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老犬の介護を家族で分担する|すれ違いを減らす話し合いのコツ

8 時間前
読了時間: 10分

介護は、家族の誰か一人が背負うと、いつか続かなくなります。


けれど「分担しよう」と言葉にした途端、なぜかぎくしゃくしてしまう。そんなご家庭も少なくありません。


原因は、やる気の差ではなく「見えているものの差」にあることが多いのです。


ここでは、家族で老犬の介護を分け合うときに使える具体的な整理の仕方と、すれ違いを減らす話し合いの進め方をお伝えします。


この記事でわかること

  • 家族で介護を分担しようとすると、なぜすれ違いが起きるのか

  • 「見えない介護仕事」を書き出して共有する方法

  • 時間で割るのではなく「役割」で割るという考え方

  • 同居していない家族・遠方の家族ができること

  • 家族だけで足りないときに外の手を借りるという選択肢


介護の分担がうまくいかない理由

「気づく人」に仕事が集まってしまう

夜中に立ち上がる音に気づく人。ごはんの残り方が変わったことに気づく人。その人が、自然と全部を担うようになります。


気づける人ほど負担が集まるという構造は、どのご家庭でも起こりやすいことです。決して、他の家族が冷たいわけではありません。


家族それぞれで「見えている犬の姿」が違う

日中家にいる人と、夜だけ会う人では、同じ犬を見ていても印象が違います。


夜だけ会う家族から見れば「まだ元気そう」に見えることもあります。一方で、日中ずっと見ている人には、少しずつ弱っていく姿が積み重なって見えています。


この差が「わかってもらえない」というつらさに変わっていきます。


「頼む」ことに罪悪感がある

自分が世話をしたいから、自分が一番わかっているから。そう思って、頼むことをためらう方もいらっしゃいます。


けれど介護は、数か月から数年続くこともあります。最初から「一人では続かない前提」で組み立てておくほうが、結果的に愛犬のためになる場面が多いように感じています。


まず「見えない仕事」を書き出してみる

分担の話し合いは、いきなり「誰がやる?」から始めるとうまくいきにくいものです。先に、いま何が行われているのかを全部並べてみてください。


書き出すと、家族が思っていたより仕事の数が多いことが見えてきます。


種類

具体的な内容

からだのケア

食事の介助、水分をとらせる、投薬、排泄の処理、体位変換、床ずれの確認

移動・見守り

歩行の介助、抱き上げ、夜間の見守り、鳴いたときの対応

環境の仕事

洗濯、シーツ・おむつの交換、床の掃除、消臭、寝床の作り替え

情報の仕事

体調の記録、薬の残量管理、通院の予約、獣医師への説明

お金と手続き

医療費の管理、介護用品の買い出し、保険の確認


ここでもう一つ、リストに加えていただきたい項目があります。それは「昨夜、誰が何時間眠れたか」です。


介護の記録は犬のことだけを書きがちですが、人の睡眠時間を並べて書いておくと、負担の偏りが数字として見えます。「疲れた」と言葉で訴えるよりも、家族に伝わりやすくなります。


時間で割るより「役割」で割る

「一日交代で」と決めても、生活時間が違う家族では続きにくいことがあります。おすすめしたいのは、時間ではなく役割の種類で分ける考え方です。


役割

向いている人

内容の例

手が触れる役

在宅時間が長い人

食事、排泄、体位変換、見守り

情報の役

記録や段取りが得意な人

記録の管理、通院予約、獣医師への説明準備

環境の役

体力に余裕がある人

洗濯、掃除、寝床づくり、用品の買い出し

お金の役

家計を管理している人

医療費、用品の購入、支払いの一元管理


大切なのは、「手が触れるケア」だけを介護と呼ばないことです。洗濯や買い出し、記録も、同じ重さの介護です。


そう定義し直すだけで、「自分は何もしていない」と感じていた家族が動き出しやすくなります。


すれ違いを減らす話し合いのコツ

犬のいる部屋を離れて、時間を決めて話す

介護の話は、疲れきった夜に立ち話で始まりがちです。そうすると感情が先に出て、話し合いになりません。


「日曜の朝、15分だけ」のように、短く区切って場所も変えてみてください。愛犬の様子が気になって集中できない場合は、別の部屋のほうが落ち着いて話せることもあります。


