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目まわりのお手入れ|目やにと涙やけのケア

10 分前
読了時間: 12分

目やにが増えた、目の下の毛が茶色く変わってきた。年齢を重ねた犬の顔まわりでは、そうした変化がよく見られます。


「拭いてあげたいけれど、嫌がるから触れない」という声もあります。


目のまわりは皮膚が薄く、犬にとっても敏感な場所です。


ここでは、ご家庭で安全にできる範囲のお手入れと、お手入れを「毎日の観察」に変えるコツをお伝えします。


この記事でわかること

  • 老犬の目やに・涙やけが増える背景(原因別の考え方)

  • 目やにの「見えかた」から気づけること

  • ご自宅でできる目まわりの拭き方と、道具の選び方

  • 嫌がる子に無理をさせないための、短く区切る工夫

  • 家庭では控えていただきたいことと、動物病院に相談したい変化


目やに・涙やけが増える背景

目やにや涙やけは、ひとつの理由だけで起こるものではありません。年齢とともに、いくつかの変化が重なっていくことがあります。


原因によって家庭での向き合い方も変わってきますので、まずは「どういうことが起きやすいのか」を知っておくと気持ちが少し落ち着きます。


涙の通り道の変化によるもの

涙は本来、目頭の細い管を通って鼻へ流れていきます。加齢によってこの流れがスムーズでなくなると、涙があふれて目の下を濡らし続けることがあります。


濡れた毛が乾かないままになると、毛の色が変わって見えることがあります。これが「涙やけ」と呼ばれる状態です。


まぶたや目のまわりのたるみによるもの

年齢とともに、まぶたの縁や目のまわりの皮膚がゆるんでくることがあります。まぶたの形が変わると、まつげや毛が目の表面に触れやすくなり、刺激で涙が増えることがあります。


このタイプは家庭の拭き取りだけでは変わりにくいため、気になるときはかかりつけの獣医師にご相談ください。


寝ている時間が増えたことによるもの

シニアになると、横向きで長く眠る子が増えます。同じ側の目が下になり続けると、そちら側にだけ目やにがたまりやすくなることがあります。


  • 片側だけ目やにが多い

  • 寝床のいつも同じ向きが濡れている

  • 顔の下になる側の毛だけ変色している


こうした偏りは、寝姿勢と関係している場合もあります。寝床の位置やクッションの高さを見直すきっかけになります。


顔まわりの環境によるもの

北九州は海が近く、風の強い日もあります。散歩から戻ったあとに目のまわりがざらついていたり、ほこりが付いていることもあります。


また、エアコンや扇風機の風が寝床に直接当たっていると、目が乾いて目やにが増えることがあります。寝床に自分が寝てみて、風が顔に当たらないか確かめてみてください。


目やにの「見えかた」を観察する

拭き取る前に、ほんの数秒だけ見ておくと、変化に気づきやすくなります。


見えかた

気づきたいこと

家庭での向き合い方

透明〜薄い茶色で、朝だけ少量

日常的に見られることがあります

ぬるま湯でやわらかくしてから拭く

白っぽく、ねばりがある

量が増えていないか、片側だけかを見る

記録を残しつつ、続くときは相談

黄色や緑がかっている

色の変化は家庭で判断しないほうが安心です

動物病院にご相談ください

赤みや血が混じる

目そのものの状態に関わることがあります

拭き取りは控え、早めに相談


色や量の判断はご家庭でつけなくてかまいません。大切なのは「いつもと違う」に気づくことで、そこから先は獣医師の領域だと考えていただいて大丈夫です。


ご自宅でできる目まわりの拭き方

目のまわりは皮膚が薄く、力を入れずに拭くのが基本です。準備を整えておくと、短い時間で終えられます。


用意するもの

  • コットンまたはやわらかいガーゼ(何枚か多めに)

  • ぬるま湯(人の手で熱くない程度)

  • 乾いたタオルやティッシュ(拭いたあとに水分を取る用)

