愛犬を見送ったあと、次の子を迎えるか迷うとき
愛犬を見送ったあと、ふと「もう一度、犬と暮らしたい」と思う瞬間があります。
その次の瞬間に「あの子に悪い気がする」と思い直す方も少なくありません。
迷って、決められないまま何ヶ月も過ぎてしまう。それは弱さではなく、それだけ深く一緒に生きた証だと、私たちは考えています。
この記事では、北九州市で高齢犬・ターミナルケアの訪問ケアを行っている合同会社しっぽが、見送ったあとの「次の子」をめぐる迷いについて、判断の材料になる考え方を整理します。
この記事でわかること
「次の子を迎えたい」と思うことが、前の子への裏切りにならない理由
迷いを「罪悪感」「寂しさ」「現実的な条件」に分けて整理する方法
迎えると決めたあとに起きやすい「比べてしまう時期」との付き合い方
迎えない・別の形で犬と関わるという選択肢
次の子を迎えるなら、最初に確かめておきたい住まいと暮らしの条件
「迎えたい」と「まだ無理」は、同時にあっていい
見送ったあとの気持ちは、一本の線では進みません。朝は「もう二度と飼えない」と思い、夕方には保護犬の情報を眺めている。そんな日が続くこともあります。
相反する気持ちが同時にあることは、矛盾でも不誠実でもありません。 喪失のあとの心は、そういう揺れ方をすることが知られています。
だからこそ、「今日の気持ち」で結論を出さなくて大丈夫です。迷っている状態のまま日々を過ごすことも、ひとつの選択です。
迷いの正体を、いくつかに分けてみる
「迷う」とひとことで言っても、中身は人によって違います。分けてみると、答えの出し方も変わってきます。
罪悪感によるもの
「あの子の代わりを探しているみたいで申し訳ない」という気持ちです。とくに、介護や看取りのなかで「もっとできたのでは」という後悔が残っている方に強く出ることがあります。
この場合、迷っているのは新しい子のことではなく、前の子への気持ちの整理がまだ途中であることが多いようです。次の子の話をいったん脇に置いて、前の子のことを誰かに話す時間のほうが先かもしれません。
寂しさを埋めたい気持ちによるもの
家に帰っても迎えてくれる子がいない。散歩の時間になると体が動いてしまう。その空白を埋めたくて犬を探す、という動機です。
これ自体は自然な感情です。ただ、空白を埋めるために迎えた場合、新しい子が「前の子と違うこと」に戸惑いやすいという面はあります。その戸惑いは想定しておくと、あとで自分を責めずに済みます。
現実的な条件によるもの
ご自身の年齢、体力、仕事の状況、住まい、他のご家族の介護。犬を迎えることは、これから十数年の生活設計に関わります。
ご自身やご家族の年齢と、犬の平均的な寿命の重なり
万一のときに世話を引き継げる人がいるか
住まいで犬を飼えるか(賃貸・集合住宅の規約)
通院や介護が必要になったときの移動手段
この種の迷いは、感情ではなく情報で減らせる部分があります。
周囲の言葉によるもの
「早く次を飼えば元気になるよ」「まだ立ち直れないの」。悪気のない言葉が、かえって迷いを深くすることがあります。
他の人のペースは、ご自身のペースとは関係ありません。 決めるのはご家族です。
迷いの種類 | 先に取り組むとよいこと |
罪悪感 | 前の子のことを話す・書き出す時間をつくる |
寂しさ | 犬と関わる別の方法を試してみる |
現実的な条件 | 家族で条件を書き出して共有する |
周囲の言葉 | 距離を置く。返事をしなくてよい |
だれも教えてくれない、迎えたあとに起きること
次の子を迎えるかどうかの記事は多くありますが、「迎えたあと」の話はあまり語られません。ここが、実は一番つまずきやすいところです。
多くの方が経験するのが「比べてしまう時期」です。 前の子ならこうしたのに、あの子はここで振り向いたのに——そう思ってしまう自分に、また落ち込むという流れです。
これは新しい子への愛情が足りないからではありません。記憶のなかの前の子は、十数年かけて出来上がった「完成された関係」だからです。迎えたばかりの子と比べれば、違って当然です。
