老犬のケアプランを作る|一日の流れと役割を整理する方法
年老いた愛犬のお世話が、いつのまにか「一日中なにかをしている」状態になっていませんか。
やることが多いのに、頭の中だけで管理していると、抜けたときの罪悪感だけが残ります。
そんなとき助けになるのが、介護の「ケアプラン」——つまり一日の流れと役割を紙に書き出すことです。
ここでは、私たち合同会社しっぽ(北九州市小倉北区)が、ご自宅にうかがう中で大切にしている整理のしかたをお伝えします。
この記事でわかること
老犬のケアプランが「犬のため」だけでなく「家族のため」でもある理由
一日の流れを見える化する3つのステップと、書き方の型
犬の状態別に、どの時間帯を厚くすればいいかの考え方
家族で役割を分けるときのコツと、ひとりで介護している場合の工夫
計画に「空白」を残しておくという、あまり語られない知恵
老犬のケアプランは、犬と家族の両方のための設計図
「犬のため」だけの計画は続きにくい
介護の予定を立てるとき、多くの方は愛犬の側からだけ考えます。何時に食事、何時に投薬、何時に体の向きを変える、というように。
けれども、それを実行するのは人です。人の睡眠・仕事・食事が入っていない計画は、数日で崩れることが多いものです。
ケアプランには、犬の予定と一緒に「家族が眠る時間」「休む時間」も書き込んでみてください。それだけで、無理のある部分が目に見えてきます。
きれいな表を作らなくていい
はじめから完成度の高いものを目指すと、作る前に疲れてしまいます。ノートの見開き1ページ、あるいはスマートフォンのメモで十分です。
大切なのは、頭の中にあるものを外に出して、家族の誰が見ても同じ内容がわかる状態にすることです。
一日の流れを「見える化」する3ステップ
ステップ1:24時間をそのまま書き出す
まずは理想ではなく、昨日の実際を書きます。何時に起きて、何時に水を飲ませて、何時に夜鳴きがあったか。
書き方の一例です。
時間帯 | 愛犬の様子 | ケアの内容 | 担当 |
6:00 | 起きて鳴く | 排泄介助・水分 | 母 |
8:00 | 落ち着いている | 朝食・投薬 | 母 |
12:00 | 眠っている | 体の向きを変える | 父 |
18:00 | そわそわする | 夕食・短い歩行介助 | 娘 |
23:00 | 起きやすい | 排泄・寝床の調整 | 父 |
2:00 | 夜鳴き | 声かけ・体勢直し | 母 |
ステップ2:ケアの中身を種類で分ける
書き出したものを、次のように分類すると抜けが見つけやすくなります。
食事(回数・形状・食べるまでにかかる時間)
水分(自分で飲めるか、介助が要るか)
排泄(間隔・おむつやシーツの交換)
寝床(体の向きを変える間隔・床ずれの確認)
移動(立ち上がり、歩行、段差の介助)
投薬・処置(かかりつけの獣医師の指示にそって)
見守り(目を離せない時間帯)
ステップ3:所要時間を書き添える
各ケアの横に「10分」「30分」と実際にかかる時間を書きます。合計してみると、一日のうちどれだけの時間を使っているかがはっきりします。
「思っていたより自分は動いている」と気づくことが、休む理由を自分に許す第一歩になります。
記録は3行で十分
毎日の記録を細かくつけようとすると続きません。食べた量・排泄の回数・気になった様子、この3行だけでも、日々の変化を追う手がかりになります。
愛犬の状態別に、厚くする時間帯を決める
すべての時間に同じ力を注ぐと、体力がもちません。状態によって「ここは丁寧に」「ここは見守るだけ」と濃淡をつける考え方があります。
歩行が不安定な場合
立ち上がりと方向転換のときに、ふらつきが見られることがあります。滑りにくいマットを動線に敷き、家具の角に当たらないよう配置を見直す方法があります。
認知症の症状が見られる場合
夜間に鳴く、同じ方向に回る、昼夜が逆になるといった変化が現れることがあります。日中に光を浴びる時間をつくる、寝床の周囲を柔らかい素材で囲うなどの工夫が知られています。