  • 犬用の目まわり専用のシートを使う場合は、無香料のものを選ぶと刺激が少なくなります


コットンは「片目に1枚、往復させない」がおすすめです。同じ面で何度も拭くと、汚れを広げてしまうことがあります。


手順

  1. 声をかけ、胸や肩に手を置いて、触られる準備をしてもらう

  2. ぬるま湯で湿らせたコットンを、固まった目やにに数秒あてて、やわらかくする

  3. 目頭から目尻へ向かって、皮膚を引っぱらないようにそっと動かす

  4. 濡れた部分を乾いたタオルで軽く押さえ、水分を残さない


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コットンでふやかし、目頭から目尻へ一方向にそっと拭き取ります。

コットンでふやかし、目頭から目尻へ一方向にそっと拭き取ります。


目の表面(黒目や白目)は拭かず、まわりの皮膚と毛だけにとどめてください。目薬のように目の中に何かを入れることも、獣医師の指示がない場面では控えてください。


目やにが固まってしまったとき

乾いた目やにを無理に引っぱると、まつげや毛が抜けたり、皮膚が切れることがあります。


  • ぬるま湯のコットンを10〜20秒ほどあてて、ふやかす

  • 1回で取り切らず、翌日にまわす

  • 指の爪やピンセットで挟んで取ることは控えてください


涙やけの毛は「拭く」より「乾かす」

涙やけで悩む飼い主さんは、こまめに拭いている方が多いです。それでも色が戻らないと、自分のケアが足りないのではと感じてしまうことがあります。


ここで知っておいていただきたいのは、濡れている時間を短くすることが、拭く回数を増やすことよりも効きやすいという点です。


  • 拭いたあとに、乾いたタオルで軽く押さえて水分を取る

  • ドライヤーを使うなら、弱い温風を離して、顔に直接当てない

  • 水を飲んだあとに口まわりが濡れる子は、器の位置や高さを見直す

  • 目に毛が入りやすい子は、顔まわりのカットについてトリミング担当者や獣医師に相談する


一度変色した毛は、すぐには元の色に戻りません。生え替わりを待つことになりますので、色ではなく「皮膚が赤くなっていないか」「においが出ていないか」を目安にしていただくと、気持ちが楽になります。


控えていただきたいこと

お手入れは、やりすぎると負担になります。次のことは家庭では控えてください。


控えていただきたいこと

理由

目の中に市販の洗浄液や人間用の目薬を入れる

成分や濃度が犬に合わないことがあります

固まった目やにをピンセット・爪で引っぱる

皮膚や毛を傷めることがあります

耳の奥に綿棒を入れる

見えない場所を触ると傷や炎症につながることがあります

爪を深く切る

血管や神経に近く、痛みと出血の原因になります

肛門腺を強く絞る

力の加減が難しく、痛みや炎症につながることがあります

嫌がるのを押さえこんで続ける

お手入れそのものを怖い記憶にしてしまいます


とくに視力や聴力が落ちている子は、急に顔を触られると驚いて身体がこわばります。声をかけ、身体に手を置いてから顔に手を伸ばす順番を守るだけで、受け入れてくれることがあります。


嫌がる子には、短く区切る

「1回できれいにする」ことをやめると、続けやすくなります。


  • 1回のお手入れは10〜20秒で切り上げる

  • 右目だけ今日、左目は明日、という分け方でもかまいません

  • 終わったら、うまくいかなくても声をかけて終える

  • 眠りから覚めた直後や、食事の直前は避ける


途中でやめることは、手抜きではありません。嫌な記憶を残さないことが、明日以降のお手入れを続ける力になります。


お手入れは、毎日の観察の時間

ここが、あまり語られない部分です。目まわりを拭く数十秒は、その子の体調を毎日同じ条件で見られる、貴重な時間でもあります。


顔に触れているとき、こんなことが同時にわかります。


  • 顔の左右で、目の開き方に差が出ていないか

  • 目のまわりや口元のにおいが変わっていないか

  • 触ったときに嫌がる場所が増えていないか

  • 頭を撫でたときに、しこりやふくらみがないか


記録は「同じ条件」で残す

日記をつけるのが負担な方には、写真がおすすめです。ただし、撮り方にひとつコツがあります。


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毎回同じ時間・場所・角度で撮ると、目まわりの変化が比べやすくなります。

