top of page

合同会社しっぽ

IMG_1793.png

Blog

ブログ

老犬の寝床づくり|床ずれを防ぐマットと敷き方

11 分前
読了時間: 10分

夜中に何度も愛犬の体勢を変えて、気づけば自分がほとんど眠れていない。そんな日々を送っている方もいらっしゃると思います。


同じ姿勢で寝ている時間が長くなると、体の一部に負担が集まりやすくなります。いわゆる「床ずれ」です。


ここでは、道具を買い足す前にできることから、マットの選び方・敷き方まで、今日から試せる考え方を順にお伝えします。


この記事でわかること

  • 床ずれが起きやすい場所と、その理由(圧迫・湿気・摩擦の3つ)

  • マットを買い足す前に、いまの寝床で減らせる負担

  • マット選びで見るべき点(厚み・沈み込み・通気性・洗えるか)

  • 「層」で考える敷き方と、体位変換(寝返り)の目安

  • 皮膚のどんな変化を見たら、かかりつけの動物病院に相談するか


床ずれはなぜできるのか

床ずれは「寝かせきりだから起きる」と思われがちですが、原因はもう少し細かく分かれます。原因が違えば、手当ての方向も変わります。


圧迫によるもの

体の重みが一点に集まり続けると、その部分の血のめぐりが滞りやすくなります。とくに骨が皮膚のすぐ下にある場所は、クッションになる筋肉や脂肪が少なく、負担が集中しがちです。


シニア期になると筋肉が落ち、以前より骨が当たりやすくなっている子もいます。同じ寝床でも、若い頃と条件が変わっていると考えておくと見落としが減ります。


湿気・蒸れによるもの

汗や尿、よだれ、そして体から出る熱と湿気。これらがマットにこもると、皮膚がふやけて弱くなりやすくなります。


乾いた清潔な面が、いつも体の下にあること。 これは厚いマットを敷くことと同じくらい大切です。


摩擦・ずれによるもの

体勢を変えるとき、引きずるように動かすと皮膚が横方向に引っぱられます。シーツのシワ、たたんだタオルの段差も、小さな摩擦を生み続けます。


できやすい場所

見ておきたいこと

肩・肘の外側

毛が薄くなっていないか、赤みはないか

腰骨・坐骨まわり

左右で毛並みに差が出ていないか

かかと・くるぶし

皮膚が硬く厚くなっていないか

ほお・耳の下側

よだれで湿っていないか


マットを買う前に、いまの環境で減らせる負担

道具を足す前に見直せることが、意外と残っていることがあります。まずはこちらから確認してみてください。


  • 寝床の場所:家族の気配が届く場所か。人通りの真ん中で、体をまたがれていないか

  • 床からの冷えと熱:フローリングの底冷え、夏場の熱のこもり方

  • 敷いているものの枚数:タオルを何枚も重ねて、かえって段差ができていないか

  • シーツのシワ:体の下に、折り目やよじれが残っていないか

  • 体勢の偏り:気づくといつも同じ向きで寝ていないか


ここで、あまり語られないことをひとつ。厚くて柔らかいマットが、いつも良いとは限りません。


沈み込みが深すぎると、自力で寝返りを打ったり、足を踏ん張って立ち上がったりする動作が難しくなることがあります。まだ自分で動ける子の場合、「沈みすぎない」ことが床ずれ予防につながる場面もあります。


北九州は坂の多い地域や、造りの古い一戸建て、海に近く風の通る地区など、住まいの条件がさまざまです。冬場に床から冷えが上がる部屋では、マットの性能より先に「床との間に断つ層を一枚入れる」ほうが効くこともあります。


マット選びで見るべき点

商品名ではなく、手に取ったときに確認できる点で選ぶと迷いにくくなります。


見るべき点

確認のしかた

厚みと沈み込み

手のひらで押して、底に手が当たらないか

復元の早さ

押した跡がすぐ戻るか、へこんだままか

通気性

内部に空気の通り道があるか、蒸れにくい素材か

洗えるか・乾くか

カバーが外せるか、洗い替えを用意できるか

表面の滑りにくさ

体がずれて端に寄っていかないか

大きさ

手足を伸ばしても、体がはみ出さないか


とくに「洗い替えがあるか」は、実際の介護の続けやすさを大きく左右します。 どれだけ良いマットでも、汚れたときに使えるものが一枚もないと、乾くまでの数時間を床に直接寝かせることになってしまいます。


サイズについては、犬のサイズ区分(超小型犬〜4kg/小型犬〜10kg/中型犬〜20kg/大型犬20〜30kg/超大型犬30kg以上)を目安に、体を伸ばした状態で収まる広さを見てあげてください。


