top of page

合同会社しっぽ

IMG_1793.png

Blog

ブログ

老犬の介護はいつまで続くのか|見通しの立て方と心の準備

8 時間前
読了時間: 11分

「この生活は、いつまで続くんだろう」。


夜中に何度も起きて、抱き上げて、また眠れないまま朝を迎える。そんな日々のなかで、ふとそう考えてしまった自分を責めている方もいらっしゃるかもしれません。


その問いは、愛犬を大切に思っているからこそ出てくるものです。この記事では、老犬の介護期間の考え方と、見通しの立て方、そして心の準備の進め方を、できるだけ具体的にお伝えします。


この記事でわかること

  • 「いつまで続くのか」と考えてしまう気持ちとの向き合い方

  • 介護期間に決まった長さがない理由と、原因別に見た経過の違い

  • 期間ではなく「段階」で見通しを立てるという方法

  • 毎日の記録が、見通しと獣医師への相談の両方を助けてくれること

  • 心の準備として、今のうちに決めておけること


「いつまで続くのか」と考えてしまうのは、ひどいことではありません

介護が長くなると、多くの飼い主さんが同じ問いにたどり着きます。「いつまで続くのか」と考えることは、愛犬を早く手放したいという気持ちとは別のものです。


人は、終わりの見えないことに強い疲れを感じます。先が見えないからこそ、自分の体力や仕事、家族の生活をどう保てばいいのか分からなくなるのです。


その不安を「終わりを待っている」と自分で解釈してしまい、罪悪感を抱えてしまう方も少なくありません。けれど、それは見通しを立てようとする、ごく自然な思考です。


まずは、その気持ちを否定しないところから始めてみてください。


老犬の介護期間に「決まった長さ」がない理由

「平均で何年」という数字を探したくなりますが、犬種・体格・持病・生活環境によって経過は大きく変わります。同じ症状でも、進み方はその子ごとに違います。


ここでは、介護のきっかけになりやすい状態を分けて整理します。


足腰の衰えによるもの

後ろ足がふらつく、立ち上がりに時間がかかる、段差でつまずくといった変化から始まることがあります。歩行の介助や体位変換(寝たきりの子の体の向きを変えること)が中心になります。


体の状態が保たれていれば、介助しながらの生活が長く続く場合もあります。期間が長くなりやすい一方で、飼い主さんの体力的な負担が積み重なりやすいのがこのタイプです。


認知症によるもの

夜鳴き、旋回(同じ方向にぐるぐる歩く)、昼夜の逆転といった変化が見られることがあります。身体は元気なのに生活リズムが崩れるため、飼い主さんの睡眠が削られやすくなります。


介護というより「見守りが途切れない状態」が続くのが特徴です。


病気の療養によるもの

内臓の病気や腫瘍、手術後の回復期などでは、投薬や食事の管理が生活の中心になります。経過は病状によって大きく変わり、獣医師の診断のもとで日々変化していきます。


気になる症状がある場合は、自己判断で対応を決めず、かかりつけの獣医師にご相談ください。


複数が重なるもの

実際には、足腰の衰えと認知症、持病の投薬が同時に重なることも珍しくありません。この場合、ひとつひとつは小さな作業でも、一日の中で手が空く時間がほとんどなくなります。


見通しの立て方|「期間」ではなく「段階」で考える

「あと何年」を予測するのは難しいことです。そこで、期間ではなく「今どの段階にいるか」で捉え直すと、必要な準備が見えやすくなります


以下は、一般的な目安としての整理です。実際の経過はその子ごとに異なります。


段階

見られやすい変化

主に必要になること

見守り期

段差を避ける、寝ている時間が増える

住環境の調整、記録の習慣づけ

部分介助期

立ち上がりに補助が要る、食べこぼしが増える

歩行・食事の介助、通院の頻度が上がる

全介助期

自力で起き上がれない、排泄の介助が必要

体位変換、排泄ケア、夜間の対応

療養・終末期

食欲の低下、呼吸や意識の変化

獣医師と相談しながらの緩和的なケア


段階は一直線に進むとは限りません。良い日と悪い日を行き来しながら、ゆっくり移っていくことが多いという点は、知っておくと気持ちが少し楽になります。


調子の良い日が来たときに「回復したのかもしれない」と期待し、翌日にまた落ち込む。その波に振り回されて疲れてしまう方もいらっしゃいます。波があること自体が、この時期の自然な姿です。


