマートフォンの動画がいちばん伝わる

言葉で説明しづらい動きは、10〜20秒ほどの短い動画が助けになります。ふらつき、旋回、けいれんのような動き、呼吸の様子などは、文章より映像のほうが状況が伝わりやすいものです。


撮るときは、床が映るように少し引いて、全身が入る角度がおすすめです。廊下やフローリングなど、その動きが出やすい場所で撮っておくと様子がわかりやすくなります。


体重は家で測っておくと変化が見える

シニア犬の体重変化は、ゆっくり進むぶん気づきにくいものです。抱っこして体重計に乗り、そのあとご自身だけで乗って引き算する方法なら、自宅でも測れます。


大型犬で抱き上げが難しい場合は、無理をなさらないでください。通院のたびに測った数値を、日付とともに残しておくだけでも記録になります。


ケース別・何を見て伝えるか

同じ「元気がない」でも、背景はさまざまです。伝えるときに見ておきたいポイントを、いくつかのケースに分けて整理します。なお、原因の判断は診察が必要な領域ですので、気になる変化があればかかりつけの獣医師にご相談ください


食欲が落ちているとき

  • 食べないのか、食べたいのに食べられないのか(お皿に寄ってくるか)

  • 硬いものだけ残すか、やわらかいものなら食べるか

  • 食べる姿勢(立って食べるか、伏せてしまうか)

  • 口をくちゃくちゃする、頭を傾ける、途中でやめるなどの動き


歩き方が変わってきたとき

  • 出やすい時間帯(起きた直後か、夕方か)

  • 床の素材による違い(フローリングか、カーペットか)

  • 左右どちらかに偏っていないか

  • 段差や坂道での様子


北九州市は、門司区や八幡東区のように坂の多い地域があります。平らな室内では目立たないのに、外の坂道でだけ後ろ足が遅れる、といった変化に気づくこともあります。散歩ルートの様子も伝える価値のある情報です。


夜鳴き・落ち着きのなさが出てきたとき

  • 鳴き出す時刻と、おさまる時刻

  • 鳴いているときの姿勢(歩き回っているか、伏せたままか)

  • 声をかけると反応があるか

  • 昼間の睡眠時間が増えていないか


排泄の様子が変わってきたとき

  • 回数と間隔(記録が難しければ、使ったシーツの枚数でも代用できます)

  • 姿勢を保てているか、途中で崩れていないか

  • 出し切れていない様子があるか

  • 便の硬さ、色の変化


診察時間を有効に使うための小さな工夫

これはあまり語られないことですが、診察の最初に「今日いちばん聞きたいこと」をひとつ先に伝えると、話がまとまりやすくなります。


聞きたいことが5つあると、どれも中途半端になりがちです。優先順位の高い1つを先に置き、残りはメモにして「時間があれば」と添える形にすると、限られた時間を使いやすくなります。


もうひとつ、意外と役に立つのがお薬の残数を数えて持っていくことです。残りが想定より多ければ、飲めていない日があったということ。これは投薬の調整を考えるうえで手がかりになります。


  • 質問は「いちばん聞きたいこと1つ」を先に

  • 残りの質問はメモで渡す

  • 薬の残数を数えて持参する

  • 変化があった日付をメモに書いておく

  • 説明は録音より、要点をメモで確認するほうが後で見返しやすい


ご家族の間で情報がすれ違う理由

介護が長くなるほど、「知っている人」と「知らない人」の差が家庭内で広がります。朝の担当と夜の担当が別の方だと、それぞれ違う愛犬の姿を見ていることになるからです。


さらに、通院に行く人が固定されていると、獣医師からの説明もその人にしか届きません。悪気なく情報が偏り、方針の話し合いのときに温度差が生まれます。


情報をそろえるための置き場所を決める

すれ違いやすい場面

そろえ方の例

食べた・食べないの認識が違う

冷蔵庫にメモを貼り、担当者が1行書く

薬を飲ませたか分からない

曜日ごとのケースに分ける/飲ませたら印をつける

診察の内容が共有されない

説明の要点を3行だけ家族に共有する

夜間の様子を家族が知らない

夜に気づいたことを翌朝ひとこと残す


<!-- shippo-figure:1 -->


誰でも見られる場所に1行残すことで、家族の認識をそろえる置き場所の例。

誰でも見られる場所に1行残すことで、家族の認識をそろえる置き場所の例。


大切なのは、完璧な記録をつくることではありません。誰でも見られる場所に、1行でも残っていることが、話し合いのときに効いてきます。


「決めること」を1人で抱えない

治療をどこまで続けるか、食事をどうするか。こうした判断は、情報が共有されていない状態だと、通院担当の方1人に重くのしかかります。


答えを出す前に、まず情報をそろえる。それだけで、ご家族の中で「一緒に考えている」状態に近づきます。


通院そのものが負担になってきたときに

シニア期が進むと、通院自体が愛犬にとって大きな負担になることがあります。抱き上げるのが難しい、車に酔う、待合室で震えてしまう——そうした声は珍しくありません。


北九州市は区ごとに地形も交通事情も異なり、病院までの道のりや駐車の状況が負担になるご家庭もあります。介護をしながらの通院となると、飼い主さんご自身の体力も削られていきます。