毎回同じ時間・場所・角度で撮ると、目まわりの変化が比べやすくなります。


毎回、同じ時間・同じ場所・同じ角度で撮ると、変化が比べやすくなります。朝の窓際、正面から1枚。それだけで、1か月前との違いがはっきりします。


もうひとつ、拭いたあとのコットンを捨てる前に写真に残しておくと、量や色の変化を思い出しやすくなります。通院のときに獣医師へ伝える材料にもなります。


動物病院に相談したい変化

判断はご家庭でつけなくて大丈夫です。次のような変化に気づいたときは、かかりつけの動物病院にご相談ください。


気づいた変化

伝えるとよいこと

目やにの色が変わった、量が急に増えた

いつから、片側か両側か

目を細める、まぶしそうにする、床に顔をこすりつける

回数と、どんな場面で起きるか

白目が赤い、目が白く濁って見える

気づいた日付と、写真があれば一緒に

目のまわりに腫れ・しこり・出血・強いにおいがある

触ったときの反応も一緒に

涙やけの下の皮膚が赤い、じゅくじゅくしている

拭いている頻度と使っている道具


ご自宅でのケアを、ひとりで抱えなくて大丈夫です

ここまでお読みいただいて、「わかるけれど、うちの子は触らせてくれない」と感じた方もいらっしゃるかもしれません。


介護が長くなると、お手入れの時間を確保することそのものが難しくなります。夜中の見守りが続いて、朝は自分の身支度で手一杯という日もあります。


合同会社しっぽは、北九州市内全域(門司区・小倉北区・小倉南区・若松区・八幡東区・八幡西区・戸畑区)を対象に、ご自宅にうかがう訪問型で高齢犬・シニア犬・療養犬のケアを行っています。


施設にお預けする方法と、ご自宅に来てもらう方法があります。住み慣れた場所のまま、移動の負担をかけずにケアができるのが、訪問型の特徴です。坂道の多い地域では、抱えて車に乗せる動作そのものが負担になることもあります。


ご利用にあたっては、どのサービスでも無料カウンセリングをお受けいただけます。目まわりのことだけをご相談いただいても問題ありません。


サービス

内容

料金

高齢犬・シニア犬 訪問介護・介助

食事・排泄・歩行などの介助をご自宅で

1時間 5,500円〜12,000円

療養犬・ターミナルケア 訪問介護

病気やケガ、手術後などの療養生活を自宅で支える

1時間 6,500円〜15,000円

レスパイトケア

介護するご家族が休むための時間をつくる

1時間 6,000円〜15,000円

病院帯同サービス

通院に付き添い、普段の様子や記録を獣医師に伝える

1回 10,000円〜15,000円

エンゼルケア(お花代含む)

お別れのあとのお世話

25,000円〜50,000円

グリーフケア(ペットロスサポート)

ご家族の気持ちのご相談(オンライン可)

1時間 3,500円〜


料金は犬のサイズやご希望の内容によって幅があります。詳しくはお問い合わせください。


24時間対応・要予約です。原則として当日のお申し込みはお受けできませんが、緊急性が高いと判断した場合は、可能な限り対応いたします。


よくあるご質問

目やには毎日拭いたほうがよいですか

毎日少しずつ拭くほうが、固まりにくく短時間で終わることが多いです。ただし嫌がる日は無理をせず、片目だけ、数十秒だけで切り上げていただいてかまいません。皮膚が赤くなっているときは、拭く回数を増やす前にかかりつけの獣医師にご相談ください。


涙やけの色は元に戻りますか

一度変色した毛の色は、すぐには戻りません。毛が生え替わるのを待つことになりますので、色よりも皮膚の赤みやにおいの変化を目安にしていただくと安心です。気になる状態が続くときは、動物病院で相談してみてください。


お手入れのやり方を、その場で教えてもらえますか

ご自宅にうかがう形ですので、その子の体勢や寝床の状況に合わせてご一緒に確認できます。どのサービスでも無料カウンセリングを行っていますので、まずはお困りのことをお聞かせください。判断が必要な症状については、かかりつけの獣医師へのご相談をおすすめしています。


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ご相談・ご予約

📞 093-982-0919(ご予約受付 8:00〜21:00)


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ひとりじゃないよ。頑張らなくていいよ。


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