病気やケガの療養中・手術後の場合
処置や投薬の時間が固定されるため、他の予定をそこに合わせて組み直すと動きやすくなります。傷の様子や食欲の変化で気になる点があれば、自己判断せずかかりつけの獣医師にご相談ください。
状態 | 厚くしたい時間帯 | 家族が疲れやすいところ |
歩行が不安定 | 起床直後・食事前後 | 抱き上げによる腰の負担 |
認知症の症状 | 夕方〜夜間 | 睡眠が細切れになること |
療養中・術後 | 投薬・処置の前後 | 気を張り続けること |
家族で役割を分けるコツ
「気づいた人がやる」から「決めておく」へ
同居のご家族がいても、実際には一人に負担が集まりやすいものです。理由の多くは、役割が決まっていないからです。
「誰が」「いつ」「何を」までを書いて貼っておくと、頼む側の心理的な負担が軽くなります。頼むたびに説明する必要がなくなるからです。
役割は、ケアの現場だけではありません。
役割 | 具体的な内容 |
主担当 | 日中の食事・排泄・見守り |
交代要員 | 主担当が休む時間を代わる |
記録係 | 食事量・排泄・気になる変化を書く |
買い出し・連絡係 | おむつやフードの補充、病院への連絡 |
離れて暮らす家族 | 電話で話を聞く、費用の分担 |
離れて暮らしていて手が出せない方でも、「話を聞く役」は立派な役割です。介護している人が愚痴をこぼせる相手がいるかどうかで、続けられる長さは変わってきます。
ひとりで介護している場合
ご家族に頼れない状況であれば、一日のうち「ここだけは目を離してよい時間」を先に決めておく方法があります。愛犬が深く眠りやすい時間帯を記録から見つけて、その時間に自分の食事や仮眠を入れます。
すべてを自分で抱えなくても大丈夫です。外部の手を計画にあらかじめ組み込むという考え方については、後半でお伝えします。
だれも教えてくれない:計画に「空白」を残しておく
ケアプランを作った方が次につまずくのは、予定どおりにいかなかった日です。ここで「守れなかった」と感じてしまうと、計画そのものが苦しみの元になります。
そこで、はじめから崩れる前提で作っておきます。
一日のどこかに、何も予定を入れない30分の空白を置く
「今日はここまでできればいい」という下限を決めておく(例:水分と排泄だけは)
通院や検査のある日は、他のケアを意図的に減らす日として扱う
予定表は鉛筆で書き、変わって当たり前のものとして扱う
もうひとつ、北九州で訪問していて感じることがあります。この街は坂の多い地域が多く、玄関までの階段や、駐車場から部屋までの距離が負担になるお住まいも少なくありません。
中型犬・大型犬になると、抱えて坂道を下りるだけで飼い主さんの腰に大きな負担がかかります。通院日は「病院での時間」だけでなく、「家から車までの移動」も一つのケアとして時間を見積もっておくと、当日の慌ただしさが減ります。
計画の中に「外の手」をあらかじめ入れておく
ケアプランが完成したら、最後に見てほしいのは「この計画で、家族は何時間眠れるか」という点です。ここが確保できていない場合、外の手を組み込む段階に来ているのかもしれません。
私たち合同会社しっぽは、施設にお預かりするのではなく、ご自宅にうかがう訪問型のケアを行っています。住み慣れた場所のまま、移動の負担をかけずに過ごせることを大切にしているためです。
すべてのサービスで無料カウンセリングを行い、ご家族と愛犬の状況にあわせたオーダーメイドのケアをご相談しています。ケアプランの整理そのものについて、一緒に考えることもできます。
サービス | 内容 | 料金 |
高齢犬・シニア犬 訪問介護・介助 | 食事・排泄・歩行などの介助 | 1時間 5,500円〜12,000円 |
療養犬・ターミナルケア 訪問介護 | 病気やケガ、術後の療養を自宅で支える | 1時間 6,500円〜15,000円 |
レスパイトケア | 介護する飼い主が休む時間をつくる | 1時間 6,000円〜15,000円 |
