ペットの訪問ホスピスとは|施設に預けない看取りのかたち
年老いた愛犬の呼吸が浅くなったり、食が細くなったりする様子を見て、「これから先、どうやって支えていけばいいのだろう」と考える飼い主さんは少なくありません。特に「訪問ホスピス」という言葉を初めて聞いた方に向けて、この記事では、訪問ホスピスとはどのようなケアなのか、施設に預ける方法との違い、そして自宅で最期の時間を過ごすという選択肢について、できるだけ具体的にお伝えします。
ペットの訪問ホスピスとは
訪問ホスピスとは、治療によって完治を目指す段階を過ぎた老犬や療養中の犬に対して、痛みや不快感をやわらげ、穏やかに過ごせるよう支える訪問型のケアのことです。人の医療における「ホスピス」の考え方に近く、病気を治すことよりも、残された時間の質を大切にする姿勢が特徴です。
このケアの大きな特徴は、ご自宅にうかがって行うという点にあります。老犬にとって、慣れた匂いや音、いつもの寝床がある環境は、それだけで安心材料になります。移動そのものが体への負担になりやすい高齢犬にとって、住み慣れた場所を離れずに済むことは、想像以上に大きな意味を持ちます。
具体的には、以下のようなケアが含まれます。
体調や苦痛の様子を見ながらの生活面のサポート
床ずれ予防や体位の変換など、寝たきりに近い状態でのケア
食事や水分がとりにくくなったときの工夫についての相談
ご家族の心のケアやペットロスに関するご相談
看取りが近づいた際のエンゼルケア(旅立ったあとの身支度)
施設に預ける方法との違い
老犬のケアを考えるとき、選択肢は大きく分けて「施設にお預けする方法」と「ご自宅に来てもらう方法」の二つがあります。どちらが優れているというものではなく、犬の状態やご家庭の状況によって向き不向きがあります。
比較項目 | 施設にお預けする方法 | ご自宅にうかがう方法 |
生活環境 | 施設のケージや部屋で過ごす | いつもの部屋・寝床で過ごせる |
移動の負担 | 通所や送迎で移動が発生することがある | 移動の負担が少ない |
ご家族との時間 | 面会時間に限られる場合がある | 日常の中で自然に過ごせる |
他の動物との接触 | 他の預かり動物と同じ空間になることがある | 自宅内で完結しやすい |
見守りの体制 | 施設のスタッフ体制による | 訪問時間・回数は事業者との相談による |
高齢になった犬は、環境が変わることそのものが強いストレスになる場合があります。特に目や耳が衰えてきた犬にとって、知らない場所・知らない匂いは不安の原因になりやすいものです。一方で、ご家族が日中不在にする時間が長いなど、ご自宅での見守りが難しい事情がある場合には、施設という選択肢が助けになることもあります。どちらの方法にも一長一短があるということを、まずは知っていただきたいと思います。
こんな変化が見られたら、相談を考えるタイミング
「まだ早いかもしれない」「大げさかもしれない」と感じて、相談をためらう飼い主さんも多くいらっしゃいます。ですが、次のような変化が見られたときは、一度かかりつけの獣医師や訪問ケアの事業者に相談してみることを検討してもよい時期かもしれません。
見られる変化 | 考えられる状態の目安 |
食欲や飲水量が明らかに減った | 消化機能や体力の低下が進んでいる可能性 |
立ち上がる、歩くことが難しくなった | 足腰の筋力低下や神経系の変化 |
呼吸が浅く速い、または不規則 | 心臓や呼吸機能への負担が増している可能性 |
眠っている時間が極端に増えた | 体力の温存や、痛み・不調のサイン |
排泄の失敗が増えた | 筋力低下や意識レベルの変化 |
これらはあくまで一般的な目安であり、診断ではありません。個々の症状の判断や治療方針については、必ずかかりつけの獣医師にご相談ください。訪問ホスピスは、そうした診断のあとに「これからどう過ごすか」を一緒に考えていくためのケアです。
自宅でのケアだからこそ、できること
北九州市内は坂の多い地域や、住宅街の中に細い道が入り組んでいる地域も多く、通院や通所そのものが飼い主さんにとって負担になっている場合があります。足腰が弱った老犬を抱えての移動、車の乗せ降ろし、待合室での待機時間など、飼い主さんが感じる負担は決して小さくありません。
訪問型のケアであれば、そうした移動の負担そのものを減らすことができます。門司区、小倉北区、小倉南区、若松区、八幡東区、八幡西区、戸畑区といった北九州市内全域で対応しているため、ご自宅の場所にかかわらず相談していただけます。