だれも教えてくれない知恵|介護の見通しは「記録」からしか生まれない

先のことは誰にも分かりません。けれど、「この1か月でどう変わったか」は、記録があれば分かります。そして、それが今のところ唯一の、手元にある見通しの材料です。


毎日そばにいる飼い主さんほど、変化に気づきにくくなります。少しずつの変化は、記憶の中では平坦になってしまうからです。


記録といっても、長い文章を書く必要はありません。スマートフォンのメモに数行、あるいはカレンダーに印をつけるだけでも十分です。


記録したい項目

書き方の例

食事

食べた量(いつもの何割か)、食べる姿勢

排泄

回数、間隔、失敗の有無

歩行

自力で立てたか、介助が要ったか

睡眠・夜間

何時に起きたか、夜鳴きの有無

表情・様子

呼びかけへの反応、好きな場所にいたか


この記録には、もうひとつ大きな役割があります。診察室では、愛犬は普段と違う様子を見せることが少なくありません。緊張で歩き方が変わったり、いつもより元気に見えたりします。


だからこそ、家での様子を記録として持っていくことが、獣医師に状態を正確に伝える助けになります。写真や短い動画も、言葉より伝わることがあります。


なお、通院そのものが負担になってきた場合には、通院に付き添って普段の様子や記録を獣医師に伝える病院帯同サービスという方法もあります。抱えて車に乗せる、待合室で支え続けるといった場面で、手が足りないと感じる方もいらっしゃいます。


介護を続けるための、現実的な備え

介護は、飼い主さんの生活の上に成り立っています。倒れてしまえば、ケアそのものが続けられません。


睡眠を「先に」確保する

夜間対応が続くと、睡眠が細切れになります。空いた時間に休もうとすると、家事や仕事に時間を取られ、結局休めません。


「この日は休む」と先に予定として入れてしまうほうが、実際に休める確率は高くなります。


家族や周囲と役割を分ける

一人で抱え込むと、判断も体力も限界に近づきます。完全に交代してもらえなくても、次のような形で分担できることがあります。


  • フードやペットシーツの買い出し

  • 通院の送迎や、車への乗せ降ろし

  • 夜間の一部の時間帯だけ交代する

  • 記録をつける係を分ける


住まいの環境を見直す

北九州市は坂の多い地域が広がっており、門司区や八幡東区など、傾斜のある道沿いにお住まいの方も少なくありません。エレベーターのない集合住宅では、大型犬を抱えての階段の上り下りが大きな負担になります。


  • 玄関までの動線に滑り止めを敷く

  • 抱き上げる回数を減らせるよう、寝床の位置を変える

  • 夜間の通院に備えて、車までの経路を確認しておく


外に連れ出すこと自体が負担になってきた段階では、「自宅でできるケアに切り替える」という発想が役に立ちます。


心の準備の進め方

終わりを意識することは、つらい作業です。同時に、あらかじめ考えておくことで、その時の混乱を少し減らせる面もあります。


介護の途中で愛犬を失うことを想像し、前もって悲しみを感じることを「予期悲嘆」と呼ぶことがあります。まだ生きているのに悲しくなる自分に戸惑う方もいらっしゃいますが、これも自然な心の働きのひとつです。


落ち着いて考えられるときに、次のようなことを少しずつ整理しておく方法があります。


決めておけること

考えておきたい点

治療の方針

どこまで積極的に治療するか。獣医師と相談しながら

夜間・緊急時の連絡先

かかりつけと、夜間に相談できる先

お別れのあとのこと

供養の方法、連絡する家族

自分自身のこと

仕事の調整、話を聞いてもらえる相手


すべてを今決める必要はありません。「考えたくない」と感じるなら、それも今は正しい判断です。


そして、お別れのあとに気持ちの整理がつかないときのために、グリーフケア(ペットロスのご相談)という支えがあることも、頭の片隅に置いておいていただければと思います。


ご自宅で受けられるケアという選択肢

介護が長くなったとき、選択肢は「自分ひとりで続ける」か「どこかに預ける」かの二択ではありません。ご自宅にうかがってケアを行う、訪問型という方法があります。


住み慣れた場所で、いつもの寝床のまま過ごせるため、移動の負担がかかりません。目や耳が衰えてきた子や、environment の変化に弱くなった子にとって、この違いは小さくないと考えています。


