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老犬の自宅リハビリ|無理をさせない関節と筋力の保ち方

7 時間前
読了時間: 9分

年をとってから、愛犬の後ろ足がふらつくようになった。散歩を嫌がるようになった。そんな変化に気づいて、「家でできることはないだろうか」と検索された方が多いのではないでしょうか。


老犬のリハビリは、若い犬のトレーニングとはまったく別のものです。ここでは、無理をさせずに関節と筋肉を保つための、ご家庭での考え方と手立てをお伝えします。


この記事でわかること

  • 老犬のリハビリが「治す」ためのものではない理由

  • 始める前に、かかりつけの獣医師に確認しておきたいこと

  • 歩ける・ふらつく・立てない、状態別の運動の考え方

  • やりすぎのサインが「翌日」に出るという、見落とされやすいポイント

  • 関節をいたわる住まいの整え方と、ご家族が抱え込まないための選択肢


老犬のリハビリは「治す」ためではなく「保つ」ためのもの

シニア期の体は、少し動かさない日が続くだけで筋肉が落ちていくことがあります。そして筋肉が落ちると立ち上がりにくくなり、さらに動かなくなる、という流れに入りやすくなります。


ご家庭でできるリハビリの目的は、この流れをゆるやかにすることです。元の状態に戻すことではなく、今できていることを一日でも長く保つことが軸になります。


  • 立ち上がる・数歩歩くという動作を、毎日少しだけ続ける

  • 関節が固まらないよう、やさしく動かす

  • 寝たきりの時間が長い場合は、体の向きを変えて体圧を分散する


「たくさんやればよくなる」という発想から離れることが、老犬のリハビリでは大切になります。少ない量を、途切れさせないほうが体に残りやすいのです。


始める前に、かかりつけの獣医師に確認したいこと

ふらつきや歩きにくさの背景には、関節の問題だけでなく、神経や内臓、痛みなど、さまざまな要因があります。原因によっては、動かすこと自体を控えたほうがよい時期もあります。


私たちしっぽは医療行為を行いません。診断・治療・お薬に関する判断は、すべてかかりつけの獣医師の領域です。ご家庭でのリハビリを始める前に、次のことを相談してみてください。


確認したいこと

相談のしかたの例

動かしてよい範囲

「散歩はどのくらいまで大丈夫でしょうか」

避けたい動作

「階段や段差は控えたほうがよいですか」

痛みの有無

「痛みが出ているサインはどこに表れますか」

体重の目安

「今の体重は関節に負担ですか」


受診の際は、家での様子を短い動画で撮っておくと伝わりやすくなります。診察室では緊張して普段どおりに歩かない子も少なくありません。


状態別・自宅でできる運動の考え方

同じ「老犬」でも、体の状態によって手立ては変わります。まずは今どの段階にいるかを見てから、内容を選んでいきます。


まだ自分で歩ける場合

歩けるうちは、歩くことそのものが一番のリハビリになります。距離を伸ばすのではなく、回数を分けて短くが基本です。


  • 1回20分より、5〜7分を2〜3回に分ける

  • 舗装路だけでなく、土や芝の上をゆっくり歩く時間をつくる

  • においを嗅ぐ時間を止めない(頭を下げる姿勢も体の使い方の一つです)


ふらつき・後ろ足が弱ってきた場合

支えながら立つ時間をつくることが中心になります。胸の下とお腹の下に手やタオルを入れ、体重を少しだけ自分の足で受けてもらいます。


  • 立つ姿勢を10〜20秒ほど、休憩をはさんで数回

  • 前のめりに倒れないよう、前方にも人が立つ

  • 滑る床の上では行わない(マットの上で)


ほとんど立てない・寝ている時間が長い場合

この段階では、関節が固まるのを防ぐことと、床ずれを避けることが中心になります。無理に立たせるより、体をいたわる時間と考えてください。


  • 数時間おきに体の向きを変える(体位変換)

  • 足先から付け根に向かって、やさしくさする

  • 関節は、痛がらない範囲でゆっくり曲げ伸ばしする


状態

中心になるケア

1回の目安

自力で歩ける

短い散歩を複数回

5〜10分

ふらつきがある

支えて立つ・数歩歩く

10〜30秒を数回

ほとんど立てない

体位変換・関節の曲げ伸ばし

数分、こまめに


痛がる、嫌がって声を出すといった反応があれば、その日はそこで終わりにしてください。そして次の受診時に、その様子を獣医師に伝えることをおすすめします。


だれも教えてくれない「やりすぎ」の見つけ方

ここが、ご家庭でのリハビリで一番つまずきやすいところです。老犬のがんばりすぎのサインは、当日ではなく翌日〜翌々日に出ることがあります。


散歩から帰ってきたときは元気そうに見えても、次の日に起き上がれない、食欲が落ちている、という形で現れることがあるのです。ですから運動量は、その日の様子ではなく「翌日の朝の様子」で調整していきます。


