老犬の夜鳴きはなぜ起きる?考えられる原因と家庭でできる工夫
- 1 日前
- 読了時間: 7分
夜、静かなはずの時間に愛犬の鳴き声で目が覚める。そんな夜が続くと、心も体もすり減ってしまいます。「うるさいと思ってしまう自分が嫌になる」と話す飼い主さんも少なくありません。まずは、夜鳴きがなぜ起きるのかを一緒に整理してみましょう。原因がわかるだけでも、気持ちが少し軽くなることがあります。
この記事でわかること
老犬の夜鳴きに考えられる主な原因
原因別に見た体や心のサインの違い
家庭でできる工夫と、それでも難しいときの考え方
動物病院への相談が必要になるサイン
飼い主さん自身が疲れてしまう前にできること
老犬の夜鳴きとは

夜鳴きとは、夜間に理由がはっきりしないまま鳴き続ける状態を指すことが多いです。若い頃には見られなかった声の変化に、戸惑う飼い主さんは多くいらっしゃいます。
一般的に、シニア期に差しかかった頃から少しずつ増える傾向があるといわれます。ただし、原因や程度は犬によって大きく異なります。
昼間はよく眠り、夜になると鳴き出す
同じ場所をぐるぐる回りながら鳴く
抱っこすると落ち着くが、下ろすとまた鳴く
特定の時間帯だけ鳴くことが多い
こうした様子に心当たりがある場合、次に考えたいのが「原因」です。
考えられる原因
夜鳴きの背景には、いくつかの原因が重なっていることが少なくありません。ここでは代表的な原因を分けて見ていきます。
認知症によるもの
犬の認知機能の低下によって、昼夜のリズムが崩れることがあります。いわゆる「昼夜逆転」と呼ばれる状態です。
夜中に突然起きて鳴き出す
部屋の隅に向かって鳴き続ける
家族の顔を見ても反応が乏しい
こうした変化が見られる場合、生活リズムを整える工夫が助けになることがあります。詳しくは後述します。
痛みや身体の不調によるもの
関節の痛みや内臓の不調が、夜鳴きという形で表れることもあります。じっとしている夜間は、痛みを感じやすくなるとも言われています。
立ち上がるときに鳴く
触られるのを嫌がる部位がある
呼吸が荒い、落ち着きがない
体の不調が疑われる場合は、自己判断で様子を見続けず、かかりつけの獣医師にご相談ください。
不安や寂しさによるもの
視界がぼやけたり、聴力が落ちたりすることで、周囲の状況がつかみにくくなります。その不安が鳴き声として出ることがあります。
家族の気配が離れると鳴く
暗い部屋を怖がる様子がある
そばにいると落ち着く
視力・聴力の低下によるもの
感覚機能の低下そのものが、夜間の混乱を招くこともあります。見えにくさ・聞こえにくさは、犬にとって想像以上のストレスになる場合があります。
原因 | 見られやすいサイン |
認知症 | 昼夜逆転、同じ場所を回る |
痛み・不調 | 動作時に鳴く、触診を嫌がる |
不安・寂しさ | そばを離れると鳴く |
視力・聴力低下 | 物にぶつかる、呼びかけに反応薄い |
家庭でできる工夫
原因がひとつに絞れないことも多いため、いくつかの工夫を組み合わせて試す方法があります。無理に一つの方法にこだわらず、様子を見ながら調整することが大切です。
工夫 | 目的・ねらい |
日中に適度な光と運動を取り入れる | 昼夜のリズムを整える |
就寝前のトイレ・水分ケアを見直す | 夜間の不快感を減らす |
寝床の近くに家族の匂いのものを置く | 不安をやわらげる |
常夜灯をつける | 視力低下時の混乱を減らす |
声をかけすぎず、決まった対応を続ける | 犬が安心できるパターンを作る |
これらはあくまで一般的な工夫であり、効果には個体差があります。試しても改善が見られない場合、別の原因が隠れている可能性も考えられます。
病院に相談したほうがよいサイン
夜鳴きの中には、体の痛みや病気のサインが含まれていることがあります。次のような様子が見られる場合は、早めにかかりつけの獣医師にご相談ください。
鳴き方が急に変わった
食欲や飲水量に変化がある
呼吸が荒い、ぐったりしている
触ると痛がる部位がある
「様子を見ればいつか落ち着くはず」と抱え込まず、早めに専門家の意見を聞くことも、犬にとっても飼い主さんにとっても負担を減らす方法のひとつです。
家族が疲れてしまう前に
夜鳴きへの対応は、飼い主さんの睡眠や体力を大きく削ります。「かわいそうだと思う一方で、正直つらい」と感じるのは、決して珍しいことではありません。
同居されているご家族が高齢だったり、住宅事情によって夜間の声が気になったりする場合、負担はさらに大きくなります。北九州市内でも、坂道の多いエリアや集合住宅にお住まいの方から、夜間の対応について相談を受けることがあります。
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夜鳴きへの対応は、飼い主さんお一人で抱え込む必要はありません。専門家と一緒に考えることで、見えてくる工夫もあります。
よくあるご質問
夜鳴きは治りますか?
原因によって対応の方向性は異なり、完全になくなるとは言い切れません。ただし、生活環境の調整や獣医師への相談によって、鳴く頻度や程度がやわらぐことはあります。まずは原因を探ることから始めてみてください。
夜鳴きがひどいとき、叱ってもよいですか?
叱ることは、不安を強めてしまう可能性があります。犬自身も混乱している状態であることが多いため、落ち着いた声かけや環境調整を優先する方法が勧められています。
訪問でのケアは夜間にも対応してもらえますか?
合同会社しっぽは予約制・24時間対応で、夜間のご相談も承っています。具体的な対応内容や進め方については、お問い合わせください。
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