比べる気持ちを消そうとするより、次のような向き合い方をされる方がいます。
「違う子だ」と口に出して確認する
前の子の呼び方・あだ名を、新しい子に使わない
前の子の写真や遺品を、隠さずそのまま置いておく
同じ散歩コースをあえて変えてみる、または同じにしてみる(どちらでもよい)
同じ犬種を選ぶか、違う犬種にするか
「同じ犬種だと比べてしまう」「違う犬種だと落ち着かない」。どちらの声もあり、どちらが正解ということはありません。
ひとつ言えるのは、犬種が同じでも性格は別だということです。同じ柴犬でも、抱っこが好きな子と嫌いな子がいます。「同じ犬種だから同じように暮らせる」という前提は、少し緩めておくと楽かもしれません。
前の子の介護経験は、確かな財産になる
これは、あまり語られないことです。看取りまで付き合った経験のある方は、シニア期のサインに気づくのが早い傾向があります。
段差をためらうようになった
水を飲む量が変わった
夜に鳴く、昼夜が逆転しはじめた
呼んでも反応が鈍くなった
こうした変化に早く気づけることは、次の子にとって大きな意味を持ちます。つらい経験が、そのまま次の命を支える力になることがあります。
「迎えない」も、立派な選択です
次の子を迎えないと決めることは、犬が嫌いになったことでも、前の子で終わりにすることでもありません。
犬と関わる方法は、家に迎えることだけではないからです。
保護団体のボランティア(散歩・掃除・譲渡会の手伝いなど)
ご家族や友人の犬の預かり・散歩の手伝い
犬の同伴できる場所に、犬のいない状態で出かけてみる
まずは「犬がそばにいる状態」に自分がどう反応するかを確かめるという方法もあります。思ったより平気かもしれませんし、涙が出るかもしれません。どちらの結果も、判断の材料になります。
迎えるなら、シニア期から逆算して考える
次の子を迎えると決めたとき、子犬の可愛さから考え始める方が多いのですが、看取りを経験された方には、もうひとつの視点があります。この子が歩けなくなったとき、この家で世話ができるかという視点です。
北九州市は、区によって住まいの条件がかなり違います。門司区や八幡東区のように坂の多い地域では、老犬になってからの散歩ルートやカート移動が課題になりやすく、小倉北区の集合住宅では、エレベーターの有無や抱き上げての移動が現実的な問題になります。
確認しておきたいこと | 見る観点 |
玄関までの段差・階段 | 抱き上げて上り下りできる重さか |
散歩コースの傾斜 | 介護カートを押せる道があるか |
床材 | 滑りやすくないか(後脚が弱ったとき) |
通院手段 | 車がない場合、どう連れて行くか |
体重の見通し | 大型犬(L・20〜30kg)以上は介助に人手が要る |
とくに体重は大切です。超小型犬(SS・〜4kg)と超大型犬(LL・30kg以上)では、寝たきりになったときの介助の負担がまったく違います。ご自身の十数年後の体力も含めて考えておくと、あとで無理がありません。
決める前に、話せる場所を持っておく
迷いが長引くとき、多くの場合足りていないのは「情報」ではなく「話す相手」です。
家族にも言いにくい、友人には重すぎる。そうして一人で抱えたまま、何年も経ってしまう方がいます。
合同会社しっぽは、北九州市内全域(門司区・小倉北区・小倉南区・若松区・八幡東区・八幡西区・戸畑区)で、高齢犬・療養犬のご自宅でのケアを行っています。施設にお預かりするのではなく、ご自宅にうかがう訪問型なので、その子が慣れた場所のまま、移動の負担をかけずにケアを受けられます。
そして、見送ったあとのご家族のお気持ちについては、グリーフケア(ペットロスサポート)でお話をうかがっています。こちらはオンラインでのご相談も可能です。
サービス | 内容 | 料金の目安 |
グリーフケア | ご家族の気持ちのご相談(オンライン可) | 1時間 3,500円〜 |
高齢犬・シニア犬 訪問介護・介助 | 食事・排泄・歩行などの介助をご自宅で | 1時間 5,500円〜12,000円 |
レスパイトケア | 介護するご家族が休むための時間をつくる | 1時間 6,000円〜15,000円 |
