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大型犬の老犬介護|体を持ち上げる負担を減らす方法

8 時間前
読了時間: 11分

30キロを超える体を、毎日何度も持ち上げる。腰が悲鳴を上げても、代わってくれる人はいない。大型犬の介護でいちばん体にこたえるのは、この「持ち上げる」という動作だと感じている方は少なくありません。この記事では、持ち上げる場面そのものを減らす考え方と、体を痛めにくい支え方を整理してお伝えします。


この記事でわかること

  • 大型犬の「立てない・歩けない」の背景に、どんなケースがあるか

  • 持ち上げるときに、飼い主さんの体を守るための基本的な考え方

  • 「持ち上げる回数」そのものを減らす、住まいの工夫と補助具の選び方

  • 坂道や集合住宅が多い北九州で、移動のときに気をつけたいこと

  • 一人で抱え込まないための、ご自宅で受けられるサポートの形


大型犬の介護で「持ち上げること」が負担になる理由

小型犬であれば片腕で抱えられた動作も、体重20kgを超えると事情が変わります。大型犬(20〜30kg)、超大型犬(30kg以上)になると、持ち上げる動作は「介助」というより「重量物の運搬」に近くなります


しかも、犬の体は硬い箱ではありません。重心が動き、力が抜け、支えた場所からずり落ちようとします。


さらに負担を大きくしているのが、回数です。排泄、食事、寝返り、通院——一日に何度も繰り返されるため、一回あたりは耐えられても、積み重なって腰や膝を痛めてしまう方がいらっしゃいます。


そしてもう一つ、見落とされがちなことがあります。持ち上げられる側の犬にも、怖さや痛みという負担があるということです。支え方によっては関節に無理がかかったり、不意に持ち上げられた驚きで体をこわばらせたりすることがあります。


立てない・歩けない背景には何があるか

同じ「立てない」でも、背景はさまざまです。理由によって、ふさわしい支え方も変わってきます。


後ろ足の筋力が落ちているケース

加齢とともに後肢の筋肉が細くなり、踏ん張りがきかなくなることがあります。前足は動くのに腰が沈む、立ち上がりに何度も失敗する、といった様子が見られることがあります。


この場合、後ろ半身を少し支えるだけで自分の力で歩けることもあります。全身を抱え上げるのではなく、「足りない分だけ補う」発想が負担を減らします


関節や背骨の痛みによるケース

痛みがある場合、持ち上げられること自体が苦痛になっていることがあります。触れられると体を硬くする、声を出す、特定の姿勢を嫌がるといった変化が手がかりになります。


痛みの有無や程度の判断は、ご家庭では難しいものです。いつもと違う反応が続くときは、かかりつけの獣医師にご相談ください。


床で滑ってしまっているケース

実は筋力の問題ではなく、床で滑って立てないだけというケースもあります。フローリングの上で足がバラバラに開いてしまい、力が入らない状態です。


この場合は、後述する環境の工夫だけで持ち上げる回数が大きく変わることがあります。


ふらつき・旋回など、神経に関わるケース

急にバランスを崩す、体が傾く、同じ方向にぐるぐる回るといった様子が見られることがあります。こうした変化は突然あらわれることもあり、驚かれる方が多いものです。


自己判断で様子を見るより、早めにかかりつけの獣医師に相談されることをおすすめします。


認知機能の変化によるケース

夜鳴きや昼夜の逆転、狭い場所に入り込んで出られなくなるといった行動が見られることがあります。体は動くのに、動き方がわからなくなっている状態です。


このときは「持ち上げて移動させる」より、声をかけながら方向を変えてあげるほうが落ち着くことがあります。


持ち上げるときの基本の考え方

医療的な手技ではなく、けがを防ぐための一般的な考え方として、次のような点が挙げられます。


  • 腰ではなく、脚で持ち上げる(膝を曲げて腰を落とし、体を犬に近づけてから立ち上がる)

  • 体をひねらない(向きを変えるときは、足の位置ごと動かす)