合同会社しっぽは、北九州市内全域(門司区・小倉北区・小倉南区・若松区・八幡東区・八幡西区・戸畑区)を対象に、高齢犬・療養犬のご自宅でのケアを行っています。24時間対応・要予約で、原則として当日のお申し込みはお受けしていませんが、緊急性が高いと判断した場合は可能な限り対応いたします。


なかでもレスパイトケアは、介護をされている飼い主さんが休むための時間をつくるサービスです。北九州市では扱う事業者が少なく、共倒れを防ぐという目的で、当社が特に力を入れているものです。


サービス

料金(1時間あたり)

高齢犬・シニア犬 訪問介護・介助

5,500円〜12,000円

療養犬・ターミナルケア 訪問介護

6,500円〜15,000円

レスパイトケア

6,000円〜15,000円

病院帯同サービス

1回 10,000円〜15,000円

エンゼルケア(お花代含む)

25,000円〜50,000円

グリーフケア(オンライン可)

3,500円〜


料金は犬のサイズや状態により幅があります。すべてのサービスで無料カウンセリングを行っておりますので、まずはお話をお聞かせください。詳しくはお問い合わせください。


よくあるご質問

介護がいつまで続くか、目安を教えてもらえますか

期間は犬種・体格・持病・生活環境によって大きく異なり、目安をお伝えすることは難しいのが実情です。ただ、日々の記録をもとに「今どの段階にあるか」を一緒に整理することはできます。医学的な見通しについては、かかりつけの獣医師にご相談ください。


数時間だけ見てもらう、といった使い方はできますか

レスパイトケアは、飼い主さんが休むための時間をつくることを目的としたサービスです。ご希望の時間帯や必要なケアの内容をうかがったうえで、ご家庭ごとにオーダーメイドで組み立てます。無料カウンセリングの際にご相談ください。


家が散らかっていても、来ていただけますか

介護中のお宅は、どこも生活のかたちが変わっています。片付けのためにご負担をかけることは本意ではありませんので、そのままの状態でお迎えいただいて差し支えありません。


<!-- shippo-related -->


あわせて読みたい

ひとりで抱えなくて大丈夫です

「まだ相談するほどのことじゃないかもしれない」


「こんなことで連絡していいのかな」


そう思って、連絡をためらう方は少なくありません。


でも、こんな段階でのご相談も承っています。


  • 夜中に何度も起きてしまい、自分の睡眠が足りていない

  • 通院の付き添いが、体力的につらくなってきた

  • このまま自宅で看てあげられるのか、自信がない

  • 何を相談すればいいのかも、まだ分からない


合同会社しっぽは、北九州市内でシニア犬・老犬・療養中のわんちゃんの訪問ケアを行っています。


ご自宅にうかがうかたちなので、住み慣れた場所のまま、移動の負担をかけずにお世話ができます。


いきなりご契約ではありません

ご依頼の前に、まず無料のカウンセリングを行います。


いまの様子とご家族のご希望をうかがったうえで、その子に合ったケアをご提案します。


「話を聞いてみるだけ」で構いません。


ご相談いただけること

内容

訪問介護・介助

食事・排泄・歩行などの介助を、ご自宅で

訪問ホスピス・ターミナルケア

療養中・看取り期の穏やかな時間を支えます

レスパイトケア

介護するご家族が休むための時間をつくります

病院帯同

通院に付き添い、普段の様子を獣医師にお伝えします

エンゼルケア/グリーフケア

お別れのあとのお世話と、ご家族のお気持ちのご相談


ご相談・ご予約

📞 093-982-0919(ご予約受付 8:00〜21:00)


💬 [LINEで相談する](https://line.me/R/ti/p/%40055sflba)


※「夜鳴きがひどくて…」の一言からで大丈夫です


✉️ [お問い合わせフォームはこちら](https://www.shippo21.com/)


※外出が多いため、メールでのお問い合わせをおすすめしております


  • 対応エリア:北九州市内全域(門司区・小倉北区・小倉南区・若松区・八幡東区・八幡西区・戸畑区)

  • 24時間対応・要予約 ※原則として当日のお申し込みは承っておりませんが、緊急性が高いと判断した場合は可能な限り対応しております

  • 動物取扱業登録済(第16014号)/愛玩動物救命士・愛玩動物看護師・愛玩動物介護士が対応します


ひとりじゃないよ。頑張らなくていいよ。


まずは、しっぽに声を届けてください。

コメント


bottom of page