「できない」を責めずに、条件として扱う

「なんで手伝わないの」ではなく、「何曜日の何時なら動けるか」を聞く形に変えてみてください。


  • ✕「もっと協力してほしい」→ 相手は責められたと感じる

  • ○「火曜の夜だけ、夕ごはんの介助をお願いできる?」→ 判断しやすい


依頼は、曜日・時間・作業内容の3つをセットにすると引き受けやすくなります。曖昧な「手伝って」は、悪気なく流されてしまうものです。


記録は「共有できる場所」に置く

ノートでも、家族のメッセージアプリでも構いません。同じものを全員が見られる状態にしておくと、説明の手間が減ります。


  • 食べた量、水を飲んだ量

  • 排泄の回数と様子

  • 薬を飲んだ時間

  • 歩けたか、立てたか

  • 記録した人の名前


名前を書いておくのは、あとで獣医師に聞かれたときに答えられるようにするためです。誰の目にどう映ったかは、思い出せなくなるものです。


通院の説明は、できればもう一人と聞く

これは、あまり語られませんが大切なことです。診察室での説明は情報量が多く、動揺していると半分も残りません。


一人で聞いて家族に伝えると、伝言のたびに内容が変わり、そこから意見の食い違いが生まれます。同席が難しいときは、録音してよいか獣医師に確認する方法もあります。


判断に迷う内容が出てきたときは、記録を持って、かかりつけの獣医師にあらためてご相談ください。


同居していない家族にできること

離れて暮らしている、仕事で帰れない。そういう家族が「何もできない」と思い込んでしまうのは、もったいないことです。


離れていてもできることは、意外に多くあります。


  • 介護用品やおむつの手配・定期購入の管理

  • 通院日の記録の整理、質問リストの作成

  • 費用の一部負担

  • 主に介護している家族の話を、月に一度でも聞く役

  • 帰省したときに、丸一日ケアを代わる


北九州市は坂道の多い地域です。門司区や八幡東区のような傾斜のある住宅街では、階段や坂を抱えて上り下りする負担が、そのまま介護のきつさになります。


  • 車の運転ができる家族は、通院の送迎だけでも大きな助けになります

  • 大型犬の抱き上げは腰への負担が大きく、二人がかりのほうが安全な場面もあります


「体力を使う仕事」と「頭を使う仕事」を分けると、遠方の家族にも担える部分がはっきりします。


家族だけで足りないときは、外の手を入れる

分担を工夫しても、家族の人数や生活時間には限りがあります。誰も休めない状態が続くと、介護そのものが立ち行かなくなります。


介護の相手が施設に行くか、誰かが自宅に来るか。老犬のケアには、大きく2つの選び方があります。


選び方

特徴

施設にお預けする

家を離れる。移動と環境の変化が必要になる

ご自宅に来てもらう

住み慣れた場所のまま。移動の負担がかからない


わたしたち合同会社しっぽは、訪問型のケア事業者です。ご自宅にうかがい、いつもの寝床、いつものにおいの中でケアを行います。足腰が弱ってきた子や、療養中の子にとって、移動しなくてよいことは負担の少ない選択になり得ます。


北九州市内全域(門司区・小倉北区・小倉南区・若松区・八幡東区・八幡西区・戸畑区)にうかがっています。担当は愛玩動物救命士・愛玩動物看護師・愛玩動物介護士のいずれかです。


とくにお力を入れているのがレスパイトケアです。これは、介護している飼い主さんが休むための時間をつくるサービスで、「共倒れを防ぐ」ことを目的にしています。北九州市では扱う事業者が少ない分野です。


サービス

内容

料金

高齢犬・シニア犬 訪問介護・介助

食事・排泄・歩行などの介助をご自宅で

1時間 5,500円〜12,000円

療養犬・ターミナルケア 訪問介護

病気やケガ、手術後などの療養生活を自宅で支える

1時間 6,500円〜15,000円

レスパイトケア

介護する飼い主が休むための時間をつくる

1時間 6,000円〜15,000円

病院帯同サービス

通院に付き添い、普段の様子や記録を獣医師に伝える

1回 10,000円〜15,000円

グリーフケア(オンライン可)

ご家族の気持ちのご相談

1時間 3,500円〜


すべてのサービスで、無料カウンセリングを必ず実施しています。まず状況をお聞きし、ご家庭に合わせたオーダーメイドのケアを組み立てます。24時間対応・要予約で、原則として当日のお申し込みはお受けできませんが、緊急性が高いと判断した場合は可能な限り対応いたします。詳しくはお問い合わせください。


「ひとりじゃないよ。頑張らなくていいよ。」分担の話し合いに、家族以外の選択肢を一つ加えていただければと思います。


よくあるご質問

家族が介護に非協力的で、話し合いにもなりません

まずは分担ではなく「情報の共有」だけから始める方法があります。記録を見える場所に置き、何が行われているかを知ってもらうところから変わることもあります。ご家族の関係のご相談は、グリーフケア(オンライン可)でもお聞きしています。


一人暮らしで分担する家族がいません

その場合は、家族の代わりに外の手を組み込む形になります。ご自宅にうかがう訪問型のケアやレスパイトケアで、休息の時間や通院の付き添いを補うことができます。ご事情を無料カウンセリングでお聞かせください。


家族が同席していなくても依頼できますか

ご相談やお申し込みは、ご家族のどなたかからでも承っています。当日の内容やご希望は無料カウンセリングでうかがいますので、ご家族の間で意見が分かれている段階でもご相談いただけます。手続きの詳細はお問い合わせください。


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通院に付き添い、普段の様子を獣医師にお伝えします

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ひとりじゃないよ。頑張らなくていいよ。


まずは、しっぽに声を届けてください。

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