  • お腹の一点で支えず、胸の下と腰の下の二か所に力を分ける

  • 持ち上げる前に、必ず——ではなく、できるかぎり声をかけて合図をする

  • 無理だと感じたら、その場でいったん中断する


一人で持ち上げようとしないという選択

大型犬では、二人で前後を分担するほうが、人にも犬にも負担が少なくなります。前足側と後ろ足側をそれぞれが支えると、体が水平に保たれ、犬も安心しやすくなります。


ご家族の帰宅時間に合わせて移動やお風呂の時間をまとめる、という工夫をされている方もいらっしゃいます。


「持ち上げる」より「移す」

ここはあまり語られない部分ですが、覚えておくと助かります。寝床の上での移動は、持ち上げずに「滑らせる」ほうが楽なことがあります


大きめのバスタオルやシーツを体の下に敷いておき、その布ごと静かに引く方法です。布が体の下にあるだけで、体位を変えるときの力がかなり違ってきます。


「持ち上げる回数」そのものを減らす工夫

介護の負担を下げるいちばんの近道は、上手に持ち上げることよりも、持ち上げなくて済む場面を増やすことです。


住まいの工夫

  • フローリングに滑り止めマットやタイルカーペットを敷く

  • 寝床・水飲み場・トイレを近い位置にまとめる

  • 段差にスロープを置く、または段差のない動線をつくる

  • 壁際に寝床を置き、体を預けられる面をつくる

  • 足裏の毛を短く整え、爪を伸ばしすぎない(滑りの原因になりやすいため)


最後の項目は見落とされがちですが、足裏の毛と爪の状態は、立ち上がりやすさに直結することがあります。


場面別・持ち上げずに済ませる工夫

場面

持ち上げる代わりに

寝返り・体位変換

体の下に敷いた布ごと静かに動かす

立ち上がり

前足の位置を整え、腰の下にタオルを通して補助する

排泄

寝床のそばに吸水シートを広げ、移動距離を短くする

短い距離の移動

歩行補助ハーネスで支えながら、自分の足で歩いてもらう

車への乗降

スロープや踏み台を使い、抱え上げる高さを減らす


補助具の選び方

種類

向いている場面

気をつけたいこと

歩行補助ハーネス(前・後・全身)

少し支えれば歩ける段階

体に合うサイズを選ぶ。脇や股に食い込まないか確認

スリング(布の吊り具)

短距離の移動、立ち上がりの補助

体が布からずれやすいので支える位置に注意

大判タオル・シーツ

体位変換、寝床の上の移動

厚手で丈夫なものを。引く方向は体の軸に沿って

スロープ・踏み台

玄関、車、ソファ

滑り止めの有無と、幅の余裕を確認

介護カート・台車

屋外の移動、通院

段差や坂道での取り回しを事前に確かめる


補助具は、「いつか必要になったら」より、少し早めに試しておくほうが慣れやすい傾向があります。使い方に迷ったときは、かかりつけの獣医師や、日常のケアに関わる専門職に相談してみてください。


北九州の住まいと坂道で気をつけたいこと

北九州市は、坂の途中に住宅が並ぶ地域が少なくありません。門司区や小倉北区、八幡東区などでは、玄関までに階段がある、道路から家までに高低差がある、というお宅もあります。


大型犬を抱えて階段を降りるのは、平地とは比べものにならない負担です。段差のある場所では、持ち上げるより「支えながら一段ずつ」のほうが安全な場合があります


集合住宅では、エレベーターの有無や通路の幅も関わってきます。介護カートを検討される場合は、玄関から外に出るまでの経路を一度実際に通ってみると、必要なサイズが見えてきます。


通院の日は、家の中の移動・車への乗降・病院での待ち時間と、持ち上げる場面が重なります。ご家族の都合がつく日に合わせる、時間に余裕をもって出発するといった段取りが、結果的に体を守ることにつながります。


飼い主さんの体と心を守るという視点

介護が続くと、多くの方が自分のことを後回しにされます。けれど、支える人が腰を痛めて動けなくなると、犬のケアも止まってしまいます


  • 一日に何回持ち上げているか、数えてみる

  • 腰や膝に痛みが出たら、無理をせず人にも医療にもかかる

  • 「今日はできなかった」日があっても、自分を責めない

  • 短時間でも、眠る・座る時間を意識して確保する


夜間の介助が続くと、睡眠が細切れになります。そのまま数か月が過ぎ、気づいたときには自分の心身が限界に近づいていた、という方もいらっしゃいます。


休むことは、介護を投げ出すことではありません。続けるための準備です。


ご自宅で受けられるサポートという選択肢

大型犬の介護には、施設にお預けする方法と、ご自宅に来てもらう方法があります。北九州市内では前者が中心ですが、移動そのものが大きな負担になる大型犬の場合、住み慣れた家のままケアを受けられることには意味があります


合同会社しっぽは、北九州市内全域(門司区・小倉北区・小倉南区・若松区・八幡東区・八幡西区・戸畑区)にうかがう訪問型のケア事業者です。動物取扱業登録済(第16014号・保管)で、愛玩動物救命士・愛玩動物看護師・愛玩動物介護士のいずれかがお宅にうかがいます。