また、ご自宅でのケアは、ご家族にとっての「そばにいられる時間」を確保しやすいという側面もあります。最期の時間を、いつもの部屋で、いつもの匂いに囲まれて過ごせることは、犬にとってもご家族にとっても、穏やかな時間につながると感じる方が少なくありません。
費用について考えるときに
訪問ホスピスや看取りのケアにかかる費用は、ケアの内容や訪問の頻度、地域によって幅があり、事業者によっても異なります。具体的な金額については、お問い合わせの際に確認いただくことをおすすめします。「今の愛犬の状態にはどんなケアが必要で、どのくらいの頻度で訪問してもらえるのか」を具体的に伝えると、相談がスムーズに進みやすくなります。
「もっと早く気づいてあげられたら」と感じたら
老犬のケアを考え始めた飼い主さんの多くが、「もっと早く気づいてあげられたら」「何かできることがあったのではないか」という気持ちを抱えます。ですが、加齢による変化は少しずつ進むため、日々そばにいるご家族ほど気づきにくいということも、実際にはよくあります。
自分を責める必要はありません。今、こうして情報を探し、愛犬のためにできることを考えていること自体が、すでに愛情の表れです。訪問ホスピスは、その気持ちに寄り添いながら、これからの時間をどう過ごすかを一緒に考えていくためのものです。
よくあるご質問
質問:訪問ホスピスは、まだ元気なうちから相談してもいいのでしょうか。
はい、問題ありません。状態が急に変化してから慌てて探すよりも、余裕のある段階で一度相談し、今後の見通しやケアの選択肢について話を聞いておくと、いざというときに落ち着いて判断しやすくなります。早めのご相談を歓迎しています。
質問:夜間や急な体調変化のときも対応してもらえますか。
24時間対応・予約制でご案内しており、受付時間は8:00〜21:00です。具体的な訪問のタイミングや体制については、事前にお問い合わせいただき、愛犬の状態に合わせて相談していただくことをおすすめします。
質問:エンゼルケアとは具体的に何をするのですか。
エンゼルケアとは、旅立ったあとの体を清め、身支度を整えるケアのことです。ご自宅でゆっくりとお別れの時間を持てるよう配慮しながら行います。詳しい内容や流れについては、お問い合わせください。
実際にいただいたお手紙
看取りを終えたご家族から、しっぽに届いたお手紙です。

お世話になりました。ありがとうございました。 沢山の人が必要としていると思います。 お身体を労りながら頑張ってくださいね。
※お名前を伏せて掲載させていただいています。
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ひとりで抱えなくて大丈夫です
「まだ相談するほどのことじゃないかもしれない」
「こんなことで連絡していいのかな」
そう思って、連絡をためらう方は少なくありません。
でも、こんな段階でのご相談も承っています。
夜中に何度も起きてしまい、自分の睡眠が足りていない
通院の付き添いが、体力的につらくなってきた
このまま自宅で看てあげられるのか、自信がない
何を相談すればいいのかも、まだ分からない
合同会社しっぽは、北九州市内でシニア犬・老犬・療養中のわんちゃんの訪問ケアを行っています。
ご自宅にうかがうかたちなので、住み慣れた場所のまま、移動の負担をかけずにお世話ができます。
いきなりご契約ではありません
ご依頼の前に、まず無料のカウンセリングを行います。
いまの様子とご家族のご希望をうかがったうえで、その子に合ったケアをご提案します。
「話を聞いてみるだけ」で構いません。
ご相談いただけること | 内容 |
訪問介護・介助 | 食事・排泄・歩行などの介助を、ご自宅で |
訪問ホスピス・ターミナルケア | 療養中・看取り期の穏やかな時間を支えます |
レスパイトケア | 介護するご家族が休むための時間をつくります |
病院帯同 | 通院に付き添い、普段の様子を獣医師にお伝えします |
エンゼルケア/グリーフケア | お別れのあとのお世話と、ご家族のお気持ちのご相談 |
ご相談・ご予約
📞 093-982-0919(ご予約受付 8:00〜21:00)
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まずは、しっぽに声を届けてください。




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