病院帯同サービス | 通院に付き添い、記録を獣医師に伝える | 1回 10,000円〜15,000円 |
エンゼルケア(お花代含む) | お別れのあとのお世話 | 25,000円〜50,000円 |
グリーフケア | ご家族の気持ちのご相談(オンライン可) | 1時間 3,500円〜 |
料金はサイズや内容によって幅があります。北九州市では扱う事業者が少ないレスパイトケア——介護される方が休むための時間をつくり、共倒れを防ぐためのサービスにも力を入れています。
対応エリアは北九州市内全域(門司区・小倉北区・小倉南区・若松区・八幡東区・八幡西区・戸畑区)。24時間対応・要予約で、原則として当日のお申し込みは承っていませんが、緊急性が高いと判断した場合は可能なかぎり対応いたします。詳しくはお問い合わせください。
よくあるご質問
ケアプランは、どのくらいの頻度で見直せばいいですか
愛犬の状態が変わったときが、見直しのタイミングのひとつです。歩き方、食べる量、眠る時間帯に変化が出てきたら、時間帯の配分を組み直してみてください。
家族が協力してくれません。どう伝えればいいでしょうか
「手伝って」ではなく、書き出した表を見せて「この時間のこの作業をお願いしたい」と具体的に伝える方法があります。役割が見えると動きやすくなる方もいらっしゃいます。
病院での説明をうまく伝えられません
日々の記録を3行だけでも残しておくと、獣医師に伝える手がかりになります。しっぽでは通院に付き添い、普段の様子や記録をお伝えする病院帯同サービスもご用意しています。
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ひとりで抱えなくて大丈夫です
「まだ相談するほどのことじゃないかもしれない」
「こんなことで連絡していいのかな」
そう思って、連絡をためらう方は少なくありません。
でも、こんな段階でのご相談も承っています。
夜中に何度も起きてしまい、自分の睡眠が足りていない
通院の付き添いが、体力的につらくなってきた
このまま自宅で看てあげられるのか、自信がない
何を相談すればいいのかも、まだ分からない
合同会社しっぽは、北九州市内でシニア犬・老犬・療養中のわんちゃんの訪問ケアを行っています。
ご自宅にうかがうかたちなので、住み慣れた場所のまま、移動の負担をかけずにお世話ができます。
いきなりご契約ではありません
ご依頼の前に、まず無料のカウンセリングを行います。
いまの様子とご家族のご希望をうかがったうえで、その子に合ったケアをご提案します。
「話を聞いてみるだけ」で構いません。
ご相談いただけること | 内容 |
訪問介護・介助 | 食事・排泄・歩行などの介助を、ご自宅で |
訪問ホスピス・ターミナルケア | 療養中・看取り期の穏やかな時間を支えます |
レスパイトケア | 介護するご家族が休むための時間をつくります |
病院帯同 | 通院に付き添い、普段の様子を獣医師にお伝えします |
エンゼルケア/グリーフケア | お別れのあとのお世話と、ご家族のお気持ちのご相談 |
ご相談・ご予約
📞 093-982-0919(ご予約受付 8:00〜21:00)
💬 [LINEで相談する](https://line.me/R/ti/p/%40055sflba)
※「夜鳴きがひどくて…」の一言からで大丈夫です
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対応エリア:北九州市内全域(門司区・小倉北区・小倉南区・若松区・八幡東区・八幡西区・戸畑区)
24時間対応・要予約 ※原則として当日のお申し込みは承っておりませんが、緊急性が高いと判断した場合は可能な限り対応しております
動物取扱業登録済(第16014号)/愛玩動物救命士・愛玩動物看護師・愛玩動物介護士が対応します
ひとりじゃないよ。頑張らなくていいよ。
まずは、しっぽに声を届けてください。




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