病院帯同サービス | 通院に付き添い、様子や記録を獣医師に伝える | 1回 10,000円〜15,000円 |
すべてのサービスで、無料カウンセリングを実施しています。まずお話をうかがい、そのうえで必要なケアをご相談する流れです。24時間対応・要予約で、原則として当日のお申し込みはお受けできませんが、緊急性が高いと判断した場合は可能な限り対応いたします。
「ひとりじゃないよ。頑張らなくていいよ。しっぽに声を届けて。」——次の子を迎えるかどうかの答えが出ていなくても、話しに来ていただいて構いません。
よくあるご質問
見送ってから、どれくらい経てば次の子を迎えていいのでしょうか
決まった期間はなく、数ヶ月で迎える方も、何年も経ってから迎える方もいらっしゃいます。期間よりも、新しい子を「その子として」見られそうかが目安になるという考え方があります。焦らず、ご自身の感覚を確かめてみてください。
次の子を迎えたら、前の子を忘れてしまいそうで怖いです
新しい子との時間が増えても、前の子との記憶がなくなるわけではありません。写真や遺品をそのまま置き、前の子の名前を家族で呼び続けているご家庭もあります。同時に大切にすることは、できないことではありません。
気持ちの相談だけでも、お願いできますか
はい、グリーフケア(ペットロスサポート)として、ご家族のお気持ちのご相談をお受けしています。オンラインでのご相談も可能ですので、外に出るのがつらい時期でもご利用いただけます。詳しくはお問い合わせください。
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「まだ相談するほどのことじゃないかもしれない」
「こんなことで連絡していいのかな」
そう思って、連絡をためらう方は少なくありません。
でも、こんな段階でのご相談も承っています。
夜中に何度も起きてしまい、自分の睡眠が足りていない
通院の付き添いが、体力的につらくなってきた
このまま自宅で看てあげられるのか、自信がない
何を相談すればいいのかも、まだ分からない
合同会社しっぽは、北九州市内でシニア犬・老犬・療養中のわんちゃんの訪問ケアを行っています。
ご自宅にうかがうかたちなので、住み慣れた場所のまま、移動の負担をかけずにお世話ができます。
いきなりご契約ではありません
ご依頼の前に、まず無料のカウンセリングを行います。
いまの様子とご家族のご希望をうかがったうえで、その子に合ったケアをご提案します。
「話を聞いてみるだけ」で構いません。
ご相談いただけること | 内容 |
訪問介護・介助 | 食事・排泄・歩行などの介助を、ご自宅で |
訪問ホスピス・ターミナルケア | 療養中・看取り期の穏やかな時間を支えます |
レスパイトケア | 介護するご家族が休むための時間をつくります |
病院帯同 | 通院に付き添い、普段の様子を獣医師にお伝えします |
エンゼルケア/グリーフケア | お別れのあとのお世話と、ご家族のお気持ちのご相談 |
ご相談・ご予約
📞 093-982-0919(ご予約受付 8:00〜21:00)
💬 [LINEで相談する](https://line.me/R/ti/p/%40055sflba)
※「夜鳴きがひどくて…」の一言からで大丈夫です
✉️ [お問い合わせフォームはこちら](https://www.shippo21.com/)
※外出が多いため、メールでのお問い合わせをおすすめしております
対応エリア:北九州市内全域(門司区・小倉北区・小倉南区・若松区・八幡東区・八幡西区・戸畑区)
24時間対応・要予約 ※原則として当日のお申し込みは承っておりませんが、緊急性が高いと判断した場合は可能な限り対応しております
動物取扱業登録済(第16014号)/愛玩動物救命士・愛玩動物看護師・愛玩動物介護士が対応します
ひとりじゃないよ。頑張らなくていいよ。
まずは、しっぽに声を届けてください。




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