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家庭でできる観察|体温と呼吸数の測り方

11 分前
読了時間: 10分

「なんだか、いつもと様子が違う気がする」。


シニア犬と暮らしていると、そう感じる日があります。けれど、いざ動物病院に電話しようとすると、「どこがどう違うのか」を言葉にできず、受話器を置いてしまうことも少なくありません。


この記事では、ご家庭でできる体温と呼吸数の見方、そして数字をどう残しておくと役に立つのかを、静かにお伝えします。


この記事でわかること

  • 体温や呼吸数は「一般的な目安」より、その子自身の平常値を知るほうが役に立つ理由

  • 家庭での体温の測り方と、嫌がる子への現場的な工夫

  • 眠っているときの呼吸数を数える手順(いちばんぶれにくい測り方)

  • 測るときに控えていただきたいこと

  • 記録の残し方と、獣医師に伝えるときのまとめ方


介護、頑張りすぎていませんか? 1分でできるチェック


数値よりも大切な「その子の平常値」

体温や呼吸数には、一般的な目安があります。ただ、犬は体の大きさ、毛の量、年齢、持病の有無によって差が出ます。


だからこそ、「うちの子が元気なときの数字」を先に知っておくことが、いちばん役に立ちます。


元気な日に数回測って並べておくと、調子が気になった日に「いつもより高い・速い」と言えるようになります。この一言が、獣医師にとって大きな手がかりになります。


参考として、よく言われている一般的な範囲を挙げます。あくまで目安で、これを外れたから異常、範囲内だから安心と決まるものではありません。


項目

一般的に言われる目安

測るときのポイント

体温

38度台前後(小型犬はやや高め、大型犬はやや低めの傾向)

直前の運動・興奮・室温で上下する

安静時の呼吸数

1分あたり15〜30回前後

起きているときは動作や興奮で変わりやすい

眠っているときの呼吸数

安静時と同じか、やや少なめ

条件が揃いやすく、比較に向く


数字が目安から外れていて気になるとき、また目安の範囲でもぐったりしているようなときは、かかりつけの獣医師にご相談ください。


体温の測り方

用意しておくとよいもの

  • ペット用の体温計(先が柔らかく、短時間で測れるタイプが扱いやすい)

  • 使い捨ての保護カバー

  • 潤滑用のゼリー(ワセリンなどでも代用されています)

  • 記録用のノート、またはスマートフォンのメモ


体温計は、人が使うものと分けて「犬専用」にしておくと衛生面で安心です。人用の脇で測る体温計は犬の体には形が合わないため、ペット用をおすすめします。


直腸で測る場合の手順

  1. 体温計にカバーをかけ、先にゼリーを少量つけます

  2. 立たせたまま、または横になったままで、尾を軽く持ち上げます

  3. 先端を肛門にそっと沿わせ、浅く入れます(体の小さな子はごく浅く、力を入れないでください)

  4. 測定音が鳴るまで、体温計を持つ手を体に添えて支えます

  5. 終わったら、おしりのまわりを湿らせたコットンなどで軽く拭きます


尾を軽く持ち上げ、体温計を浅く沿わせて支える測り方の図です。

尾を軽く持ち上げ、体温計を浅く沿わせて支える測り方の図です。


抵抗して体をひねるとき、鳴き声を上げるときは、そこで中止してください。無理に押さえ込むと、次からおしりに触られること自体を嫌うようになります。


体温計を嫌がる子への工夫

一度で終わらせようとしないことが、いちばんの工夫です。


  • 1日目は体温計を見せて、おやつを渡すだけ

  • 2日目はおしりのまわりをそっと触るだけ

  • 3日目に短く測ってみる


このくらい細かく区切っても構いません。介護の期間は長く続きますから、「嫌な記憶を作らない」ほうが、結果として長く続けられます。


どうしても難しい場合は、手のひらでの比較にとどめる方法もあります。


触る場所

見ていること

耳の付け根、内股

いつもより熱い・冷たいという差

肉球、耳の先、尾の先

末端が冷たくなっていないか

脇のくぼみ

汗ではなく、熱のこもり方の違い


数値は出ませんが、「昨日より耳の付け根が熱い」「後ろ足の先だけ冷たい」といった気づきは、そのまま獣医師への報告材料になります。ふだんと違う冷たさや熱さが続くときは、かかりつけの動物病院にご相談ください。


呼吸数の測り方

眠っているときに数えるのがおすすめです

起きているときの呼吸は、動いた直後や来客、暑さ、興奮で簡単に変わります。ですから比較には向きません。


一方、眠っているときの呼吸数は条件が揃いやすく、日々の比較に使いやすいという特徴があります。あまり語られていませんが、家庭での観察としてはとても実用的です。


数え方の手順

  1. 静かに眠っているところを、少し離れて見ます

  2. 胸やおなかが「上がって下がる」までを1回として数えます

  3. 15秒数えて4倍、または30秒数えて2倍にします

  4. 数字と一緒に、日付・時刻・室温をメモします


眠っているときに胸の上下を数え、室温と一緒に記録する手順の図です。

眠っているときに胸の上下を数え、室温と一緒に記録する手順の図です。


触らなくても数えられますから、体に負担がありません。寝息が浅くて見づらいときは、背中にタオルを軽くかけると上下が分かりやすくなります。


呼吸の「数」以外に見ておきたいこと

  • 口を開けたまま呼吸しているか

  • おなかを大きく使って呼吸していないか

  • 座ったまま首を伸ばす姿勢をとっていないか

  • 咳のような音、ゼロゼロという音が混じっていないか

  • 舌や歯ぐきの色が、ふだんと違っていないか


これらが見られるときは、数字が目安の範囲でも、かかりつけの獣医師にご相談ください。判断は診察を受けてからで構いません。ご家庭では「見たまま」を残すところまでで十分です。


