top of page

合同会社しっぽ

IMG_1793.png

Blog

ブログ

老犬の抱き上げ方|体と腰に負担をかけない支え方

20 時間前
読了時間: 10分

抱き上げようとしたとき、愛犬が「キャン」と鳴いた。そんな経験をして、それ以来こわくて触れなくなった、という方がいます。


年齢とともに、抱っこは「かわいがる行為」から「介助」に変わっていきます。そして、支える飼い主さんの腰もまた、静かに悲鳴をあげはじめます。


ここでは、犬の体と人の腰、その両方をできるだけ守る支え方を整理しました。


この記事でわかること

  • 抱き上げる「回数そのもの」を減らすために、今日から見直せること

  • やりがちな抱き方が、老犬の体のどこに負担をかけているか

  • 超小型犬から超大型犬まで、サイズ別の支える場所

  • 飼い主さん自身の腰を痛めないための体の使い方

  • 後ろ足が弱い、痛みがある、落ち着かない——状態別の注意点


まず、抱き上げる回数を減らせないか考える

抱き上げ方を覚える前に、「そもそも抱き上げなくてよい場面」を増やすほうが、犬にも人にも負担が少なくて済みます。道具を買い足すより先に、今の住まいでできることがあります。


<!-- shippo-figure:1 -->


床と段差を整えると、抱き上げる回数そのものを減らせます。

床と段差を整えると、抱き上げる回数そのものを減らせます。


床が滑ると、犬は自力で立ち上がれず、そのたびに抱き上げが必要になります。滑り止めマットやカーペットを、寝床から水飲み場、トイレまでの動線に敷くだけで、自力で動ける範囲が広がることがあります。


北九州市は坂の多い地域で、玄関までに階段がある戸建てや、上がり框の高いお宅も少なくありません。散歩の出入りだけでも一日に何度も抱えることになるため、そこにスロープや踏み台を置けないか、一度見直してみてください。


  • 寝床・水・トイレを同じフロアにまとめる(階段の上り下りを減らす)

  • ソファやベッドへの上り下りは、低い踏み台やスロープで代替する

  • 玄関の段差は、幅の広い台を一段はさむだけでも変わることがあります

  • 車の乗り降りは、抱き上げずに済むよう乗降用のスロープを検討する


やりがちな抱き方と、体への影響

長年してきた抱き方が、若い頃は平気でも、関節や背骨が弱った体には負担になることがあります。


やりがちな抱き方

体にかかりやすい負担

代わりにできること

前足の脇だけを持って持ち上げる

肩・肘に体重が集中し、背骨と腰が垂れ下がる

胸とお尻を同時に支える

首輪やハーネスを引き上げる

首や気管、前肢に無理がかかる

体の下に手を入れて支える

お腹の下に腕を一本通す

内臓や背中の一点に圧がかかる

二点(胸・お尻)で面として支える

立ったまま前かがみで持ち上げる

犬が不安定になり、人の腰も痛めやすい

膝をつくか、しゃがんでから持ち上げる


共通しているのは、「体のどこか一点に体重が集まると負担になる」ということです。背骨ができるだけ床と平行のまま、水平に持ち上がるイメージを持つと支え方が定まりやすくなります。


サイズ別・支える場所の目安

同じ「抱っこ」でも、体重によって支え方は変わります。


<!-- shippo-figure:2 -->


胸とお尻の二点で支え、背骨を水平に保って持ち上げます。

胸とお尻の二点で支え、背骨を水平に保って持ち上げます。


サイズ

支える場所

気をつけたいこと

超小型犬(〜4kg)・小型犬(〜10kg)

片手を前足の後ろの胸に、もう片方の手をお尻の下に

小さいぶん落下の衝撃が大きい。体に密着させる

中型犬(〜20kg)

両腕を胸の下とお尻の下に深く差し入れ、体ごと自分に寄せる

腕の力ではなく、脚と体幹で立ち上がる

大型犬(20〜30kg)・超大型犬(30kg〜)