体位変換や立ち上がりの介助、排泄や食事のお手伝いなど、持ち上げる場面をご一緒することができます。ご家族が眠るための時間をつくるレスパイトケア、通院に付き添う病院帯同サービスもご用意しています。


すべてのサービスで、事前に無料カウンセリングを行います。ご家庭の間取りや愛犬の状態をうかがったうえで、オーダーメイドでケアの内容を組み立てます。


サービス

内容

料金

高齢犬・シニア犬 訪問介護・介助

食事・排泄・歩行などの介助をご自宅で

1時間 5,500円〜12,000円

療養犬・ターミナルケア 訪問介護

療養生活をご自宅で支える

1時間 6,500円〜15,000円

レスパイトケア

介護するご家族が休むための時間をつくる

1時間 6,000円〜15,000円

病院帯同サービス

通院への付き添いと、獣医師への情報共有

1回 10,000円〜15,000円

エンゼルケア(お花代含む)

お別れのあとのお世話

25,000円〜50,000円

グリーフケア

ご家族の気持ちのご相談(オンライン可)

1時間 3,500円〜


料金は犬のサイズや内容によって幅があります。24時間対応・要予約で、原則として当日のお申し込みはお受けしていませんが、緊急性が高いと判断した場合は、できるかぎり対応しています。


よくあるご質問

30kgを超える犬でも、訪問での介助をお願いできますか

サイズによってお受けできる内容が変わることがありますので、まずは無料カウンセリングでご状況をおうかがいしています。間取りや動線、ご家族が困っている場面を具体的にお聞かせいただけると、ご提案しやすくなります。詳しくはお問い合わせください。


補助具はどれを買えばよいでしょうか

体格や、どの程度ご自身で歩けるかによって向くものが変わります。この記事でご紹介した種類を目安に、かかりつけの獣医師や、実際にケアに関わる専門職に体の状態を見てもらったうえで選ばれると、無駄が少なくなります。


介護に疲れてしまい、自分が休むために頼むのは気が引けます

ご家族が休むための時間をつくることは、介護を続けるための大切な手立てのひとつです。レスパイトケアは、まさにそのためのサービスです。ひとりで抱えなくて大丈夫です。


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あわせて読みたい

ひとりで抱えなくて大丈夫です

「まだ相談するほどのことじゃないかもしれない」


「こんなことで連絡していいのかな」


そう思って、連絡をためらう方は少なくありません。


でも、こんな段階でのご相談も承っています。


  • 夜中に何度も起きてしまい、自分の睡眠が足りていない

  • 通院の付き添いが、体力的につらくなってきた

  • このまま自宅で看てあげられるのか、自信がない

  • 何を相談すればいいのかも、まだ分からない


合同会社しっぽは、北九州市内でシニア犬・老犬・療養中のわんちゃんの訪問ケアを行っています。


ご自宅にうかがうかたちなので、住み慣れた場所のまま、移動の負担をかけずにお世話ができます。


いきなりご契約ではありません

ご依頼の前に、まず無料のカウンセリングを行います。


いまの様子とご家族のご希望をうかがったうえで、その子に合ったケアをご提案します。


「話を聞いてみるだけ」で構いません。


ご相談いただけること

内容

訪問介護・介助

食事・排泄・歩行などの介助を、ご自宅で

訪問ホスピス・ターミナルケア

療養中・看取り期の穏やかな時間を支えます

レスパイトケア

介護するご家族が休むための時間をつくります

病院帯同

通院に付き添い、普段の様子を獣医師にお伝えします

エンゼルケア/グリーフケア

お別れのあとのお世話と、ご家族のお気持ちのご相談


ご相談・ご予約

📞 093-982-0919(ご予約受付 8:00〜21:00)


💬 [LINEで相談する](https://line.me/R/ti/p/%40055sflba)


※「夜鳴きがひどくて…」の一言からで大丈夫です


✉️ [お問い合わせフォームはこちら](https://www.shippo21.com/)


※外出が多いため、メールでのお問い合わせをおすすめしております


  • 対応エリア:北九州市内全域(門司区・小倉北区・小倉南区・若松区・八幡東区・八幡西区・戸畑区)

  • 24時間対応・要予約 ※原則として当日のお申し込みは承っておりませんが、緊急性が高いと判断した場合は可能な限り対応しております

  • 動物取扱業登録済(第16014号)/愛玩動物救命士・愛玩動物看護師・愛玩動物介護士が対応します


ひとりじゃないよ。頑張らなくていいよ。


まずは、しっぽに声を届けてください。

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