翌朝、次のような変化がないか見てみてください。


  • 立ち上がるまでの時間が、いつもより長い

  • 呼んでも動きたがらない

  • 足を気にする、なめる

  • 食欲や飲水量が落ちている


こうした様子があれば、前日の内容が少し多かったのかもしれません。次からは時間や回数を減らして、様子を見ていきます。


もう一つ、意外と知られていないのが滑り止めは「点」ではなく「線」で敷くということです。寝床の周りだけにマットを敷いても、そこからトイレや水飲み場までの途中で滑ってしまえば、足腰への負担は変わりません。歩く道すじをつなげて敷くことで、踏ん張る回数が減ります。


関節を守る住まいの整え方

リハビリと同じくらい、日々の環境が体を左右します。特別な道具がなくても、今日から変えられることがあります。


場所

起きやすいこと

整え方の一例

フローリング

足が滑って踏ん張れない

導線にマットやタイルカーペット

段差・階段

踏み外し、腰への負担

スロープ、行き来を制限する

食器の高さ

首や前足に負担がかかる

胸の高さに近づける台を使う

寝床

沈みすぎて起きにくい

適度な硬さのマットに変える


足裏の毛が伸びていたり、爪が長いままだと、それだけで滑りやすくなります。足元のお手入れは、もっとも手軽な転倒対策のひとつです。


北九州市は坂道の多い住宅地が点在しており、門司区や八幡東区のように、玄関を出てすぐ傾斜が始まるお住まいも少なくありません。坂の上り下りは想像以上に後ろ足を使うため、平らな道まで抱っこやカートで移動してから歩かせる、という方法もあります。


ご家族だけで抱え込まないという選択

老犬のリハビリは、一回の負担は小さくても、毎日続くものです。夜間の体位変換が重なれば、介護するご家族の眠る時間が削られていきます。


「自分がやらなければ」と思い詰めてしまう方は少なくありません。けれど、支える側が倒れてしまっては、その子の暮らしも続かなくなります


合同会社しっぽは、北九州市内全域(門司区・小倉北区・小倉南区・若松区・八幡東区・八幡西区・戸畑区)にうかがう、高齢犬・シニア犬・療養犬・ターミナルケア専門の訪問型ペットシッターです。施設にお預かりするのではなく、住み慣れたご自宅でケアを受けられるため、移動そのものの負担をかけずにすみます。


私たちが行うのは、医療ではなく日々のお世話です。食事や排泄の介助、体位変換、見守り、そして通院への付き添いといった部分をお手伝いします。


サービス

内容

料金

高齢犬・シニア犬 訪問介護・介助

食事・排泄・歩行などの介助をご自宅で

1時間 5,500円〜12,000円

療養犬・ターミナルケア 訪問介護

病気やケガ、手術後などの療養生活を支える

1時間 6,500円〜15,000円

レスパイトケア

介護するご家族が休むための時間をつくる

1時間 6,000円〜15,000円

病院帯同サービス

通院に付き添い、普段の様子や記録を獣医師に伝える

1回 10,000円〜15,000円


料金は犬のサイズや内容によって幅があります。すべてのサービスで無料カウンセリングを実施していますので、まずはお話をお聞かせください。24時間対応・要予約です(原則として当日のお申し込みはお受けできませんが、緊急性が高いと判断した場合は可能な限り対応いたします)。


よくあるご質問

リハビリは毎日やったほうがよいのでしょうか

毎日少しずつ続けるほうが体には残りやすいと言われますが、体調が優れない日は休んでかまいません。翌朝の起き上がり方を見ながら、量を調整していく方法があります。負荷の程度については、かかりつけの獣医師にご相談ください。


マッサージをすると歩けるようになりますか

マッサージは血行や関節の動きに働きかけるものですが、結果をお約束できるものではありません。痛みや炎症がある部位に触れると悪化することもあるため、触ってよい場所を獣医師に確認してから行うと安心です。


訪問の際に、リハビリもお願いできますか

医療行為やリハビリの治療は行いませんが、獣医師の指示の範囲内で、歩行の介助や体位変換といった日々のお世話をお手伝いすることは可能です。何をどこまでお任せいただけるかは状態によって異なりますので、無料カウンセリングの際にお聞かせください。詳しくはお問い合わせください。


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