無理に持ち上げず、後ろ足だけをタオルやスリングで支えて歩行を助ける

一人で抱えず、可能なら二人で。持ち上げない選択も方法のひとつです


抱き上げる前に、片手でそっと体に触れて声をかけてください。突然持ち上げられると、犬は体をこわばらせ、それだけで関節に力が入ります。


おろすときも同じです。最後まで手を添えて、四本の足が床についたのを確かめてから離すと、着地のふらつきを防ぎやすくなります。


飼い主さんの腰を守る

介護は数か月、数年と続くことがあります。飼い主さんが腰を痛めてしまうと、ケアそのものが止まってしまいます。


  • 膝を曲げてしゃがむ。背中を丸めて腰から曲げない

  • 犬を自分の体にぴったり寄せてから持ち上げる(体から離れるほど腰の負担は増します)

  • 持ち上げた状態で体をひねらない。向きを変えるときは足を踏みかえる

  • 床からいきなり抱え上げず、いったん膝の上や低い台に乗せて二段階で

  • 床でのケアが多い方は、片膝を床につく姿勢にすると腰が安定します


あまり知られていないことですが、介助をする側が同じ姿勢を繰り返すことで痛める場所は、腰だけではありません。手首・肩・膝にも負担は蓄積します。痛みが出てきたら、抱き方の問題ではなく回数の問題かもしれない、と考えてみてください。


状態別に気をつけたいこと

後ろ足が弱っているとき

後ろ半身に力が入りにくい場合、お尻側を先に支えると立ち上がりを助けやすくなります。タオルを一枚、後ろ足の付け根の前あたりのお腹の下に通して、両端を持ち上げる方法もあります。


ただし、お腹を強く圧迫すると苦しくなることがあります。幅の広い布を使い、締めつけないことが大切です。


痛みがあるとき・触ると嫌がるとき

抱き上げようとすると鳴く、体をこわばらせる、振り向いて口を向ける。こうした変化が見られることがあります。


これは「わがまま」ではなく、痛みのサインである場合があります。触られたくない場所が決まっている、という様子が見られたら、自己判断で抱き方を工夫する前に、かかりつけの動物病院にご相談ください。


認知症で落ち着かないとき

夜間にそわそわする、抱き上げても体をよじる、といった様子が出ることがあります。無理に押さえ込むと、犬も人もけがにつながりかねません。


床に座って、自分の脚の間に体を預けてもらう姿勢のほうが落ち着く場合もあります。抱き上げるかどうかを含めて、その日の様子で決めていく形でかまいません。


手術後や療養中

傷口や点滴の場所を避ける必要があるため、支える位置が普段と変わります。退院時に「どこを持っていいか」を獣医師に確認しておくと、帰宅後に迷わずに済みます。


補助具を使うとき、見るべき点

商品を選ぶときは、次の点を確かめてみてください。


  • 接地面が幅広いか(細いベルトは一点に食い込みやすい)

  • 装着したまま排泄ができる形か

  • 留め具が、体の下側や骨の出っ張りに当たらない位置にあるか

  • 洗えるか、乾きやすいか

  • 一人で、短時間で着け外しできるか


バスタオルを使った簡易的な支えは、その場の応急には役立ちます。ただし体を支える道具や高さのあるものは、破損すると転落につながります。不安があれば既製品を選んでください。


そして、ハーネスやサポーターなどの体に直接あてるものは、つけっぱなしにしないこと。外したときに、脇の下や内股、骨の出っ張った部分に赤みやこすれがないかを毎回見てあげてください。


抱き上げがつらくなってきたら

抱き上げが一日に何度も必要になると、「腰が限界だけれど、代わってくれる人がいない」という状況が生まれます。それは飼い主さんの愛情が足りないからではなく、単純に人手が足りていないだけです。


合同会社しっぽは、北九州市内全域(門司区・小倉北区・小倉南区・若松区・八幡東区・八幡西区・戸畑区)にうかがう訪問型のケア事業者です。施設にお預けする方法もありますが、住み慣れたご自宅のまま、移動の負担をかけずに介助を受けられるのが訪問型の特徴です。


サービス

内容

料金(1時間)