「層」で考える敷き方

一枚で完結させようとせず、役割ごとに層を分けると管理がしやすくなります。


<!-- shippo-figure:1 -->


役割ごとに層を分けて敷くと、汚れた一枚だけを替えられます。

役割ごとに層を分けて敷くと、汚れた一枚だけを替えられます。


  1. 土台の層:床の冷たさ・硬さを断つ。ここは動かさない

  2. 体圧を分散する層:体の重みを受け止める。厚みと復元力のあるもの

  3. 吸う層:湿気や排泄を受け止める。汚れたらここだけ替える

  4. 肌に触れる層:やわらかく、乾いた面。シワを伸ばして敷く


この分け方の利点は、汚れたときに「一枚だけ」交換すればよくなることです。夜中の交換がぐっと楽になります。


敷くときの細かなコツ

  • 防水シーツを肌に直接あてない。上に吸湿性のある布を一枚はさむ

  • 敷物の端は下に折り込み、体の下に段差をつくらない

  • マットの下に滑り止めを入れ、ずれて床が露出しないようにする

  • 立ち上がる位置の床にも、滑りにくいマットを続けて敷く

  • 壁際に寝床を置く場合、頭や足が壁に当たり続けていないか見る


寝床の周囲に丸めたタオルやクッションを置いて体を支える方法もあります。ただし、高さを出して体を支える道具は、崩れると転落につながることがあります。手作りに不安があるときは、姿勢保持を想定してつくられた既製品を使うほうが安心です。


体位変換(寝返り)の考え方

自分で寝返りが打てなくなってきた場合、人の手で体勢を変えることがあります。一般には2〜3時間ごとを目安とすることが多いのですが、体格・皮膚の状態・痛みの有無によって適した間隔は変わります。かかりつけの獣医師に、その子に合った間隔を相談してみてください。


体を動かすときに気をつけたいこと

  • 引きずらず、体の下に手を差し入れて浮かせてから向きを変える

  • 下になっていた側の皮膚を、そのつど手短に見る

  • 手のひらで、背中や腰まわりの湿り気と熱のこもりを確かめる

  • 完全な横向きにこだわらず、クッションで少し傾ける「半側臥位」も使う

  • 向きを変えたら、体の下のシワを指でなでて伸ばす


<!-- shippo-figure:2 -->


引きずらず体を浮かせて向きを変え、クッションで傾けて支えます。

引きずらず体を浮かせて向きを変え、クッションで傾けて支えます。


「体の下に手を入れて湿りを確かめる」は、見た目ではわからない蒸れに気づける方法です。目で見て問題がなくても、手が湿るようなら敷物を替える合図と考えてみてください。


皮膚を見るタイミングと、相談の目安

おむつ、ハーネス、靴下、包帯など、体に直接あてるものは便利ですが、長時間つけっぱなしにしないことが大切です。外すたびに皮膚を見る習慣をつけると、変化に早く気づけます。


見られる変化

考えられること

押しても消えない赤み

圧迫が続いている可能性

毛が薄くなる・硬くなる

摩擦が繰り返されている可能性

皮膚が白くふやけている

湿気がこもっている可能性

傷・じゅくじゅく・においがある

早めに動物病院へご相談を


床ずれは、進むと家庭でのケアだけでは手が足りなくなることがあります。傷ができている、痛がる、いつもと様子が違う——こうしたときは、自己判断で処置をせず、かかりつけの動物病院にご相談ください。通院そのものが難しい場合も、まずは電話で状況を伝えるところから始められます。


寝床を整えても、眠れない夜が続くときは

寝床づくりは、整えて終わりではありません。数時間ごとに体勢を変え、汚れたら替え、様子を見る。その繰り返しが毎日続きます。


眠れない、外出できない、体がつらい。そう感じるのは、頑張りが足りないからではありません。介護する側が休むことも、ケアの一部です。


合同会社しっぽは、北九州市内全域(門司区・小倉北区・小倉南区・若松区・八幡東区・八幡西区・戸畑区)にうかがう訪問型のケア事業者です。施設にお預けするのではなく、住み慣れたご自宅のまま、移動の負担をかけずにケアを受けていただけます。


寝床の整え方や体位変換の相談、飼い主様が休むための時間づくり、通院への付き添いなど、ご家庭ごとに内容を組み立てるオーダーメイドのケアをご用意しています。すべてのサービスで、まず無料カウンセリングを行います。