言葉で説明しづらい呼吸の様子は、10秒ほどの動画で撮っておくと、診察のときに伝わりやすくなります。


記録の残し方と、獣医師への伝え方

数字は、1回だけだとあまり意味を持ちません。並べて初めて意味が出ます。


おすすめは、ノート1冊にまとめてしまう方法です。体温、呼吸数、食事、排泄、歩き方を別々に管理すると続かなくなります。


記録する項目

書き方の例

日付・時刻

10/12 21:00

体温

38.4度(測れなかった日は「測れず」でよい)

眠っているときの呼吸数

22回/分

室温

24度

直前の出来事

夕方に短い散歩、来客なし


「直前の出来事」の欄が、意外と効いてきます。数字が動いたとき、その理由を一緒に振り返れるからです。


毎日でなくて構いません。週に2〜3回、同じ時間帯に測るだけでも、変化の線は見えてきます。


お手入れの時間を、観察の時間に

体温や呼吸数だけを測ろうとすると、身構えてしまって続きません。体を拭く、ブラシをかける、足を拭くといった毎日のお手入れの中に混ぜてしまうほうが、自然に続きます。


お手入れは、それ自体が観察の機会でもあります。


  • ブラシをかけながら、しこりやふくらみがないか手で確かめる

  • 足を拭きながら、肉球の冷たさ、爪の伸び具合を見る

  • 顔を拭きながら、目やに、においの変化を見る

  • 抱き上げたときの体の軽さ、力の入り方を覚えておく


しこり、出血、強いにおい、腫れ、触ると痛がる場所に気づいたときは、ご自分で処置をせず、かかりつけの動物病院にご相談ください。


家庭では控えていただきたいこと

  • 綿棒などで耳の奥をぬぐうことは控えてください。見える範囲を軽く拭くまでにとどめます

  • 爪を深く切ることは控えてください。血管と神経が通っています。迷う長さなら切らずに残してください

  • 肛門腺を強く絞ることは控えてください。力加減が難しく、痛みや炎症につながることがあります

  • 体温計を深く入れること、嫌がる体を押さえ込んで測ることは控えてください

  • 熱っぽいときに厚く包む、冷やしすぎる、といった自己判断の対処も控えてください


迷ったときは、やらずに相談する。シニア期のお手入れは、それで十分だと考えています。


ご自宅で、いっしょに見る方法もあります

北九州市は、門司区や小倉南区のように坂の多い土地があり、冬は玄関や廊下が冷え込む住まいも少なくありません。室温の差は、シニア犬の体にこたえます。


だからこそ、測ることも、お手入れも、住み慣れたご自宅のままでできるほうが負担が軽くなります。合同会社しっぽは施設にお預かりする形ではなく、ご自宅にうかがう訪問型のケアを行っています。対応エリアは北九州市内全域(門司区・小倉北区・小倉南区・若松区・八幡東区・八幡西区・戸畑区)です。


「測り方を一度そばで見てほしい」「記録をどう獣医師に伝えたらいいか分からない」というご相談も、ケアの時間の中でお受けしています。担当は愛玩動物救命士・愛玩動物看護師・愛玩動物介護士のいずれかです。


サービス

内容

料金

高齢犬・シニア犬 訪問介護・介助

食事・排泄・歩行などの介助をご自宅で

1時間 5,500円〜12,000円

療養犬・ターミナルケア 訪問介護

病気やケガ、手術後などの療養生活を自宅で支える

1時間 6,500円〜15,000円

レスパイトケア

介護するご家族が休むための時間をつくる

1時間 6,000円〜15,000円

病院帯同サービス

通院に付き添い、普段の様子や記録を獣医師に伝える

1回 10,000円〜15,000円

エンゼルケア(お花代含む)

お別れのあとのお世話

25,000円〜50,000円

グリーフケア

ご家族の気持ちのご相談(オンライン可)

1時間 3,500円〜


料金はサイズや内容によって幅があります。すべてのサービスで無料カウンセリングを行っていますので、まずはお話をお聞かせください。24時間対応・要予約で、原則として当日のお申し込みはお受けできませんが、緊急性が高いと判断した場合は可能な限り対応いたします。詳しくはお問い合わせください。


よくあるご質問

人間用の体温計で測っても大丈夫でしょうか

形状が犬の体に合わないため、ペット用の体温計をおすすめします。人用のものを使う場合も、家族と共用にせず犬専用にしてください。数値が気になるときは、記録を持ってかかりつけの獣医師にご相談ください。


どうしても体温を測らせてくれません

無理に測ることは控えてください。耳の付け根や内股、肉球の温かさをふだんと比べる方法でも、変化の手がかりは得られます。あわせて眠っているときの呼吸数を記録しておくと、診察のときに役立ちます。


呼吸が速い気がしますが、様子を見てもよいでしょうか

判断はご家庭でなさらなくて構いません。口を開けた呼吸、おなかを大きく使う呼吸、姿勢の変化が見られるときは、動画と記録を用意してかかりつけの動物病院にご相談ください。夜間の場合の対応も、日ごろから確認しておくと安心です。


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ご自宅にうかがうかたちなので、住み慣れた場所のまま、移動の負担をかけずにお世話ができます。


いきなりご契約ではありません

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レスパイトケア

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ご相談・ご予約

📞 093-982-0919(ご予約受付 8:00〜21:00)


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  • 動物取扱業登録済(第16014号)/愛玩動物救命士・愛玩動物看護師・愛玩動物介護士が対応します


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