そんなとき、選べる方法は大きく2つあります。


方法

特徴

施設にお預けする

一定時間、手を離せる。ただし移動と環境の変化がある

ご自宅に来てもらう(訪問型)

住み慣れた場所のまま、移動の負担をかけずにケアを受けられる


合同会社しっぽは、ご自宅にうかがう訪問型のケア事業者です。いつもの部屋、いつものにおいの中で、食事や排泄、歩行の介助をお手伝いします。


しっぽができること

わたしたちは、獣医師のように診断や治療を行う立場ではありません。できるのは、ご自宅での様子を見て、記録し、それをご家族と獣医師に橋渡しすることです。


通院に付き添う「病院帯同サービス」では、ふだんの様子や記録を獣医師にお伝えします。飼い主さんが伝えきれなかったことを補い、説明を一緒に受けて持ち帰る役割です。


そして、介護を続けるご家族が休むための「レスパイトケア」。共倒れを防ぐための時間で、北九州市では扱う事業者が少ないサービスですが、しっぽが特に力を入れている領域です。


サービス

料金

高齢犬・シニア犬 訪問介護・介助

1時間 5,500円〜12,000円

療養犬・ターミナルケア 訪問介護

1時間 6,500円〜15,000円

レスパイトケア

1時間 6,000円〜15,000円

病院帯同サービス

1回 10,000円〜15,000円

エンゼルケア(お花代含む)

25,000円〜50,000円

グリーフケア(オンライン可)

1時間 3,500円〜


料金は犬のサイズやケアの内容によって幅があります。すべてのサービスで無料カウンセリングを行っていますので、まずはお話をお聞かせください。


対応エリアは北九州市内全域(門司区・小倉北区・小倉南区・若松区・八幡東区・八幡西区・戸畑区)です。24時間対応・要予約で、原則として当日のお申し込みはお受けしていませんが、緊急性が高いと判断した場合は可能な限り対応いたします。


よくあるご質問

記録をつけるのが負担です。毎日書かないといけませんか

毎日でなくてかまいません。気になった日だけ、日付とひとことを残す形でも十分に手がかりになります。続けやすい形を選んでいただくのがいちばんです。


訪問ケアの担当者が、獣医師に直接話をしてくれるのですか

病院帯同サービスでは、通院に付き添い、普段の様子や記録を獣医師にお伝えします。診断や治療の判断を行うのは獣医師ですので、わたしたちはあくまで情報をつなぐ役割です。詳しい進め方はお問い合わせください。


家族の意見が分かれていて、相談してよいか迷っています

ご家族の気持ちのご相談は、グリーフケアとしてお受けしています。オンラインでのご相談も可能ですので、結論が出ていない段階でも、お話しいただければと思います。


<!-- shippo-related -->


あわせて読みたい

ひとりで抱えなくて大丈夫です

「まだ相談するほどのことじゃないかもしれない」


「こんなことで連絡していいのかな」


そう思って、連絡をためらう方は少なくありません。


でも、こんな段階でのご相談も承っています。


  • 夜中に何度も起きてしまい、自分の睡眠が足りていない

  • 通院の付き添いが、体力的につらくなってきた

  • このまま自宅で看てあげられるのか、自信がない

  • 何を相談すればいいのかも、まだ分からない


合同会社しっぽは、北九州市内でシニア犬・老犬・療養中のわんちゃんの訪問ケアを行っています。


ご自宅にうかがうかたちなので、住み慣れた場所のまま、移動の負担をかけずにお世話ができます。


いきなりご契約ではありません

ご依頼の前に、まず無料のカウンセリングを行います。


いまの様子とご家族のご希望をうかがったうえで、その子に合ったケアをご提案します。


「話を聞いてみるだけ」で構いません。


ご相談いただけること

内容

訪問介護・介助

食事・排泄・歩行などの介助を、ご自宅で

訪問ホスピス・ターミナルケア

療養中・看取り期の穏やかな時間を支えます

レスパイトケア

介護するご家族が休むための時間をつくります

病院帯同

通院に付き添い、普段の様子を獣医師にお伝えします

エンゼルケア/グリーフケア

お別れのあとのお世話と、ご家族のお気持ちのご相談


ご相談・ご予約

📞 093-982-0919(ご予約受付 8:00〜21:00)


💬 [LINEで相談する](https://line.me/R/ti/p/%40055sflba)


※「夜鳴きがひどくて…」の一言からで大丈夫です


✉️ [お問い合わせフォームはこちら](https://www.shippo21.com/)


※外出が多いため、メールでのお問い合わせをおすすめしております


  • 対応エリア:北九州市内全域(門司区・小倉北区・小倉南区・若松区・八幡東区・八幡西区・戸畑区)

  • 24時間対応・要予約 ※原則として当日のお申し込みは承っておりませんが、緊急性が高いと判断した場合は可能な限り対応しております

  • 動物取扱業登録済(第16014号)/愛玩動物救命士・愛玩動物看護師・愛玩動物介護士が対応します


ひとりじゃないよ。頑張らなくていいよ。


まずは、しっぽに声を届けてください。

コメント


bottom of page