サービス

料金

高齢犬・シニア犬 訪問介護・介助

1時間 5,500円〜12,000円

療養犬・ターミナルケア 訪問介護

1時間 6,500円〜15,000円

レスパイトケア

1時間 6,000円〜15,000円

病院帯同サービス

1回 10,000円〜15,000円

エンゼルケア(お花代含む)

25,000円〜50,000円

グリーフケア(オンライン可)

1時間 3,500円〜


料金は犬のサイズや内容によって幅があります。詳しくはお問い合わせください。24時間対応・要予約で、原則として当日のお申し込みはお受けしていませんが、緊急性が高いと判断した場合は可能な限り対応いたします。


よくあるご質問

床ずれ予防のマットは、厚ければ厚いほど良いのでしょうか

厚みは目安のひとつですが、沈み込みが深すぎると自力での寝返りや立ち上がりが難しくなることがあります。手で押して底に手が当たらず、押した跡がすぐ戻るものを目安にしてみてください。まだ自分で動ける子ほど、「沈みすぎない」ことが助けになる場合があります。


夜中の体位変換で眠れません。何か方法はありますか

日中にケアを代わってもらい、飼い主様が眠る時間をつくるという考え方があります。しっぽではレスパイトケアとして、ご自宅にうかがって介護を代わるサービスをご用意しています。北九州市では扱う事業者が少ない分野ですので、まずは無料カウンセリングでご事情をお聞かせください。


すでに赤みが出ています。市販のものでケアしてよいですか

押しても消えない赤みや、皮膚が傷になっている状態は、家庭での判断が難しい段階です。自己判断で薬やテープを使う前に、かかりつけの動物病院にご相談ください。通院が難しい場合は、病院帯同サービスで付き添い、ご自宅での普段の様子を獣医師にお伝えすることもできます。


<!-- shippo-related -->


あわせて読みたい

  • 老犬の段差対策|スロープ・ステップの選び方と置き場所

  • 老犬の食器の高さ|飲み込みやすい食事の姿勢をつくる

  • 老犬の抱き上げ方|体と腰に負担をかけない支え方

  • 寝たきりになった老犬の介護|床ずれ・体位変換・排泄のケア

  • 老犬のトイレの失敗が増えたら|叱らずに整える方法

  • 北九州市の老犬訪問介護|ご自宅で受けられるケアの内容と流れ

ひとりで抱えなくて大丈夫です

「まだ相談するほどのことじゃないかもしれない」


「こんなことで連絡していいのかな」


そう思って、連絡をためらう方は少なくありません。


でも、こんな段階でのご相談も承っています。


  • 夜中に何度も起きてしまい、自分の睡眠が足りていない

  • 通院の付き添いが、体力的につらくなってきた

  • このまま自宅で看てあげられるのか、自信がない

  • 何を相談すればいいのかも、まだ分からない


合同会社しっぽは、北九州市内でシニア犬・老犬・療養中のわんちゃんの訪問ケアを行っています。


ご自宅にうかがうかたちなので、住み慣れた場所のまま、移動の負担をかけずにお世話ができます。


いきなりご契約ではありません

ご依頼の前に、まず無料のカウンセリングを行います。


いまの様子とご家族のご希望をうかがったうえで、その子に合ったケアをご提案します。


「話を聞いてみるだけ」で構いません。


ご相談いただけること

内容

訪問介護・介助

食事・排泄・歩行などの介助を、ご自宅で

訪問ホスピス・ターミナルケア

療養中・看取り期の穏やかな時間を支えます

レスパイトケア

介護するご家族が休むための時間をつくります

病院帯同

通院に付き添い、普段の様子を獣医師にお伝えします

エンゼルケア/グリーフケア

お別れのあとのお世話と、ご家族のお気持ちのご相談


ご相談・ご予約

📞 093-982-0919(ご予約受付 8:00〜21:00)


💬 [LINEで相談する](https://line.me/R/ti/p/%40055sflba)


※「夜鳴きがひどくて…」の一言からで大丈夫です


✉️ [お問い合わせフォームはこちら](https://www.shippo21.com/)


※外出が多いため、メールでのお問い合わせをおすすめしております


  • 対応エリア:北九州市内全域(門司区・小倉北区・小倉南区・若松区・八幡東区・八幡西区・戸畑区)

  • 24時間対応・要予約 ※原則として当日のお申し込みは承っておりませんが、緊急性が高いと判断した場合は可能な限り対応しております

  • 動物取扱業登録済(第16014号)/愛玩動物救命士・愛玩動物看護師・愛玩動物介護士が対応します


ひとりじゃないよ。頑張らなくていいよ。


まずは、しっぽに声を届けてください。

コメント


bottom of page