高齢犬・シニア犬 訪問介護・介助

食事・排泄・歩行などの介助

5,500円〜12,000円

療養犬・ターミナルケア 訪問介護

手術後・療養中の生活を自宅で支える

6,500円〜15,000円

レスパイトケア

介護する飼い主さんが休むための時間

6,000円〜15,000円

病院帯同サービス

通院の付き添いと、普段の様子の共有

1回 10,000円〜15,000円


すべてのサービスで、無料カウンセリングを必ず実施しています。担当は愛玩動物救命士・愛玩動物看護師・愛玩動物介護士のいずれかです(動物取扱業登録済/第16014号・保管)。


24時間対応・要予約で、原則として当日のお申し込みはお受けしていませんが、緊急性が高いと判断した場合は可能な限り対応いたします。


よくあるご質問

抱き上げると鳴きますが、どこが痛いのか分かりません

痛みの場所を飼い主さんが特定する必要はありません。「いつ・どの姿勢で・どんな声を出したか」をメモしておき、かかりつけの獣医師にお伝えください。病院帯同サービスでは、普段の様子や記録を獣医師に伝えるお手伝いもしています。


大型犬で、一人ではもう持ち上げられません

持ち上げないケアへの切り替えを検討する時期かもしれません。後ろ足だけを支えて歩行を助ける、床の環境を整えて移動距離を減らす、といった方法があります。ご自宅の間取りを見ながら一緒に考えることもできますので、無料カウンセリングでご相談ください。


腰を痛めてしまい、数日でも休みたいのですが

介護する方が休むためのレスパイトケアというサービスがあります。北九州市では扱う事業者が少ないのですが、共倒れを防ぐために、しっぽが特に力を入れている分野です。詳しくはお問い合わせください。


<!-- shippo-related -->


あわせて読みたい

ひとりで抱えなくて大丈夫です

「まだ相談するほどのことじゃないかもしれない」


「こんなことで連絡していいのかな」


そう思って、連絡をためらう方は少なくありません。


でも、こんな段階でのご相談も承っています。


  • 夜中に何度も起きてしまい、自分の睡眠が足りていない

  • 通院の付き添いが、体力的につらくなってきた

  • このまま自宅で看てあげられるのか、自信がない

  • 何を相談すればいいのかも、まだ分からない


合同会社しっぽは、北九州市内でシニア犬・老犬・療養中のわんちゃんの訪問ケアを行っています。


ご自宅にうかがうかたちなので、住み慣れた場所のまま、移動の負担をかけずにお世話ができます。


いきなりご契約ではありません

ご依頼の前に、まず無料のカウンセリングを行います。


いまの様子とご家族のご希望をうかがったうえで、その子に合ったケアをご提案します。


「話を聞いてみるだけ」で構いません。


ご相談いただけること

内容

訪問介護・介助

食事・排泄・歩行などの介助を、ご自宅で

訪問ホスピス・ターミナルケア

療養中・看取り期の穏やかな時間を支えます

レスパイトケア

介護するご家族が休むための時間をつくります

病院帯同

通院に付き添い、普段の様子を獣医師にお伝えします

エンゼルケア/グリーフケア

お別れのあとのお世話と、ご家族のお気持ちのご相談


ご相談・ご予約

📞 093-982-0919(ご予約受付 8:00〜21:00)


💬 [LINEで相談する](https://line.me/R/ti/p/%40055sflba)


※「夜鳴きがひどくて…」の一言からで大丈夫です


✉️ [お問い合わせフォームはこちら](https://www.shippo21.com/)


※外出が多いため、メールでのお問い合わせをおすすめしております


  • 対応エリア:北九州市内全域(門司区・小倉北区・小倉南区・若松区・八幡東区・八幡西区・戸畑区)

  • 24時間対応・要予約 ※原則として当日のお申し込みは承っておりませんが、緊急性が高いと判断した場合は可能な限り対応しております

  • 動物取扱業登録済(第16014号)/愛玩動物救命士・愛玩動物看護師・愛玩動物介護士が対応します


ひとりじゃないよ。頑張らなくていいよ。


まずは、しっぽに声を届けてください。

コメント


bottom of page